民主党と維新の党は27日に合流し、新党「民進党」を旗揚げする。民主党の岡田克也、維新の党の松野頼久両代表は25日、国会内で会談し、合併協議書に調印した。一連の合併手続きを終え、民主党は20年の歴史に幕を閉じる。新党の執行部人事も固まり、代表代行には民主党の蓮舫、長妻昭両氏と並んで維新の江田憲司前代表を充てる。
岡田氏は25日の記者会見で「民進党としてもう一回、国民に信頼され、日本政治の本流を担える政党をつくる」と強調した。岡田氏は結党大会で新代表に選任され、その後、執行部人事を正式発表する。
代表代行に就く江田氏は当初、合流にこぎつけた実績から松野氏を推していた。しかし、岡田氏らが就任を再三要請し、受諾した。旧結いの党の代表も務めた江田氏の動きを、民主党内には警戒する見方もあり、「執行部に取り込むことで動きを抑える」(民主幹部)との狙いもありそうだ。
新党の幹事長には民主党の枝野幸男幹事長が就任。政調会長には同党若手の山尾志桜里衆院議員を登用し、清新さを打ち出す。国対委員長には同党の安住淳国対委員長代理を起用する方向だ。主要ポストの大半が数に勝る民主党が占めることになるが、党内で岡田氏の執行部と距離を置いてきた細野豪志政調会長の処遇などが今後の焦点になりそうだ。
これに先立ち、民主、共産、維新、社民、生活の5野党は25日、国会内で連携協議会を開き、共産、社民、生活3党が検討している夏の参院選に向けた共通政策案などについて協議した。
枝野氏は政策案に盛り込まれた消費税再増税の凍結について、「増税先送りは安倍晋三首相のアベノミクスの失敗なのに、『野党が強く反対するから増税を止めました』と首相を手助けする形になりかねない」との懸念を示した。
衆院選の選挙協力については民主党が慎重姿勢を崩していないこともあって、各党が努力することにとどまり、選挙協力に前向きな共産党との溝は埋まらなかった。
党名が変わってもこの政党が日本の政治の本流に戻って政権を担当するなどと言うことはあり得ない。変わるには人が変わらないとダメで中身が変わらないのにどうして変われるんだ。江田氏もどちらかと言えばおおさか維新に近いのかと思ったが、こういう人間だったのか。野党連合は何時かの細川バカ殿政権と一緒で取り敢えず数で政権が取れるならとくっついたが、結局どうにもならなかった。その流れにバラけていた反自民の諸派がくっついて出来たのが民主党だろうが、結局、政治理念と具体的政策を掲げて実行することが出来ずに自滅、そうした負の経験がありながら何度も同じことを繰り返すのだから進歩がない。数をまとめて取り敢えずと言うのは政治ではなく選挙遊戯、こんなものに期待する方がおかしい。
Posted at 2016/03/26 10:31:33 | |
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