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2016年09月26日 イイね!

翼の向こうに(25)




「あまり遠くに行くんじゃないぞ。」


高瀬が大声を上げたが、特に子供達の動きを気にする様子もなく例の女性と車の近くの河原に座り込んだ。私と小桜も二人から少し離れた場所に並んで腰を下ろした。


「さっき別れたばかりなのに、こんなに早く会えるとは思わなかった。」


私は走り回っている子供達を目で追いながら小桜に話しかけた。


「私もお二人を見た時は驚きました。でも、どんな形でもお会い出来て嬉しいです。」

 
小桜は口に出したとおり本当に嬉しそうだった。そしてそれよりももっと嬉しそうにしていたのが高瀬達だった。二人は手を握り合ってしっかりと寄り添い、今にも抱き合わんばかりだった。私はちょっといたずら心を出して高瀬に声をかけた。


「高瀬、昼はどうするんだ。何か用意してあるのか。」

 
私の呼びかけに高瀬はいとも簡単に寄り添っていた女性から離れて立ち上がると私の方に向かって歩いてきた。


「そうだった。食事は主計の連中に頼んで握り飯を用意させた。陸戦用の烹炊用具を持ってきているので湯を沸かしてお茶でも入れてやろう。ちょっと手伝ってくれ。」

 
高瀬は子供達に向かって薪になるものを集めるように言った。子供達はその言葉に従って河原に落ちている棒切れや木片を拾い集めて運んできた。私と高瀬は河原の石を集めて炉をこしらえ、そこに子供達が集めた木片を入れて火を点けた。小桜たちは車から材料を降ろして食事の支度を始めた。車に積まれていた大きな包みを開けると握り飯の他に海苔巻も出てきて子供達は大喜びだった。


「その他に大人たちのお楽しみ。」


高瀬は小さな包みを取り出した。そしてその包みを飯盒に投げ込んだ。


「それは何だ。」


私が尋ねると高瀬は「珈琲だ。」と答えた。


「珈琲か。本物なのか、何年ぶりだろう。どうして手に入れた。」


「司令の来客用だ。一掴み、くすねて来た。」


それを聞いて小桜達が笑い出した。


「それに砂糖だ。珈琲に入れるといい。」


包みには真っ白な精製した砂糖が入っていた。


「こんな真っ白な砂糖なんて、もったいなくて。」


「校舎に置いてきた荷物の中に何キロか入っている。子供達に何か甘いものでも作ってやるといい。軍の備蓄物資だ。倉庫の中には有り余るほど積んである。」

 
高瀬は自分から珈琲を金物のコップに取り分けると無造作に砂糖を放り込んで飲み始めた。私は小桜達に珈琲を取り分けてやった。それから自分の分をカップに注ぐと砂糖を加えて一口飲んで煙草を出して火をつけた。戦が迫っているといっても、そんなことはかけらも感じさせないのどかな春の午後だった。

 
食事も終わって子供達はそれぞれいくつかのグループに分かれて遊び始めた。高瀬は恋人の膝枕でまどろみ始めていた。そんな高瀬が突然弾かれたように起き上がった。


「爆音が聞こえる。紫電じゃない。」


今までに聞いたことのないほど神経質な高瀬の声だった。


「子供達を集めろ。早く。」

 
高瀬が叫んで駆け出した時には爆音は私にもはっきりと聞こえていた。そして音のする方向に四つの黒い点が見え始めた。


「急げ、急げ。林に入れ。」

 
高瀬は子供達に向かって大声で叫びながら走った。私も小桜たちを窪みに伏せさせると動かないように言ってから手近なところから子供達を避難させたが、一組を岩の陰に導いたところで敵の最初の一撃が来た。私にとっても初めて間近で見る敵機の姿だった。輝くような銀色の機体に尖った機首、短く左右に広がった翼、そして尾部全体を鮮やかなブルーに塗り分けていた。

 
爆音、機銃の連続的な発射音、機銃弾が石に当たって跳ね返る音、舞い上がる土煙、最初の一撃で河原は慈悲のかけらもない戦場に変わった。続いて第二撃、今度は尾部を赤く塗った機体だった。誰もが動くこともままならなかった。最も離れた川の流れの近くにいた子供達の一団は最初の一撃で全く我を忘れて、ただ呆然と立ったまま空を見上げていた。その子供達に向かって残りの二機が降下していった。


「伏せろ、伏せろ。」

 
高瀬や私の叫び声は茫然自失の子供達には届かなかった。敵の三、四番機はその子供達を指向して降下して来た。私は飛び出そうとしたが、泣き叫ぶ子供達を抑えるのに手一杯で身動きが取れなかったし、たとえ出て行っても子供達をその場に伏せさせるくらいが精一杯で避難させることなど到底出来そうになかった。


「皆、動くな。」

 
爆音にかき消されそうな高瀬の声が途切れ途切れに聞こえた。その時目の前を人が走って行くのが目に入った。高瀬の恋人だった。


「伏せろ、動くな。」

 
私と高瀬が交互に叫んだが、彼女は意に介さずにまっしぐらに川の淵に立って泣き叫んでいる子供の一団に向かって駆けて行った。そして子供達にもう少しで手が届くところまで走った時、第三撃が、続いて第四撃が加えられ河原に機銃弾が荒れ狂った。舞い上がる土煙の中に体を機銃弾に貫かれ河原にたたきつけられるように倒れ込む女性の姿が見えた。

 
土煙が収まると倒れている高瀬の恋人や子供達がはっきりと見えたが、敵機が低空を旋回していたために近づくことが出来なかった。敵は旋回しながら我々が動こうとすると降下を繰り返し、頭上すれすれを通り過ぎては牽制した。そうして敵機はしばらく上空に止まった後、南東の方向に去っていった。


敵機が去ると我々は川の淵へ急いだ。そこには凄惨な光景が広がっていた。高瀬の恋人は子供達から少し離れた場所に仰向けに倒れていた。左肩と右のわき腹に機銃の直撃を受けたらしく左腕は肩の付け根からちぎれ、わき腹は大きくえぐられて内臓がはみ出していた。そして両方の目は空に向かって大きく見開かれていた。私と小桜は無残な遺体を前にして立ち竦んでいた。


「何をしている。生きている者が先だ。」

 
私達は高瀬の一喝で我に返った。そして倒れて泣き叫んでいる子供達を一人一人抱き上げては車に運んだ。しかし手当てをするにも薬はおろか包帯に使う布切れさえなかった。小桜は自分の衣服の袖や裾を裂いて止血帯の代わりに使っていたが、そんなものでは到底足りなかった。私達三人の誰もが全身に鮮血を浴びて重傷者のように見えた。

 
生存者と子供達の遺体を運び終えた後高瀬が自分の恋人を抱きかかえるようにして運んできた。その腹部の傷からは内臓が垂れ下がり、先端から血が滴って地面や岩に赤黒いしみを作っていった。私は彼女が倒れていたところに戻って血だまりの中から残されていた彼女の左腕を拾い上げ、両手でささげるように運んで遺体の脇に置いた。


「何故、こんなところに敵の陸軍機が。あれはP五一だった。硫黄島からの戦闘偵察か。」


高瀬は独り言のように呟いた。


「とにかく町へ急ごう。」

 
高瀬は負傷した子供達と遺体を車の荷台に幌を敷いて載せて小桜に看護をするように言ってから車を発進させた。途中駐在に車を止めて高瀬は警察電話を使って基地へ連絡を取った。


「軍医と衛生兵、それに火葬のための薪と油を頼んだ。」

 
子供達の疎開所になっている分校に着いた時には部隊はもうすでに到着していて治療の準備もすっかり出来ていたが、ここに着くまでの間にさらに二人の子供が息を引き取っていた。結局、六人の子供と高瀬の恋人が死亡した。そしてそれ以外に五人の子供が重軽傷を負った。

 
私と高瀬は現場に来ていた飛行長に事の顛末を説明した。飛行長はただ黙って頷いた後に基地でも尾部をそれぞれ赤、青、黄、緑の四色に塗装した四機のP五一の銃撃を受けて若干の損害が生じたことを話した。


「なんて惨い奴等だ。こんな子供や女まで狙うとは。」


隊員の一人が呟いた。


「戦争とは、国家総力戦とはそういうものだ。女子供でも総力戦では立派な戦力だ。それを倒すのは惨いことでもなんでもない、当然のことなんだ。惨いのはそういう総力戦を国民に強いることだ。」

 
高瀬は淡々とした口調で独り言のように言ったが、誰もそれに答える者はいなかった。しばらくして軍医がやって来て飛行長に経過を報告した。負傷した子供のうち二名は体の中に入った弾片の摘出手術が必要ということで衛生兵に付き添われて基地内に運ばれて行った。


「全部隊はすでに戦闘体制に入っている。至急帰還する。」

 
飛行長は事態の一応の収集を図ることが出来たと判断して隊員全員に帰還命令を出したが、高瀬がこれに異を唱えた。


「死亡者の遺体の処置が終わっておりません。ここは女手一つで、しかも負傷した子供の面倒を見なければなりません。遺体をこのまま放置するのは死者に対する礼を欠きます。出来れば火葬が終わるまで付き添いたいと思いますが、許可をいただけますでしょうか。」


「よし、分かった。高瀬中尉と武田中尉は隊員四名とこの場に残って遺体の処置をしろ。終わったら速やかに帰隊せよ。」

 
高瀬は飛行長に向かって敬礼をすると遺体を安置してある校庭の隅の天幕に行き、手にした布で女性の顔を拭ってこびりついていた血液や泥を落としてやった。そしてはみ出した内臓を腹腔内に戻し、千切れた腕を体に沿わせて置き、その上をさらしで硬く巻いて最後の身繕いをさせた。そして遺体を抱き上げると、うずたかく積み上げてあった火葬用の薪の上にそっと載せた。その薪の上にはすでに五人の子供の遺体が並べてあった。

 
薪にガソリンをかけると高瀬は火を点けた。そして敬礼をすると、二、三歩後ろに下がった。その時後から「腰抜け。」と言う罵声が飛んだ。


「お前達が逃げ回ってばかりいるから、こんな罪もない子供や女が殺されるんだ。」


その声はうわさを聞いて集まって来た町の住民からのものだった。


「海軍は罪もない女子供を盾にしても自分の命が惜しいのか。」


「無敵海軍、無敵は逃げ足の速さだけか。」

 
罵声は次から次へと浴びせかけられた。住民に不穏な動きがあるという警察からの通報で引き返してきた飛行長等も何も出来ずに立ち尽くしていた。群集から石が投げ込まれ、そのうちの一つが高瀬の額に当たって血が流れたが、高瀬は真っ直ぐに立って群集を見つめたままその血を拭うこともしなかった。

 
群衆はやがて警察によって解散させられ、辺りはまた静けさが戻った。高瀬は群衆が解散すると、今度は燃え上がる炎を見据えたまま石像のように動かなかった。

 
薪は何度か足され、油がかけられたが、そのたびに火は死んだ者達の怨念が噴出したように大きく燃え上がった。日が沈んで辺りが暗闇に包まれるころ炎は消えて火葬が終わった。
高瀬は薪の燃えさしの中から遺骨を丁寧に拾い集めて骨壷に納め、それを形ばかりの祭壇に安置すると 「後を頼みます。」と小桜に言い残してトラックに乗り込んだ。


私は今夜ここに残るようにいわれた衛生兵二名に簡単な指示をすると小桜に声をかけてから高瀬の後を追ってトラックに乗った。私が乗るとすぐにトラックは疎開所を後に基地に向かって走り出した。






Posted at 2016/09/26 21:56:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説2 | 日記
2016年09月26日 イイね!

MRJ、いよいよ太平洋を渡る。




三菱航空機が開発を進めている国産ジェット旅客機「MRJ」の飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)が9月26日午後2時59分すぎ、新千歳空港へ着陸した。県営名古屋空港(小牧)から、飛行試験の拠点となる米国モーゼスレイクへ向かうフェリーフライト(空輸)の経由地で、順調にいけばあす27日にも新千歳を出発する見込み。

 

フェリーフライトのルートは、新千歳空港からロシアのカムチャツカ半島、米国のアラスカを経てモーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ北回りで向かう。26日は小牧を午後1時28分すぎに飛び立った。

 

8月27日にフェリーフライトへ出発した際、2日連続で空調システムの監視装置に不具合が起きたことから、改修を進めてきた。今回の出発前日となった9月25日には、小牧上空を20分間ほど飛行し、機体の確認作業を実施。フェリーフライトは3度目の挑戦となった。

 

三菱航空機では9月25日、飛行試験4号機(JA24MJ)が初飛行に成功。5機ある飛行試験機のうち、初号機と2号機(JA22MJ)に続き、3機が飛行試験に投入できるようになった。4号機は内装を施し、インテリアや騒音、防氷試験を実施する。

 

年内に初号機から4号機までの4機をモーゼスレイクへ持ち込む計画を進めており、4機のうち残る3号機(JA23MJ)は、10月に初飛行する見通し。




やっと太平洋を渡るか、MRJ。順調な試験飛行の進行を祈る。宇宙航空産業はすそ野が極めて広い産業でこうした産業が発展すれば国は豊かになる。がんばれ、三菱重工、そしてトヨタ、・・。





Posted at 2016/09/26 20:43:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 経済 | 日記
2016年09月26日 イイね!

大型二輪に乗ろう(渋滞はバイクにとって最大の天敵)




今日はちょっと仕事をしてから世田谷のホンダドリームにバイクの点検を受けに行った。点検自体はオイル、フィルターの交換、前輪ブレーキパッドの交換で他は問題なく終わったのだが、今日から東名集中工事で渋滞が予想される。


でも横浜町田から海老名まで5キロとのこと、「それなら大したことはない」と東名を選択。何時ものように川崎ICから入ろうとすると、「海老名渋滞5キロ・通過に60分」と表示が出ている。こんなことろでそういわれても仕方がないのでそのまま入ると、道路情報で、「厚木まで80分」とある。何時もは20分だろう。何でそんなにかかるんだ。


それでも横浜町田までは何とか流れていたが、ここから先はもうダメ、仕方がないので保土ヶ谷バイパスから横浜新道へ逃げる。保土ヶ谷バイパスも横浜方面は流れていてすぐに新道に到着、横浜新道も流れているので、「これはラッキー、下道迂回大正解」と喜んだ。


そうしたら「戸塚料金所から戸塚渋滞2キロ」の表示、まあ、2キロくらいならと思ったが、なんの2キロどころか、一国は戸塚から新湘南入口まで大渋滞、結局通過に1時間以上もかかった。


バイクはねえ、渋滞が最も手強い天敵でクラッチを握る手は痛くなる、オーバーヒート気味でラジエターの送風ファンは回りっぱなしで熱いのなんの、のたのたずるずる走るのに四輪は何の苦労もないが、バイクはバランスを取るのにそれはそれは大変な努力が必要だ。


四輪は渋滞に巻き込まれてもうざいだけでエアコンの効いた車内で冷たいものも飲めるし、たばこも吸えるし、くっちゃべっていてもいい。バイクは半クラ調整、ブレーキ調整、バランス調整、そしてラジエターからの熱風攻撃でフルフェイスでは冷たいものどころではない。


結局下道渋滞で1時間耐えるのも高速渋滞で1時間耐えるのも一緒だということ、渋滞していたらおとなしく待つ以外にはない。抜けようとあがいても同じことだった。それで2日間、850キロほどを走ってちょっとした1泊ロングツーリングほどの走行距離だった。


ホンダも熊本工場が正常生産に戻ったとかでアフリカツインが4台も置いてあった。跨ってみるとシート高の割には足つきも悪くないが、ロードを走るならCB1300スーパーボルドールがいいとスタッフさんに言うと、「確かに、・・。あれ以上のバイクはありませんね」と言うので全く納得してしまった。この週末はバイクウィークエンドだった。結構なことではある。

Posted at 2016/09/26 15:22:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2016年09月26日 イイね!

中国空軍機の跳梁に、「日本の領土は断固として守る」と官房長官は言う。




菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、中国空軍の戦闘機とみられる航空機など計8機が沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡上空を通過したことに関し、「今後も活動を拡大、活発化させている中国軍の動向を注視し日本の領土、領海、領空は断固として守るとの観点から、引き続き警戒監視活動に万全を期す」と強調した。


 
今回の中国軍機の飛来目的について、菅氏は「何らかの訓練などを行った可能性はあるものの、確たることを申し上げるのは控えたい」と述べるにとどめた。一方、中国政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市)上空も含む東シナ海上空に防空識別圏を設定している点に対し、菅氏は「日本固有の領土である尖閣諸島の領空を、あたかも中国の領空であるかのごとき表示しており、わが国としては全く受け入れることはできない」と不快感を示した。「国際法上の一般原則である公海上空における飛行の自由を妨げるものだ」とも指摘した。




おお、頼もしい。それでこそ責任ある政府、・・。でもどうやって、「断固として守る」のかねえ。金がかかるぞお、・・。
Posted at 2016/09/26 15:18:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記
2016年09月26日 イイね!

米軍基地反対は住民ではなく左翼の活動だろう。




米軍北部訓練場のヘリパッド移設工事をめぐる反対派の行きすぎた行為は、沖縄防衛局職員に対する暴力だけにとどまらない。

 
「山(訓練場)の中では50人以上が入っているといいますから、今日もしっかり工事を止めているでしょう。すごい戦いです!」

 
24日午前、「N1ゲート」と呼ばれる訓練場搬入口前の県道70号の路上(東村高江)でマイクを握った活動世話人の山城博治氏は誇らしげに報告した。集まった約230人(主催者発表)も拍手で応える。そこには、不法侵入に対する後ろめたさなどは微塵も感じられない。

 
この日は訓練場に入ろうとするトラックを、反対派が車両や座り込みの人海戦術で阻止していた。道路交通法違反に当たる行為だ。トラック搬入の阻止に成功した後は集会が開かれ、山本リンダさんの曲の替え歌を合唱した。

 
●(=歌記号)魔法の言葉、解釈改憲、もうどうにもとまらない…

集会後、山城氏に話を聞いた。「まともに書いてくれるかね、産経さん」と言いながらも穏やかな口調で答えてくれたが、内容は穏やかではない。違法認識はあるか問うと「新聞紙上で言っても現実は変わらない。こうでもしないとこの暴挙は止められない」と主張。沖縄防衛局が被害届を出していることには「でっち上げ。それが彼らの手口ですよ」と語気を強めた。

 
こうした運動を支えているのは、東村外や県外の活動家だ。24日の集会でも山城氏が「県外から来た方、手を挙げてくれる?」と問いかけると約20人が挙手。山城氏は「今日もたくさんだね」と相好を崩した。

 
東村住民によると、7月22日に工事が再開される直前に活動家が急増。N1ゲートでは資材搬入のたびに渋滞が発生し、近隣小学校の教師が授業に遅れる事態も生じた。通行車両に乗った人物が政府関係者や工事業者でないかを確かめようと、勝手に“検問”を行うようにもなったという。

 
検問を担うのは東村の外から来た活動家がほとんど。地元住民の顔を識別できない活動家が車を強制停止させ、怒った住民との間でトラブルが生じている。

 
今月17日には地元の農地を管理する東村の農業、依田啓示氏ともみ合いになった男女2人がけがを負ったとして、活動家側が名護署に被害届を提出した。依田氏は「先に手を出したのは向こうだが、反省している」と述べる一方、「地元住民でもない人たちが、さも自分たちが権威のように振る舞っている。納得がいかない。私の友人たちも怒っている」と話す。

 
高江区住民は村費で購入した「高江生産組合」と書かれたステッカーを貼った車両には検問をしないよう村を通して要請した。移設工事容認派の住民は「なんでこんなことをしなくちゃいけないのか。せめてステッカー代は反対派が出すべきだよ」と憤る。

 
もうどうにもとまらない-。反対派の「闘争」は暴走の一途をたどっている。



結局、昔の左翼運動家が定年退職で無聊を囲って沖縄に出張して現地の一部活動家と結びついて主義主張でやっているんだろう。地元の住民など関係ない自分たちの主義主張に基づいた活動だろう。沖縄の現地の人たちは基地はない方がいいが、何よりも騒ぎやもめごとは一番困るというのが本音じゃないのだろうか。
Posted at 2016/09/26 15:16:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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