中国国営新華社通信が21日、共産党と政府の機構改革案を伝えた。尖閣諸島(沖縄県石垣市)がある東シナ海などで監視活動を行う中国海警局が、人民武装警察部隊(武警)に編入され、最高軍事機関である中央軍事委員会の指揮下に置かれる。中国海警局は日本の海上保安庁を念頭に発足した組織で国務院(政府)の管理下にあった。海保は今後、軍事組織として明確に位置づけられた海警との対峙(たいじ)を迫られることになる。
中国は2012年の日本政府による尖閣国有化に対抗し、翌13年に国家海洋局の「海監」や公安省の「海警」など4省庁の海洋警備機能を統合して中国海警局を発足。公船による日本領海への侵入を常態化させてきた。1月には中国軍の潜水艦が尖閣諸島の接続水域を初めて潜没航行するなど軍事力を利用して日本の実効支配を崩そうとする動きもある。
武警は今年1月、政府と軍の二重指揮を解消し、習近平国家主席(党総書記)が主席を務める中央軍事委の指揮下に一本化された。その直属組織となる海警は今後、同様に中央軍事委の指揮下にある人民解放軍海軍と連携を深め、尖閣周辺での活動を一層強化するとみられる。中国側が軍事力と海上警察力の融合を進める中、海保だけでこうした動きに対抗するのは困難といえそうだ。
中国海警局を運用していた国土資源省国家海洋局は、新設の自然資源省に統合されることが決まっている。中国軍事筋によると、中国海警局発足後も部隊の運用では多くの省庁をまたがる決裁が必要だったが、今回の組織改編で「中央軍事委-武警-海警の指揮系統が明確になり、意思決定が早まる」という。
中国海警局は発足以降、運用する巡視船などを急速に増強してきた。退役した駆逐艦やフリゲート艦などを改造した準軍艦も多く、先の軍事筋は「今後は海軍から海警への艦船の引き渡しがスムーズになる」とも指摘する。
習近平総書記は昨年10月の共産党大会で「海洋強国の建設を加速させる」と表明している。
中国っていうのはこういう国だから危ないなんてものじゃない。何時か必ず尖閣諸島を取りに来る。それだけじゃなく先島も手を出すかもしれない。日本も空海の戦力を増強しないといけない。特に戦闘機は急務だろう。共同開発だったらYF23をベースに改造するか。そんな話、どこかで聞いたな、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/03/22 15:21:18 | |
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