第11管区海上保安本部(那覇市)によると、10日午前10時27分頃から同45分頃にかけて、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島沖の領海内に、中国海警局の公船「海警」7隻が侵入した。
海警による領海侵入としては最多。中国公船としては4月23日の8隻以来、2番目の規模となった。海上保安庁の巡視船が領海から出るよう警告している。
昨年9月11日の尖閣諸島国有化以降、中国公船が領海に入った日数は計63日となり、今年に入ってからは計43日に上る。
海警7隻のうち4隻は、4日から尖閣諸島沖の接続水域(領海の外側約22キロ)内を航行しており、6日にも一時、領海に入った。ほかの3隻は10日午前7時6分頃から同8時8分頃にかけて、久場島沖の同水域に入るのが確認された。
外務省の斎木昭隆事務次官は10日、中国の程永華駐日大使を同省に呼び、中国公船8隻が同日、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領海を侵犯したことに強く抗議した。斎木氏は現在の日中対立について「中国公船の意図的な挑発行為に根本的原因がある」と批判。9日に尖閣に接近した中国軍所属とみられる無人機に関しても、挑発的な飛行を自制するよう伝えた。
これに対し、程大使は尖閣について中国の領土と主張。会談後、記者団に対し「1年前の日本政府の(尖閣)買い上げは、中日関係に混乱をもたらした」と批判した。
尖閣諸島国有化1年であれやこれやと挑発を繰り返す中国だが、何かのきっかけがあれば武力行使に至るのだろうか。中国はこの島の領有権取得を決してあきらめないだろうから今後もこんな状況が続くのだろう。無人機と言うのも考えたようだが、これが領空を侵犯した際に撃墜したら武力を行使するつもりだろうか。どの道武力行使を免れないのなら一度叩いておくのも良いかもしれない、勝ち目があるうちに。
Posted at 2013/09/10 22:49:09 | |
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