• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ntkd29のブログ一覧

2016年03月09日 イイね!

あり得ないことが、(56)




「百戦錬磨のお姉さんを舐めるんじゃないよ。私はね、あんたみたいな世間知らずの我儘が大嫌いなの。あんたがハゲタカに食われようが身ぐるみはがされようが私の知ったことじゃないけどね。そうなったら悲しむ人がいるんでしょう。少しはその人達のことを考えなさい。」

 
クレヨンは本当にサルのような姿になって何やら意味不明のことをわめきながら何度もつかみかかって来たが、その度に床に投げ飛ばしてやった。基本的に僕は男なのだからやることは純粋の女とは違って荒っぽいんだろう。勿論怪我をしない程度に手加減はしていたが。

 
社長や北の政所様は呆れたように眺めていたが、北の政所様は自分の時を思い出したのかやや苦笑いの態だった。

 
何度も投げ飛ばすうちにさすがのクレヨンも疲れたのか床にうずくまったまま肩で息をして立ち上がって来なくなった。ぼくはその腕をつかむとクレヨンの体を引き起こしてソファに座らせた。そして呆けたように立ち竦んでいたお手伝いが両手で持っていたバスタオルを引っ手繰ってクレヨンの髪を拭いてやった。そして顎を軽くつかむとうつむいていたクレヨンの顔を上げさせた。


「あんたね、いろいろ事情があるのかもしれないけど、もう少し気合を入れて生きないとこの先とんでもない目に遭うわよ。一体今のあんたに生きていくためのどんな才能があるというの。言っとくけどあんたの自慢の英語なんて全く使い物にならないからね。それから日本語もね。お父さんの傘の下でちゃらちゃら生きていないで少しは真剣に自分で生きることを考えなよ。この世の中を舐めるんじゃないよ。」

 
クレヨンが僕の言うことを素直に聞くなどとは欠片も思ってはいなかったが、こいつのためにさせられた苦労を考えればこのくらいしても罰は当たらないだろう。


「ねえこの辺に美容室があったら予約してくれませんか。」


僕はお手伝いを振り返って頼んだ。


「この皿うどんみたいな髪を何とかしないとね。丁度濡れてしまったんだから少し切ってストレートパーマでもかけてもらったら。」

 
クレヨンに話しかけるといきなり顔を振って僕の手を振りほどいた。そして僕の顔につばを吐きかけた。


「舐めたまねをするんじゃないって言ったわよね。」

 
僕はクレヨンの腕をつかんでもう一度引き起こすとさっきよりも少し強めに床に投げつけた。受身など取れないだろうから頭を打たないように腕をつかんで上半身を支えていてやったので怪我をすることはなかったが、骨盤にかなりの衝撃があったんだろう。クレヨンは「グッ」という声を上げて床に伸びた。そのクレヨンの髪をつかんで上半身を引き起こして「百戦錬磨のお姉さんを舐めるんじゃないと言ったでしょう。」ともう一度警告をしてやった。


「佐山さん、ちょっとやりすぎじゃないか。」


さすがに見かねたのか社長が口を挟んだ。


「私に任せるって言いましたよね。だったら口を挟まないでください。」

 
僕は思わず口走ってしまったが、これでは僕がこのサルの面倒見ることを同意したことになってしまう。しまったと思ったが、もう遅かった。社長はそれ以上は何も言わずに引き下がった。


「起きて普通の服に着替えるのよ。いいね。分かったわね。」

 
僕はクレヨンを起こすとお手伝いに引き渡した。お手伝いはクレヨンを支える様にして応接間の外に連れ出した。


「あなたって本当にやることが過激で凶暴なのね。一体若い頃何してたの。」


北の政所様は呆れた様に僕を見た。


『ええ若い頃からついこの間までずっと男してましたから。』

 
そう言ってやろうかと思ったが、もっと状況がこじれそうだからやめておいた。しばらくするとトレーナーに着替えたクレヨンが応接間に姿を現した。髪はゴムで束ねて落書き化粧なしの素顔だった。わけの分からない化粧を落としてみれば普通の若い娘の顔だった。

 
美容院の予約が取れたそうでクレヨンはそのままお手伝いと一緒に髪を切りに出かけた。三人になると社長が早速口を開いた。


「いや、本当に佐山さんに引き受けてもらってありがたい。本当に迷惑をかけるけど是非よろしくお願いしたい。僕が一緒にいるわけにはいかないし、冴子でも年が離れ過ぎて具合が悪い。それにどうもそういう性格ではないようだしなあ。冴子は。」

 
さっきの一言がまずかった。『私に任せるんでしょう。口を出さないで。』なんて思わず口走ってしまったのが失敗だった。社長はもうすっかりその気になってしまっていた。


「この家は好きに使っていいそうだから。必要な経費はお手伝いから受け取ってくれ。取り敢えずここに三十万用意してあるのでこれを遣って必要なものを買い揃えるなり何なりしてくれ。」


社長は封筒を差し出した。


『そうして君たちは何でも金で始末をつければいいってものじゃないだろう。』


社長に一言言ってやりたかったが、そうも言えない宮仕えの辛さがあった。


Posted at 2016/03/09 21:25:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | 日記
2016年03月09日 イイね!

中国は友人か、敵か、だって?敵に決まっているだろう。




中国の王毅外相は8日、北京で開会中の全国人民代表大会(全人代)に合わせて記者会見した。日中関係について「改善の兆しが見えたものの、楽観はできない」と表明。理由として「日本の為政者の対中認識に問題がある。発展する中国を友人、パートナーと見ているのか、それとも敵、ライバルなのか」と述べた。


経済分野や民間レベルの交流が改善基調なのに対し、北朝鮮の核実験実施を受けて岸田文雄外相が求めた外相電話協議に中国側が応じないなど、政治面では足踏み状態が続いている。王氏の念頭には、南シナ海の問題で安倍晋三首相らが米国などと足並みをそろえ、対中批判を強めているとの警戒感があるとみられる。




王氏は両国の友好関係の伝統に触れた上で、「日本の政府や指導者は絶えず関係改善したいと言いながら、至るところで中国とトラブルをつくっている。二面性を持った人のやり方だ」と不満を述べた。
 


一方、朝鮮半島情勢については「火薬のにおいがしている」と危機感を表明。「北朝鮮との伝統的な友好を大切にするが、核やミサイルの開発を中国が容認することはない」として、国連安全保障理事会の制裁決議の履行を明言した。
 


同時に「半島の安定が根本的に破壊されることを座視しない」と語り、米韓合同軍事演習などを念頭に、関係国に自制を要望。6カ国協議の関係国のうち、北朝鮮を除いた5カ国や4カ国による協議の開催に前向きな姿勢を示した。
 


南シナ海の諸島で軍事施設の整備を進めていることに関しては「国際法に基づく自衛権の行使だ」と強調。「『軍事化』という帽子は、中国の頭にかぶせるべきではない。もっとふさわしい国がある」と述べ、米国をけん制した。




「中国は友人か、敵か?」バカなことを聞くな、現状では敵に決まっているだろう。二面性を持った人というがそれは中国のお家芸だろう。軍備は拡張する、日本を貶めようと画策する、尖閣諸島には巡視船をうろつかせる、勝手に東シナ海に防空識別圏を作る、南シナ海の環礁を埋め立てて軍事施設を作る、反日教育に血道をあげる、友人がこんなことをするわけがないだろう。米国も全て良いとは言えないが、少なくとも現状では中国よりもはるかに価値観を共有できるパートナーと言えるだろう。中国=超覇権主義軍国独裁国家とでも言いたいくらいだ。


Posted at 2016/03/09 17:21:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記
2016年03月09日 イイね!

高浜原発運転停止の仮処分決定




関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを滋賀県の住民29人が求めた仮処分で、大津地裁(山本善彦裁判長)は9日、運転差し止めを命じる決定をした。原子力規制委員会の新規制基準に合格した原発、さらに運転中の原発に対し、運転停止を命じる仮処分決定が出されたのは初めて。

 

2基は昨年2月、規制委の審査に合格。関電は3号機を今年1月下旬、4号機を2月下旬に再稼働させた。4号機は機器トラブルで停止している。仮処分はただちに効力が生じるため、関電は運転中の3号機の停止を余儀なくされる。

 

決定に先立ち、関電は「(差し止めが認められれば)異議と執行停止を申し立てる」としているが、関電の異議が認められない限り、2基の継続的運転は困難な見通しとなった。

 

双方の意見を聴く審尋で、これまでに住民側は「関電が想定した基準地震動(想定される最大の揺れ)以上の地震が起きる可能性がある」と主張。一方、関電側は基準地震動を超える地震が起こることは考えられないと反論。仮に基準地震動を超える地震が発生しても、「耐震対策を講じており、原発が危険な状態に陥ることはない」としていた。

 

同原発をめぐっては、再稼働前の昨年4月、福井地裁で再稼働を認めない仮処分決定が出されたが、同12月に関電の異議が認められ、決定が取り消された。住民側は名古屋高裁金沢支部に抗告している。




この手の訴訟が全国で起されているが、どうなんだろうねえ。確かに原発が事故を起こせば福島第一原発のように大惨事になる。しかし、エネルギーの安定供給の問題もある。また、二酸化炭素排出と地球温暖化の問題もある。福島第一原発の時は津波で非常用電源装置があっけなく流失したのを見て、「原発ってこんなにちゃちなものなのか」と驚いた記憶がある。非常用電源など流失損壊しないよう万全の対策をしてさらに予備電源などのフェイルセーフを行なうべきと思ったが、・・。原発廃止、それも良いが、それだけに焦点を絞らずにエネルギーの安定供給をどうするのか、それもしっかりと考えるべきだろう。


Posted at 2016/03/09 17:13:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2016年03月09日 イイね!

和解しても辺野古に基地は作らせないと息巻く沖縄県知事




沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は8日の県議会で、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の県内移設先・名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡る新たな訴訟で国に敗訴しても、移設阻止に向けて知事権限を行使できるとの考えを示した。政府と県の和解を受け、政府は新たな訴訟で判決が確定すれば移設問題は最終決着するとの認識だが、早くも解釈の食い違いが表面化した。

 

翁長知事は新たな訴訟の判決に「従う」としたうえで、「和解は埋め立て承認取り消しに伴う2件の訴訟についてのもの。今後の国からの設計変更などは、法令に従って適切に判断していく」と述べた。国による設計変更を知事が承認するかなどは和解の範囲外との解釈で、判決確定後も移設阻止に向けて対抗する構えをみせた。和解成立後に、移設推進の主張を繰り返す政府側をけん制する狙いがあるとみられる。

 

和解条項では、新たな訴訟で判決が確定すれば「(双方が)判決に従い、その後も(判決の)趣旨に従って互いに協力して誠実に対応する」と確約した。菅義偉官房長官は和解した4日の記者会見でこの文言の解釈を問われ、「あいまいではない。お互いがこれで合意した」と、判決後は対決がなくなるとの認識を示していた。

 

菅氏は8日の会見で翁長氏の発言について、「(訴訟に)負けることを考えて発言されたのかと思う」と皮肉を込めた。そのうえで「国としては(裁判所の)決定に従い、和解条項を順守していく」との姿勢を示し、「和解条項は明快に書いてある。読めば分かることだ」と改めて強調した。







このおっさんも何時までもしぶといおっさんで、また、訴訟合戦を繰り返すつもりか。政府は和解条件確認訴訟でも起こすか。困ったものだ。辺野古を白紙に戻しても普天間は返還されず、固定化が継続されるだけだ。新たな候補地を探すと言ってもこれと言う場所はないし、また時間がかかる。辺野古移転で普天間を返還、これが現時点では最良だろう。それとも独立でもして中国につくか。


Posted at 2016/03/09 15:06:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2016年03月09日 イイね!

国連女子差別撤廃委員会、恐れ多くも皇室典範を批判




国連女子差別撤廃委員会が日本に関してまとめた最終見解案に皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性への差別だとして、皇室典範の改正を求める勧告を盛り込んでいたことが8日、分かった。日本側は駐ジュネーブ代表部を通じて強く抗議し、削除を要請。7日に発表された最終見解からは皇室典範に関する記述は消えていた。

 

日本側に提示された最終見解案は「委員会は既存の差別的な規定に関するこれまでの勧告に対応がされていないことを遺憾に思う」と前置きし、「特に懸念を有している」として「皇室典範に男系男子の皇族のみに皇位継承権が継承されるとの規定を有している」と挙げた。その上で、母方の系統に天皇を持つ女系の女子にも「皇位継承が可能となるよう皇室典範を改正すべきだ」と勧告していた。

 

日本側は4日にジュネーブ代表部公使が女子差別撤廃委副委員長と会い、皇位継承制度の歴史的背景などを説明して「女子差別を目的とするものではない」と反論し削除を求めた。副委員長は内容に関する変更はできないが、日本側の申し入れを担当する委員と共有するなどと応じたという。7日の最終見解で皇室典範に関する記述が削除されたことについて、委員会側から日本政府への事前連絡はなかった。

 

皇室典範に関しては、2月16日の対日審査だけでなく、日本政府が昨年9月に提出した報告でも触れていない。過去の最終見解でも言及されたことはない。外務省によると、2003年7月の対日審査で、皇太子ご夫妻の長女、愛子さまが女性天皇になる道を開くために「皇室典範の改正を検討したことがあったか」との質問が出たことがあっただけだという。

 

ジュネーブ代表部は4日、慰安婦問題についても「日本政府の説明を全く踏まえていない内容で極めて遺憾で受け入れられない」との申し入れを行った。






おのれ、国連、恐れ多くも、ついに金枝玉葉の御身にまで口を出すか。個人的には女帝があっても良いと思うが、遺伝子の問題で女性の場合は血統を半分しか受け継げないとか。しかし、この国で皇室、特に天皇皇后両陛下は特別の存在なんだと思う。東日本大震災で避難所を事務的に視察したバ菅総理には、「なんだ、もう行くのか」と極めて的を得たことを言った被災者がいたが、両陛下にそんなことを言ったものは皆無で、また、両陛下も被災者の前に跪いて同じ目線でていねいに慰労されていた。この国では皇室については永遠に大日本帝国でこれだけ国民の支持され受け入れられているものに部外が口を挟むべきではない。何しろ2,700年もこの国の頂点に君臨してきたのだから。


Posted at 2016/03/09 15:05:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記

プロフィール

ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

愛車一覧

トヨタ GRヤリス トヨタ GRヤリス
基本的には前期型と大きな変化はないが、インパネは液晶デジタルになってずいぶんすっきりした ...
ホンダ CB1300 SUPER BOL D'OR (スーパーボルドール) CB1300スーパーボルドールM2018 (ホンダ CB1300 SUPER BOL D'OR (スーパーボルドール))
外観 もうこれは美しいという以外にはない端正なバイクではある。ホンダは「威風なる血統」 ...
トヨタ GRヤリス トヨタ GRヤリス
今度はGRヤリス、・・(^^♪。昨年GRヤリスの納期が1年半以上と聞いて速攻で契約してし ...
トヨタ 86 トヨタ 86
元々トヨタ党だったが、ちょっと浮気してダイハツコペンに乗っていた。しかし、ディーラー氏と ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation