2015年12月04日
海上自衛隊の次期多用途ヘリコプターに関し、防衛相直轄の特別組織である防衛監察本部が、機種選定の過程で不正があったとの公益通報に基づき、海上幕僚監部などの担当部署に特別防衛監察を行っていることが3日、複数の防衛省関係者への取材で分かった。主要装備品の調達をめぐり、特別防衛監察が実施されるのは極めて異例。
監察の影響で機種選定作業は中断している。監察本部は関係書類を精査、海幕や内部部局で選定に関与する整備計画局の自衛官らから事情を聴き、選定過程に問題がなかったか調べている。
関係者によると、海自が選定を進めていたのは、現在救難ヘリとして運用しているUH60Jの後継機で、ヘリ搭載型護衛艦での運用を想定したもの。担当部署レベルでは現行機と同系列の「SH系」(三菱重工業)を推したが、海幕上層部の判断で、「MCH系」(川崎重工業)に変わったという。
汎用と言うことを考えると大型のMCH系の方がいいのだろうか。運用と言うことであれば多数装備されているSH系の方に軍配が上がるのだろうか。しかし、MCH系は「むらさめ」型護衛艦の格納庫には収容できないと言う。考えられるのは陸自の多用途ヘリ選定にもれた川崎重工への配慮か。何と言ってもこうした装備品の調達はものの使い勝手だけではなく防衛産業への配慮なども絡んでくるので難しいものがあるのだろう。
Posted at 2015/12/04 16:01:31 | |
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2015年12月04日
アシュトン・カーター(Ashton Carter)米国防長官は3日、最前線での戦闘任務を含む全ての職種への女性の配属を認める方針を発表した。この決定により、何世紀もの間続いてきた女人禁制の伝統に終止符が打たれることになった。
カーター長官は「例外は認めない」と言明。先には海兵隊から、男女混合部隊は男性のみの部隊とは同等の有効性が期待できないという提言が出されていたが、それをも却下した歴史的な方向転換となった。
同長官は、平均的な身体能力に性差があることは認めながらも、戦闘要員に求められる極めて高い身体能力水準に到達できる女性も多く、逆に男性だからといって全員が同じ水準に届くわけではないと指摘。
その上で、今後は女性兵士も、陸軍のレンジャーとグリンベレー、海軍のシールズ(SEALs)、海兵隊の歩兵部隊、空軍の空挺部隊といった特殊部隊をはじめ「これまで男性のみに認められていたあらゆる任務に就くことができる」と述べた。
一方で、強靭(きょうじん)な肉体が求められることに鑑みれば、機会を均等化したからといってあらゆる任務で男女同数の配属になるとは限らないと強調。米軍には現在、兵士138万人が所属しており、うち女性は15.5%となっている。
バラク・オバマ(Barack Obama)政権は2013年、歩兵隊、砲兵隊、装甲部隊、特殊部隊も含むあらゆる戦闘任務の門戸を2016年までに女性兵士にも開いていくよう要請していた。しかしオバマ大統領は国防総省に対し、作戦遂行上の制約がある場合は例外措置を求めていく機会を残すとしていた。
国防総省の覚書によると、この変更は来年1月2日以降「実施が可能な限りなるべく早く」、遅くとも4月1日までに適用されるという。
米国では、女性自身が、「女性も戦闘に参加して戦死しなければ男女同権は達成できない」と主張していたそうだから、今回のこの決定も自然の成り行きなのだろう。特殊部隊などでは男女の居住区を分離せずに同じ兵舎で生活していると言う。有事即応体制下では一々女性宿舎まで連絡に行くなどということは出来ないので当然なのだろう。日本も徐々にそうなっていくのだろうか。
Posted at 2015/12/04 14:41:41 | |
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2015年12月04日
菅直人元首相が、東京電力福島第一原発事故時の対応を批判した安倍晋三首相のメールマガジンの記述で名誉を傷つけられたと訴えた裁判で、東京地裁は3日、菅氏の損害賠償などの請求を退けた。「菅氏が止めた」と記述された原子炉への海水注入について、判決は「菅氏には注入を中断させかねない振る舞いがあった」と指摘。「記述は重要な部分で真実だ」と述べた。菅氏は控訴する方針。
判決によると、安倍首相は野党当時の2011年5月20日付のメルマガで、原子炉を冷やすための海水注入について「やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです」などと書いた。
判決は、海水注入をめぐる官邸での会議について、国会の事故調査委員会が「総理の発言を契機に海水注入の議論が仕切り直しになり、東電本店が注入停止を決断するに至った」と指摘した点を引用。「記述は重要な部分で真実」と判断する根拠とした。
海水注入は、実際には中断されなかったことが、後の東電の発表で明らかになっている。
判決後、菅氏は東京都内で会見。判決について「海水注入は中断していないと認めているのに、『中断した』との記述を真実だとするのは論理矛盾だ。とても納得できるものではない」と批判した。
安倍首相は事務所を通じ、「官邸における原発事故問題の本質を真正面から認めていただいた。真実の勝利ではないかと思います」との談話を出した。
当時、バ菅が、「俺は原子力には詳しい。海水を注入すると臨界を起す」とか騒いで海水の注入を中断させていると散々ニュースで報道していたじゃないか。何を今更うだうだ言っているんだ。福島第一原発がメルトダウンしたのはお前のせいだろう。
Posted at 2015/12/04 14:40:27 | |
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