自民党の安倍晋三総裁は29日午前、都内で講演し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の実効支配強化策に関し「今から(海上保安庁の巡視船増強のための)予算をつけても、船ができるのは2年後だから間に合わない。退役した自衛艦を海保に移し、即応予備自衛官を海保に編入させる必要がある」と述べ、衆院選で政権を奪還した場合、緊急に警備態勢を強化する考えを明らかにした。
安倍氏は、尖閣をめぐる中国の動向に関し「明らかに実効支配を奪いにきている。毎日のように船で(周辺海域に)入ってきて、ここは中国の海だと世界に向けて言っている」と指摘。「中国は『実効支配を確立した』『共同管理しよう』と言うかもしれない。実効支配が半々になってしまったら(米国の対日防衛義務を定めた)日米安全保障条約5条が適用できるかどうかという大きな問題になる」と、強い危機感を示した。
その上で、安倍氏は「まずは物理力で(中国船による領海侵犯を)阻止しなければならない。われわれが政権を取ったら、海保、防衛省の予算を増やしていく必要がある」と強調した。
海保・自衛隊を強化するのは悪いことではないが、護衛艦を海保の巡視船にというのは装甲車をパトカーに使うようなものだろうか。第一、維持とメンテナンスに金がかかって仕方がないだろうし、日本の護衛艦は予算削減で目一杯で作ってあるので退役時はもうほほとんどボロボロと聞いたことがある。太平洋戦争中は海防艦を2ヶ月くらいで量産していたのだから少し手をかけても半年くらいで作れるんではないだろうか。戦時標準艦ではないが、3種類くらいの巡視船を量産したらどうなのだろう。もっともそんなに作っても乗り組む人間がいないと話にならないが、・・・。やはり軍備と言うのは手を抜いてはいけないということだろう。
Posted at 2012/11/29 21:36:17 | |
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