尖閣諸島(沖縄県)周辺海域での中国公船の航行が常態化する中、海上保安庁が、同海域を管轄する第11管区海上保安本部(那覇市)に巡視船を増強配備し、中国公船への対応に当たる“尖閣部隊”を設けることが23日、分かった。海保幹部が明らかにした。中国公船の展開の長期化が懸念される中、専属的な対応が不可欠と判断した。
9月11日の尖閣諸島国有化後、台風通過など気象条件悪化のケースを除き、尖閣諸島周辺海域での中国公船の航行は常態化。領海侵犯も週1、2回のペースで繰り返し、すでに計19回に上る。
さらに、海洋監視機の領空侵犯など中国側の示威行為も多様化。また、対日強硬姿勢が懸念される習近平総書記をトップとする新体制も誕生した。
これに対し、海上保安庁は全庁を挙げて対応に当たる。当初は大漁船団の襲来も懸念されたことから、全巡視船艇(約360隻)の約1割に当たる約40隻を集めた。大漁船団の襲来はなかったが、中国公船は引く気配を見せず、海保は情勢をみながら全国的な巡視船の運用を強いられている。
こうした状況に、海保幹部は「尖閣での中国公船とのにらみ合いの長期化は避けられない」と分析。一方で、海難救助や海上犯罪の取り締まりなど通常の業務も抱えていることから、このまま全庁的な対応を取り続けるのは困難と判断し、11管に巡視船を増強配備し、専門的に対応に当たらせる方針を決めた。
海保幹部は「中国公船に1対1で対応できる増強を行う」とする。海保では常時展開する中国公船は今後も5隻程度とみており、増強は少なくとも同程度になる見通し。増強された巡視船などは、沖縄県の石垣島にある石垣海上保安部を拠点にするという。
海保版タスクフォースの誕生、良いアイデアだと思う。常時5隻を尖閣に張り付けると全体では15隻程度の巡視船が必要だろうか。高速で強武装の新型を割り当てるのだろうが、少ない人員と船舶で通常の業務も行わないといけない海保には大きな負担だろう。s馬手出来る限りの人員増と巡視船の増強が必要だろう。戦時中に海防艦を量産した方法で建造すれば大量に増産が出来るだろうが、そこまでの必要もないし、乗組員もいないだろう。せめて5年で1万5千人程度まで増員して巡視船も20隻ほど増強すれば少しは回るようになるだろか。しかし、2千人の人員増はなかなか厳しいかも知れないが、・・・。
Posted at 2012/12/24 17:34:02 | |
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