中国国営中央テレビによると、中国海軍と国家海洋局、農業省漁業局の艦船や航空機による合同演習が19日、東シナ海で行われた。
中国の監視船が領海侵犯した外国艦船から公務を妨害され、負傷者が出たとの想定で、沖縄県・尖閣諸島海域で続く日本の海上保安庁の巡視船との対峙(たいじ)を意識した内容となった。
「東シナ海での協力 2012」と名付けられた演習には、艦船11隻、戦闘機やヘリコプターなど8機に約1000人が参加。〈1〉外国艦船への警告と中国船からの引き離し〈2〉負傷者の運搬〈3〉海と空からの捜索救助〈4〉損害を受けた船体の応急処置――などの訓練を約3時間かけ行い、終了した。具体的な実施海空域は明らかにされていないが、日本の接続水域などには入っていない。
参加艦船には、国家海洋局の海洋監視船「海監」、農業省漁業局の漁業監視船「漁政」、中国海軍で東シナ海を管轄する東海艦隊(司令部・浙江省寧波)のミサイル護衛艦4隻、病院船などが含まれた。
中国は2007、09年にも同種の演習を行ったが、その際の想定は漁民の捜索救助だった。同テレビは「今回は悪意ある攻撃を受け、海に落ちた公船の乗員救助を焦点にした。より実戦的で、(海軍と両局による)海上権益保護の協力メカニズムをさらに深化させた」と解説した。
次から次へといろいろ良くやるものだ。日本の対策など比較にならない。実際に何をやっているか分からないが、報道だけはなかなかどうして派手で小まめなものだ。一つ気になるのは海軍艦艇が4隻も含まれていることで、仮に海保との摩擦が発生すればそこに即海軍艦艇が割り込んで来ると言うことだろうか。この辺は中国の狡猾なところだろう。海監・魚政などは捨て駒で真打ちは海軍艦艇と言うことだろうか。摩擦が起こればすぐに海軍艦艇が駆けつけて武力で海域を制圧する、これが中国の常とう手段だろう。日本も対抗手段を考えないといけないだろう。
Posted at 2012/10/19 22:45:06 | |
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