■蓮舫氏、22回「提案」…具体性乏しく/首相、「100の言葉より1の結果だ」
民進党の蓮舫代表が28日の参院本会議で就任後初の代表質問に立ち、安倍晋三首相との直接対決に臨んだ。蓮舫氏は22回も「提案」を繰り返して責任政党をアピールしたが、随所に首相の経済政策「アベノミクス」や社会保障政策への批判を織り交ぜ、提案の中身そのものには具体性を欠く場面も目立った。一方、首相は旧民主党政権の失政を徹底的に指弾し、対決モードを全開にした。(清宮真一)
「蓮(はす)は泥の中からりんと茎を伸ばし花を咲かせる。前途多難な道のりだが、民進党が選択される政策を掲げ、選択される政党になるために先頭に立つ覚悟だ」
蓮舫氏は質問の冒頭、「批判から提案へ」とのスローガンに従い、政策提案型の国会論戦を目指す考えを強調した。しかし、実際に「提案」する場面になると、どうしても首相への批判が先走る。
蓮舫氏は約30分の質問時間の多くを経済問題に割き、首相が「アベノミクスは成功」と誇示しながら、消費税率の10%への引き上げを2回延期したことを「矛盾」「ごまかし」と追及。「今や本当に必要なのはアベノミクスの検証ではないか」とたたみかけた。
蓮舫氏は「今の時代にあった経済政策が必要」とも訴え、個人消費を喚起するため、子育て支援や職業訓練など、若手・現役世代を中心とした「人への投資」を重点的に強化することを求めた。
首相はこうした蓮舫氏の「提案」の虚実をあぶり出そうと厳しく反論した。
蓮舫氏は、児童扶養手当の第2子の加算額を月額最大1万円、第3子以降を月額最大6千円にそれぞれ倍増する政府の措置を「効果が薄い」と切り捨てたが、首相は「民主党政権は児童扶養手当をたったの1円も上げなかった」と強調。「100の言葉より1の結果だ」と当てこすった。
介護職員の処遇改善についても、来年度予算で月額平均1万円相当の処遇改善を行う考えを示したうえで「民主党政権時代に比べ、はるかに多くの処遇改善を行っている」と反論。増税の再延期についても、是非を7月の参院選で問い、自民、公明両党が圧勝したとして「国民の信を得た。矛盾やごまかしとの指摘は当たらない」と一蹴した。
初陣で守りに入ったのか、相手を見下すようないつもの攻撃姿勢は影を潜め、首相に足元を見られた格好の蓮舫氏。質問後、記者団には「私たちのことを小さく見ているのかな」と悔しさもにじませた。
この人物を担いだ方も、「票を取れるから」と踏んだんだろうけど基本的に物事の中心でその場を仕切るよりもアウトサイダー的な立場で耳目を引くようなことを言わせた方がいいタイプ、要するに横で相槌を打っているキャスターと言うこと。一党を率いる器ではないし、まして総理大臣などちゃんちゃらおかしい。ご本人がお出来になると思っているのならそれは野望と言うものだろう。これからあっちこっち出てくる機会が多いだろうけどあまり見たくないので早めに民進党とともにご退陣いただきたい。
Posted at 2016/09/29 08:36:18 | |
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