韓国釜山の日本総領事館前の慰安婦問題を象徴する少女像設置への対抗措置として、日本の駐韓大使が一時帰国する。大使は帰国後に今後の対応を検討する考えを示した。
長嶺安政大使は9日午前11時頃に金浦空港で「今日これから日本に一時帰国致します。日本では関係者との間で打ち合わせをすることとしております」とコメント。
韓国釜山の日本総領事館前に先月30日、市民団体が少女像の設置を強行したことを受け、日本政府は長嶺大使と釜山総領事の一時帰国に加え、日韓通貨スワップの協議中断などの対抗措置を決めている。
一方、韓国政府は長嶺大使と尹炳世(ユンビョンセ)外相が今月6日に会談した際、慰安婦合意を着実に履行していくことをあらためて確認したと説明している。しかし合意への市民団体側の反発は強く、少女像が撤去されるかは不透明な状況だ。
拓殖大学大学院の武貞秀士特任教授は、今回の日本の対応について「必ずしも強硬だとは思わない。駐韓大使の一時帰国は迅速な対応だと言える」との見解を示した。
この背景には一昨年12月に多くの反対を受けながら、慰安婦問題について日本側が軍の関与を認めた上で、日本政府の予算10億円を投入して、韓国政府が元慰安婦支援の財団を作るという措置をとったということがある。それにもかかわらず、今回あらたに釜山にも像が設置されたことに対して、安倍総理の我慢が限界にきたという。
また朴大統領が職務停止状態にあるため、大統領府が市民団体をおさえることが期待できない、待っていても仕方がないということで今回の対応になったと言われている。
これまであったものが撤去できないと言うのも腹立たしいことではあるが、それは向こうのお家事情もあるだろう。百歩譲って我慢もしよう。しかし、合意後に新たにあの切れ目の娘像をわが総領事館前に設置させるとは何事か。しらばくれるのもたいがいにせい。今度ばかりは許さん、・・ということで大使、総領事召還、通貨交換交渉中止、高度経済協力交渉中止と堪忍袋の緒が切れたわけか。野党は責任はないから言いたい放題だが、政権は半身不随に加えてこの問題でかなり参っているようだな。
Posted at 2017/01/10 15:14:45 | |
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