2014年11月28日
クラッチとブレーキのレバーを換えた時に、レバーに空気抵抗軽減のスリットが付いているのを見て、「こんなものを付けてもどの程度空気抵抗が減少するだろう。要はデザインだろう」と思ったが、どうもそうではないらしい。
スリットが付けられたものもあれば丸い穴が開けられたものもある。高速になるとレバーが空気圧に押されてブレーキがかかるそうだが、それを避けるために空気抵抗を減少させるエア抜きが切られているのだそうだ。
特に200キロ以上の高速になると実際に空気圧でレバーが押されるらしい。それでブレーキがかかると言うよりは押されてブレーキランプが点灯することを避けるためと言う。確かに高速でテールトゥノーズで競り合っている時にブレーキングポイントでもないのに先行車のブレーキランプが点灯したりすれば後続車は迷惑だし、また危険でもある。それを避けるためと言うのが理由のようだ。
うーん、なかなか読みが深い。レバーの長さが短いのも抵抗を減らす工夫だろうか。一般公道を走るような通常の走行では200キロ以上の速度を出すことはないだろうが、レースだとそうではないだろう。そのためにこんな工夫をしているようだ。
F1も周回タイムを1秒縮めるのに莫大な金と時間を費やすそうだし、ダウンフォースを1キロでも増やすために様々なウィングやフィンを付けて膨大な時間、風洞試験を繰り返すそうだ。
レーシングバイクも同様なのだろう。1グラムでも軽く、少しでも抵抗を減らし、タイヤのグリップ力を上げて速度を稼ぐ。そのためには金には糸目を付けない。それがレースなのだろう。なかなか厳しいものがある。でもそれだからこそレースは魅力的で面白いのだろう。ちょっとやってみたいが、無理だろうなあ。耐久には興味があるのだけど、・・。
Posted at 2014/11/28 00:45:04 | |
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