米国防総省は5月31日、最新鋭ステルス戦闘機F35の開発見通しに関する報告書を議会に提出した。航空自衛隊も次期主力戦闘機として採用する空軍仕様のF35Aについて報告書は、2016年12月までに開発完了を意味する「初期運用能力」(IOC)を獲得し、実戦配備が可能になるとの見通しを示した。
航空自衛隊は2017年3月末までに、米国から空軍仕様4機の引き渡しを受ける予定で、米国での配備とほぼ同時期に受け取る形となる。
しかし、調達計画に関する最新の内部報告書(SAR)によると、至近距離での空中戦に欠かせない短距離ミサイルなどの性能が発揮できる最終型ソフトウエア「ブロック3F」の納入は17年8月の見通しだ。
米国防総省は産経新聞の取材に、日本に売却するF35には3F型ではなく、至近距離の空中戦が不可能な「3I型」が搭載されると明言、日本側の要求を満たさない戦闘機しか納入できないことを認めた。
米国防総省は、F35の量産承認はさらに遅れて19年夏以降になると見積もっており、完成品の量産開始と実戦配備の時期は依然、不透明なままだ。
報告書はまた、海兵隊仕様の垂直離着陸型F35Bについて、15年12月の配備を目指すとした。最初の国外配備先として、17年中の米軍岩国基地(山口県岩国市)が予定されている。
最新鋭ステルス戦闘機J20(殲20)の開発、配備を急ぐ中国軍に対し、航空自衛隊や嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の米空軍とともに、東シナ海での制空権維持と島嶼(とうしょ)防衛に備えるのが狙いだ。
どうも困った戦闘機あが決めてしまったものは仕方がない。4機を導入したからと言っていきなり実戦配備するわけでもないしソフトが完成したら追加で装備すればいいだろう。それにしても近接空戦モードの開発が遅れているということはこの機体は戦闘機ではなく侵攻攻撃機と言うことだろう。いっそのことB型にした方が面白かったのかもしれない。
Posted at 2013/06/02 13:57:24 | |
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