政府は、2014年度から5年間の防衛予算の大枠となる次期中期防衛力整備計画(中期防)総額について、11年度からの中期防(23兆4900億円、今年1月廃止)を1兆円前後上回る約24兆5000億円とする方向で最終調整に入った。
中期防総額は2回連続で削減されてきたが、厳しさを増す安全保障環境に対応するため、防衛予算の増額が必要と判断。14年度の防衛予算も、2年連続で増やす。
中期防は、安全保障政策の基本方針となる「防衛計画の大綱(防衛大綱)」に併せて作られるもので、艦船や航空機など装備品の整備計画と必要な予算額の5年分を示したものだ。過去6回作られているが、財政悪化を受け、総額は01年度からの中期防(25兆1600億円)をピークに、減少傾向にあった。
一方で、海洋進出を強化している中国は、公表されている国防費が2013年度で約7202億元(約9兆3622億円)と過去10年間で約4倍になるなど、軍拡を急速に進めている。
政府は、予算の増額に加えて、戦車など陸上戦力を縮減するなど防衛態勢の効率化を進め、海空戦力の整備に資源を集中させる考えだ。沖縄県・尖閣諸島など離島防衛を想定したもので、具体的には、イージス艦や早期警戒機、空中給油機などを購入する一方、水陸両用機能を備えた部隊の充実を図る方針だ。
金額に限りがあるので日本のような国家は海空重視にならざるを得ないだろう。戦車くらいは500両程度の規模を維持したいと思うが、・・・。財務省は防衛費の伸びを何とか抑制しようとするが、社会保障費に比べれば微々たる額だろう。他の先進国並みに考えれば10兆円程度でも良いと思うのだが、なかなかそうもいかないのだろう。せめて戦闘機の数くらいはもう少し増やした方が良いと思うのだが。今の数ではいかにも少なすぎるように思える。
Posted at 2013/12/10 23:48:22 | |
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