沖縄防衛局が名護市辺野古の新基地建設のため作業を進めていた埋め立て海域の一部を囲う護岸が19日、つながったことが確認された。防衛局が8月17日に予定する埋め立て土砂の投入の環境が整った。一方で、翁長雄志知事は土砂の投入前に前知事の埋め立て承認を撤回し、工事を停止させる考え。
辺野古では「埋め立て区域(2)―1」を囲うための護岸「N3」「N5」がすでに完成し、「K4」の工事が進められていた。19日は「N3」と「K4」までの間の距離が約20メートルの状態から作業が始まり、「K4」を伸ばすために朝から次々と石材が投入され、午後2時35分ごろに三つの護岸がつながった。
護岸は石材の上に被覆ブロックをかぶせた状態で完成となるが、石材が埋め立て区域を囲い込んだのは初めて。防衛局は埋め立てに向け、護岸の内側に砂などを埋める「裏込め」と呼ばれる作業を進める。
***
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は、前知事による辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回する手続きに入る方針を固めた。撤回には、事業主体の防衛省沖縄防衛局から弁明を聞く「聴聞」が必要で、近く防衛局に通知する。政府が進める移設工事が、承認時に付けた留意事項に違反していると判断。8月17日に予定されている土砂投入前の撤回に踏み切る。
防衛局は8月17日にも辺野古沿岸部の海域に土砂を投入し、埋め立てを始めることを県に通知している。翁長知事が撤回すれば、工事は法的根拠がなくなり、一時停止する。政府は「撤回」の効力を失わせる執行停止を裁判所などに求め、工事の再開を図る。
辺野古沿岸部の埋め立ては2013年12月に当時の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事が承認した。移設阻止を掲げ、就任した翁長知事は15年10月、「承認手続きに瑕疵(かし)があった」として承認を取り消したが、国は「取り消しは違法」として県を提訴。16年12月、最高裁で県の敗訴が確定した。
「撤回」は、承認後の出来事を理由に承認の効力を失わせる行為。翁長知事は17年3月に撤回を「必ずやる」と明言し、その後も「環境保全措置などについて看過できない事態になれば躊躇(ちゅうちょ)することなく撤回する」と繰り返してきた。
県は、埋め立て予定海域の辺野古沿岸部東側で当初想定されていなかった軟弱な地盤が存在している可能性が高いのに、防衛局が県との協議に応じないこと、希少なサンゴ類の移植などの環境保全策が不十分なまま護岸工事を続けていることなどが留意事項違反にあたると判断した。【遠藤孝康】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00000018-ryu-oki
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00285902-okinawat-oki
いよいよ土砂投入を控えて最終決戦だなあ。上目立て承認を撤回すれば政府側は代執行で撤回を取り消す手続きに入るという。いずれにしても普天間の辺野古移転に関する国と県のせめぎ合いはこれが最後になるだろう。でも翁長県知事は誰のためにここまで辺野古だけに拘った反対をするのかねえ。壮大な金を時間を無駄にせずにさっさと移転させた方が効率的でよかったように思うが、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/07/19 16:24:59 | |
トラックバック(0) |
軍事 | 日記