スホイ57(Su-57)は、将来のロシアの航空戦力を担う。だが、ロシア初のステルス戦闘機である同機の詳細はまだ不明。
ロシアは最近、第5世代戦闘機であるスホイ57を第6世代戦闘機にさらに転換する意向を示したが、スホイ57はまだテスト中であり、量産も開始されていない。それにもかかわらずロシアは、スホイ57はアメリカのF-22ラプターよりも優れているとアピールしている。だがスホイ57の能力については、ほとんどがまだ機密扱いだ。
スホイ57とF-22、この2機のステルス戦闘機は設計やその他の点で似ているが、相違点も多い。
スホイ57について、現時点で判明していることを見ていこう。初飛行を終えたスホイ57をプーチン大統領が自らチェックした。最新の試作機はIzdelie-30エンジンを搭載。だが、このエンジンには問題があり、2017年末頃にテストが行われる予定と伝えられた。
離陸距離は極めて短い。約1100フィート(約335メートル)で離陸可能。だが、Izdelie-30エンジンは、最大7万ポンド(約3万2000キロ)の推力、毎分7万フィート(約2万1000メートル)の上昇速度を生み出すと伝えられている。
巡航速度は時速約800マイル(約1300キロ)。最高速度は時速約1616マイル(約2600キロ)。
一方、F-22の最高速度は時速約1500マイル(約2400キロ)。スホイ57は高度約6万5000フィート(約2万メートル)まで上昇可能、F-22は約5万フィート(約1万5000メートル)。
2つの大きな爆弾倉にさまざまな爆弾、ミサイルを搭載可能。上の図以外に、30mm機関砲2門を装備。このスプートニクによるイラストでは、スホイ57の能力がよく分かる。
極めて高い敏捷性と機動性を誇る。F-22を超えると語る者もいる。ミサイルをかわし、容易に戦略的な攻撃位置につくことができる。3次元推力偏向ノズルが搭載されていると報じられている。F-22は2次元推力偏向ノズル。だが、スホイ57の敏捷性・機動性に疑問を呈する人もいる。
また、OLS-50M赤外線追尾システムも装備。同様の装備はラプターにはない。だが、同機のステルス能力は疑問視されている。実際に第5世代戦闘機と言えるのかどうかについて疑問を抱くアナリストもいる。
ロシアのメディアが同機を「空中の幽霊」と大きく取り上げる一方で、アメリカのステルス機に取り組んでいるある科学者は、同機を「ダーティな航空機」と呼ぶ。レーダに感知されかねない多くの欠陥が目立つからだ。
ロシアは最近、スホイ57を第6世代戦闘機に転換する計画を発表した。つまり、少なくとも無人機となることを意味する。写真は、2017年のモスクワ国際航空ショー(MAKS)で、スホイ34と飛行するスホイ57。
しかし最終的に、空中戦においてスホイ57とF-22のどちらが強いかを決めることは難しい。スホイ57はより高速だが、ステルス能力はF-22の方が上。2機とも高い敏捷性を誇る。だがその優劣については意見が分かれている。長距離攻撃では、F-22はスホイ57よりも優れていると言われており、戦闘の初期段階ではF-22が優位。だが接近戦になると、敏捷性と赤外線追尾システムにより、スホイ57が優位に立つかもしれない。
だが、スホイ57はまだテスト中。2019年に初めて12機が配備される予定だ。一方、ラプターはすでに2005年から配備されている。
変な日本語でこれは訳がへたくそなんだろうなあ。大体、ロシアの戦闘機は格闘戦に強いと言う。その分、ミサイルやFCSの性能が劣るので長距離での戦闘は弱い。エンジンも大出力を出すが、寿命が短く熱源の処理などに問題がある。普通であれば秀栄気に10年以上の差があるので後出しの方が性能はいいはずだが、・・。日本もF3のコンセプトがまとまらないなんて言っていないで早く作らないとなあ。優れたステルス性能を有し、長距離ではあらゆる戦闘機と戦っても相手を圧倒できる戦闘能力が第一、対艦ミサイル4発を搭載して500カイリ以上の行動半径が第二、接近戦でも相手を圧倒できる機動性が第三、・・うーん、でもこれって相反する要素が多くて難しいかも、・・。相当な大型機になりそうだなあ、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2017/12/06 10:48:24 | |
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