海上自衛隊が3月より配備を始めた最新鋭哨戒機P-1に深刻な不具合が見つかり、海自は安全性に問題があるとして飛行を停止した。環球時報が報じた。
P-1は世界最先端の技術を搭載した哨戒機であり、対艦・対地ミサイルを搭載でき、爆撃機に匹敵する能力を持つ。高い潜水艦探知能力を持つP-1は日本が尖閣諸島(中国名:釣魚島)を含む日本近海での警戒監視を行ううえで重要な役割を担う主力機だ。
防衛省によれば、P-1の試験飛行中にエンジンが停止するトラブルが発生し、試験飛行を停止した。純国産哨戒機でもあるP-1に深刻な問題が見つかったことで、6月末に予定されていた追加配備は延期される見通しだ。
P-1の巡航速度は時速833キロメートル、実用上昇限度は1万3520メートルに達し、世界で飛行性能がもっとも優れた哨戒機だ。海自の現在の主力哨戒機であるP-3Cをはるかに上回るばかりか、米国の次世代哨戒機のP-8よりも高性能なP-1には中国も警戒心をあらわにしていたが、今回の配備延期によって尖閣諸島を含む今後の日本近海の警戒監視体制に影響が出る可能性が浮上した。
尖閣諸島に絡むP-1のトラブルに対し、中国のネット上では「そのまま墜落してしまえばよかったのに」という意見や「所詮、日本が作る航空機なんてその程度」という書き込みなど、飛行停止を喜ぶ声が多い。
一方で「釣魚島を巡るバランスが崩れて、問題は長期化、複雑化している。日中双方が知恵を働かせて、新しいバランスを見出して日中関係が友好的に発展することを望む」といった現状を憂う意見も見られた。
中国は日本のP1のトラブルを喜んでいるようだ。量産化に合わせてエンジンの制御ソフトかあるいはエンジンナセルの形状でも改修したのだろうか。飛行中にエンジンが停止するというのは確かに重大なトラブルだが、それほど深刻にはならずに解決するだろう。まあ少し中国様を喜ばせてやろう。
Posted at 2013/06/22 00:43:49 | |
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