米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイが沖縄県名護市沖に不時着し大破した事故で、沖縄県は17日、今回の事故を「墜落」と位置付けることを決めた。
県の統計資料上、「墜落」に分類して記載する。
事故をめぐり、日本政府や米軍は「不時着」と表現。沖縄県の翁長雄志知事は「墜落」と指摘し、両者の認識の違いが浮き彫りになっている。
県は米軍や防衛省の情報を基に、本土復帰(1972年)以降、県内で発生した米軍機事故を毎年統計にまとめている。県によると、これまでに「墜落」は46件あり、いずれも米側がそう発表したことに基づく。「不時着」は493件で、センサー不具合などによる緊急着陸も多く含まれる。
これまでの墜落の大半は洋上で起きたため確認が難しかったが、今回は機体の状況が確認できたことなどから、「墜落」と分類することを決めた。
事故機は尾翼やローターが機体から外れ、大破した状態。米軍によると、乗員2人が負傷して病院に運ばれ、ほか3人も軽傷を負った。米海軍安全センターは、被害の大きさに基づく分類で、最も重大な「クラスA」の事故に当たるとしている。
今回の事故について米軍は、機体をコントロールできる状態でパイロットが意図して着水したとして「不時着」と説明。日本政府もこれを追認、稲田朋美防衛相は「パイロットの意志で着水したと捉えている。コントロールを失った墜落ではない」と述べた。
一方、沖縄県の翁長知事は「機体が大破しており、墜落だ」との認識を示していた。
下らんことを言い合っているなあ。米軍が言うには、「空中給油中にペラが給油ブームに接触して損傷し、飛行が不安定になった。普天間あるいは嘉手納まで戻るのは難しいと判断して浅海部に不時着した」ということだろう。オスプレイはヘリのような垂直モードでの給油ができないと言うが、あのでかいペラが前で回転しているのを機体をうまくブームまで持って行くのはかなり難しいだろう。また海上に着水した時にどういう状態でどの程度の速度で着水したかだが、あのでかいペラが最初に水面を叩くのでそのトルクで機体はかなり振り回されるだろう。墜落ならもっと粉々になっているだろうからまだ何とか機体を制御できる状態だったんじゃないか。まあ、いずれにしても墜落だの不時着だのと言ってみてもあまり意味がないことではあるが、・・。新しいジャンルの機体なので制御が難しいところはあるだろう。いずれにしても乗員の早い回復を願いたい。
Posted at 2016/12/18 19:24:51 | |
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