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2016年11月08日 イイね!

あり得ないことが、(117)




電車に乗り込んだがまだ全身の悪寒が消えなかった。実は僕が慌てて言葉屋から遠ざかったのは抱き止められた時に全身に生じた悪寒を悟られないためだった。相手の男性に人として好感を持っていようがいなかろうがそんなことはやはり関係なかった。

 
男の腕に抱き止められて男の息を間近に感じるなんてことにはいくら体が女になっても男の精神構造と感性を持つ僕には耐えられないことだった。これではっきりした。僕は女土方としか暮らせないし、お互いのためにそうすべきなんだ。心が決まれば後は前に進むだけだ。

 
翌日、女土方は何となく態度を軟化させて来たように見えた。今までのように徹底的に跳ね返してやろうと言う力みが少し薄まってそれとなく僕の様子をうかがうような素振りが見えて来た。きっと夕べのことが効いているんだろう。これはやはり良い傾向と言うべきだろう。

 
女土方にしろ僕にしろ、お互いに好きなんだし、それなりに相手が必要なんだから素直になりゃいいんだよ、素直に。変に相手のことを考えたりするからおかしくなるんだ。自分にとって何が大事か、それを考えて最優先すれば良いんだよ。それが出来る立場なんだから、お互いに。

 
ところで今晩、僕は仕事が引けた後あるところに行こうと決めていた。それは何処かと言うとあの例のビアンバーなんだ。僕は今回の女土方とのことをあのバーのママにちょっと聞いてみようと思っていた。勿論、自分の生き方とかそんなことじゃなくて女土方のことだけど。

 
夕方までは何だかんだとごたごたしてしまって少し仕事を残してしまったが、どうせあの手のバーに夕方早くから行くわけでもないのでややゆっくり目に残業をしていた。


「ねえ、帰らないの。」


クレヨンが僕と女土方を窺いながらそっと聞いた。


「ちょっと寄りたいところがあるのよ。先に帰りなさい。もしかしたら遅くなるかもしれないから食事はパスでいいわ。」


「ええ、何処に行くの。まさかあの男のところ。そういえば昨日帰りに駅の近くで抱き合っていたじゃない。」


このサルがまた余計なことを言う。口を滑らすにもほどがある。


「あんたね、また人聞きの悪いことを言わないでよ。つまずいてよろけただけよ。そんなことを言うとまた明日には会社中をその話が駆け巡っているでしょう。『佐山芳恵、翻訳家と夜の銀座で熱い抱擁を交わす』とか。」

 
この一言で女土方の表情がぴくりと動いて険しくなった。せっかく雪解けムードになってきたのにこれはまずいとは思ったが、口から出てしまったことはもう仕方がないので僕はわざと大きな声で事実を説明しておいてからクレヨンの頭を叩いてやった。クレヨンも自分の一言がまずかったことに気がついたらしくまた慌てた顔をして口を押さえたが、もう後の祭りだった。


「私的なことには口を出すつもりはないけど前回のように変なことになって仕事に影響を及ぼさないようにね。さ、私は帰るわ。」

 
女土方はまた冷たい視線を向けて足早に部屋から出て行った。前回のようにってあの営業君とのことを言っているんだろうか。あれは僕の方が一方的な被害者じゃないか。


「まったく余計なことばかり言って。せっかく雪解けムードだったのにまた振り出しに戻っちゃったじゃないの。振り出し以下かもしれないわね。」

 
僕が一言文句を言うとクレヨンはまた涙声になって「ごめんなさい」と謝るのだった。しかし、そうして問題を起こしてから反省するんじゃなくて起こす前に考えろよ。こいつみたいに同じ失敗を繰り返すということは口だけが滑っているんじゃなくて脳味噌全体が滑りまくっているんだろう。


Posted at 2016/11/08 22:26:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | 日記
2016年11月08日 イイね!

大型二輪に乗ろう(ライディングは修行僧の千日苦行のようなものか)




以前、登山をやっていた時に「風速と体感温度」なんて言うことをよく聞いた。風速が1メーター上がると体感温度は1度下がるというもので主に冬山登山のための注意事項だった。冬の3000メートル級の稜線などは通常20~30メートルの季節風が吹いているのでそれだけで体感温度は20度から30度も下がると言う。


富士山や八ヶ岳のような独立峰はことさら風が強く疲労凍死や凍傷患者が多いという。冬の富士山は雪をかぶって傍から見ていると砂糖菓子のようできれいだが登ってみるとスケートリンクを斜めにしたような氷の壁でしかも風で磨かれて表面はつるつる、氷質は極めて硬くてアイゼンもピッケルも容易に受け付けない。そんなところで30メーターの風に吹かれたとにかく氷にアイゼンを蹴立ててピッケルを突き立てて身を低く構えて風が収まるまでひたすら待つしかない。


また八ヶ岳も夏はハイキングのようなものだが冬になると風化溶岩の壁が氷で締まって格好の氷壁登攀のメッカになる。青氷と言って青く光る氷が多くこれまた氷質は極めて硬い。赤岳などに何度か登ったが、小屋とは目と鼻の先のようで遭難事故が多い。冬山をなめてはいけないということだろう。


何の話かと言うと昨日バイクで100キロで走ると風速27.8メーターの風を受けているのと同じだと話したが、約28メーターの風を受けていると体感温度は28度下がる。大気温が12,3度だと体感温度はマイナス15度、120キロだと体感温度はマイナス20度、とんでもない極寒にさらされていることになる。しかもあの夏の灼熱のエンジン回りの熱気は一体どこに行ったんだと言うほど全く沈黙してしまう。だから冬のライディングは革とかゴアテックスとか風を通さないウエアが必須となる。


どんなに暑かろうと体をヘルメットやプロテクターで固め、夏は灼熱、冬は極寒、暴風のような風に耐え、さらにはその風で体感温度はさらに下がり、走っている間は飲み食いもままならず、しかも何かの拍子で転倒でもすれば命が危ない。バイクに乗るって修行僧の千日苦行のようだなあ。バイクに乗り続けていると悟りが開けるんだろうか。悟りが開けるまで乗ってやるか。ああ、昨日の寒さで風邪が悪化した、・・・。

Posted at 2016/11/08 15:40:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2016年11月08日 イイね!

米国大統領選挙、さて結果はどうなる、・・・?




米民主党のヒラリー・クリントン候補(69)と共和党のドナルド・トランプ候補(70)が接戦を繰り広げている大統領選は8日、投開票される。クリントン氏の私用メール問題を巡る捜査を再開していた連邦捜査局(FBI)のコミー長官は6日、訴追を求めないとの結論に変わりはないと議会に通知。トランプ氏が攻勢を強めていた選挙情勢が再び変わる可能性がある。


投票は一部を除いて8日朝(日本時間8日夜)から始まる。8日深夜から9日未明(同9日午後)にも大勢が判明する見通しだ。

 
大統領選はクリントン氏が優位に戦いを進めてきたが、コミー氏が10月28日に捜査再開を議会に通知して以降、トランプ氏が猛追。政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した主要世論調査の支持率の平均値は7日現在、両候補の一騎打ちの場合、クリントン氏46.8%、トランプ氏は44.3%で、2.5ポイント差となっている。

 
コミー氏は6日に上下両院の8委員長らに送った書簡で、新たに見つかったメールや、国務長官在任時に送受信したメールのやりとりを精査したが、「訴追を求めない」とした7月の結論を変更しないと説明した。

 
今回のFBIの結論について、「選挙戦を覆っていた暗雲が取り払われた」(米紙ウォール・ストリート・ジャーナル)として、クリントン氏の追い風になるとの見方もある。ビッグデータを駆使した選挙結果予測で知られるサイト「ファイブサーティーエイト(538)」は7日現在、65.5%の確率でクリントン氏勝利とはじいている。




4年に1回の米国最大のお祭りだからいろいろあるんだろうけどやはり僅差でクリントン優位なんだろうかねえ。トランプさんも大統領になれば言っているようなことはできないだろうけど政治的にも経済的にも米国が内向きになることは間違いないだろう。トランプさん優位が伝えられると「トランプリスク」とか言って株価が下げたりするが、何をやりだすか分からないということだろうか。クリントンさんもなんだかこれと言った特徴がないように思う。政策的には現民主党政権の継続になるんだろうか。世界で最も影響力の強い人物を選ぶ選挙にしては何となく役者が足りないような気がしないでもないが、・・。さて、どうなるか。

Posted at 2016/11/08 15:39:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2016年11月08日 イイね!

最後はプラカード戦術の民進党




政府・与党が8日の衆院通過を断念した環太平洋連携協定(TPP)承認案・関連法案をめぐり、国会では与野党の対立が続いた。

 
与党は10日の衆院通過を目指して再調整を進めているが、民進党などは失言を繰り返した山本有二農林水産相の辞任が採決の前提との立場を崩していない。

 
自民党の二階俊博幹事長は8日の党役員連絡会で「国会はTPPをめぐり大詰めを迎えている。今週、特に重要になってくるので、政府・与党一体となり、あらゆる事態に備えたい」と述べ、10日の衆院通過を念頭に結束して国会対応に当たるよう指示した。岸田文雄外相は閣議後の記者会見で「協定を承認いただけるよう引き続き説明努力を続けていきたい」と語った。

 
一方、民進党の山井和則国対委員長は会見で「本会議での新たなる強行採決は認めるわけにはいかない」と与党をけん制。「改めて、大きな障害となっている山本農水相の辞任を強く求めたい」と訴えた。




採決を呑めば数で負けるんだし、民進党としてはそこで抵抗して、採決に持ち込まれたら、またあの「強行採決反対」のプラカードを出してテレビカメラに向けるんだろう。何とか言う農水相もこの時期何度もアホだけど民進党の反対も小学生の学級会レベルだな。

Posted at 2016/11/08 15:37:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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