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2019年03月16日 イイね!

海賊対策で派遣された自衛隊は、・・(^。^)y-.。o○。




2018年12月23日、この日も、哨戒機P-3Cはソマリア沖アデン湾に向かってジブチの拠点を飛び立っていった。同海域の海賊から航行する船舶を護衛する目的で自衛隊の海外派遣が行われるようになって10年。自衛隊からの派遣隊は33次を数えている。海上自衛隊八戸航空基地所属のP-3Cは季節風の影響で白波が立つアデン湾を東に向かった。コックピット越しに見えるアデン湾は季節風が巻き上げる砂漠の微細な砂で霞んで見える。夏場はゆうに30キロ先まで見通せるが、この季節は1マイル(約1・6キロ)、2マイルしか視界が確保できない日もある。
 
船舶への襲撃、乗っ取り、その過程では銃撃戦さえあった海賊行為。自衛隊が対処行動に参加し始めた頃、2009年からの3年間などは毎年200件以上の事案が発生していた。前述したように、銃撃、被弾する船舶も少なくなかった。自衛隊を始めとする多国籍軍(アメリカ、フランス、スペイン、イタリア、ドイツなど)と共同の対処行動による抑止は確実に効果をあげ、一昨年、昨年と発生件数は9件、2件と低い水準で推移している。
 
とはいえ、今もってアデン湾を挟むイエメンはサウジアラビア、イランの代理戦争の様相を呈している。ジブチの隣国、ソマリアは内戰の影響で国内が4分割に統治された状況。IS(イスラム国)が深く浸透している地域もある。ジブチに5000人規模で展開する米軍が最も神経を尖(とが)らせているのはソマリア。こうした不安定要素を抱えるのがアデン湾なのだ。この不安定な海域を年間1万8000隻以上の船舶が航行、そのうち日本の関係する船舶はおよそ1割にものぼる。日本のエネルギー安全保障を担保する意味でも海域の安全は日本の生命線でもあるのだ。

五感で“見えない敵”を探す
 
「10時の方向にタンカー」

ジャイロ付き双眼鏡を覗いていたオーディナンスと呼ばれる機上武器員、高橋倫世2等海曹の声がコックピットに響く。ディスプレイ上に光る緑色の点を見つめていた“TACO(Tactical Coordinator)”と呼ばれる戦術航空士、水口慎太郎1等海尉がコックピットにやって来る。水口の胸には対潜水艦戦などの専門の飛行課程で叩き込まれたものだけに許される“金色のウイングマーク”の徽章が輝く。戦術的な判断などを下す“TACO”の水口は中学生の時に米国同時多発テロをテレビで目撃。自分は何かしなければと思い立ち、少年工科学校(横須賀市)へ入学。その後、海自航空学生を経て自衛隊員への道を歩み始めた。熱血漢でもある彼は、クルー12人のムードメーカーでもある。
 
機長、平田慎3等海佐は機を左旋回させ、タンカーに近づく。オーディナンス、高橋の両手で構えた400ミリ望遠レンズ付きカメラがタンカーを狙う。撮影された映像はすぐにコンピュータ処理され、過去撮影してきた膨大な船舶の画像と照合され、その身元の確認が行われる。撮影された過去の船舶、もちろん海賊の乗った船舶のデータもすべて残され、随時照合されていく。
 
機長はマイク越しに船舶に注意喚起のメッセージを送る。
 
「セキュリティ! セキュリティ! こちら日本の海上自衛隊。海賊の警戒監視中。何かあればすぐに連絡してほしい」
 
タンカーをやり過ごすと、またオーディナンス、高橋から声が飛ぶ。
 
「スモールが出てきた」
 
彼らクルーにとって“スモール”は、小型船舶を意味する。過去、海賊行為に及んだ船舶の大半は小型船舶だった。それだけに、“スモール”発見の声にコックピットは警戒感が高まる。 
 
P-3Cは月に20日間ほどアデン湾上空から警戒にあたっている。1回の飛行時間はおよそ8時間。船舶からのメーデーコール(緊急事態宣言)が頻発していた7年前にも派遣任務についた平田は、状況の好転を肌で感じるという。荒れ狂う冬の津軽海峡であろうと“見えない敵”を追いかけ回す。その練度はチームワークでしか上がらないとは機長の平田のみならず、クルー全員が口にする言葉だ。そのためには、階級が絶対である組織であっても、下の者が上官に意見を具申できる環境づくり、つまり“クルーリソースマネジメント”がより重要になっている。また、そうした環境こそが、チームの力を育て、高めてくれる。
 
総員約190人を乗せ日本を出発し、シンガポール、スリランカ、バーレーンに寄港しながら、スリランカ海軍、インド海軍、ロシア海軍との共同訓練などをしながら海賊対処の水上部隊としてジブチに派遣されたのが、海上自衛隊護衛艦「いかづち」(艦長、櫻井敦2等海佐)だ。今回は派遣部隊指揮官としては初の女性指揮官、東良子1等海佐が指揮することも話題を呼んでいた。
 
海賊行為が激減したとはいえ、今も日本の海運会社からの護衛要請がある。
 
「商船にとって、このアデン湾はやはり不安をかき立てられるのだということがひしひしと伝わってくる」(東1佐)
 
海賊行為が少なくなっても、過去に起こった事件は民間商船の乗組員にとっては悪夢の伝聞であり、悪夢の記憶を呼び覚ます。そうした不安の中、自衛艦旗をたなびかせた護衛艦が側に見えるだけでどれほど心強いか。それはこの海域を航行した者だけにしか分からないという。確かに、アデン湾での海賊行為は対処行動という抑止により減少している。しかし、航空隊を率いる司令、栗下明彦2等海佐は、海賊の立場に立てば、夕暮れ、早朝が危険だという緊張感を持つことが重要だという。また、任務が直接的に船舶や多国籍軍の役に立っているという実感を得られるため、隊員たちはやりがいや国際貢献の重みを感じていると話す。P-3Cから不審船の連絡を受け、不審船に近づき、臨検、つまり直に危険の高い不審船と相対するのは護衛艦の乗組員たちである。

互いの命を預け合う運命共同体
 
飛散物防止のアイマスク、2、3センチの厚みがある防弾チョッキ、火器も携行し、艦船からゴムボートを降ろしては不審船に近づく。あらかじめ用意しておいたアラビア語、ソマリ語の音声を流しては、まず呼びかけをする。周到な準備をし、考え抜き、用意していても不測の事態は起きるもののようだ。だからこそ、細心の注意を払わねばならないのだ。艦船は閉じられた空間の中での生活を強いられる。分かっていても、ことに経験の浅い者たちには、逃げ場のなさが、心理状況に微妙に影を落とす。だからこそ、先輩士官たちは、“親”のごとく振る舞い、下の者を鼓舞し、励まし、育てていこうとする。
 
「互いに“命の預け合い”をしているのが戦船(いくさぶね)。運命共同体だからこそ、それぞれが与えられた役割以上の精神をもたなければいけない」
 
ベテラン士官の言葉は重い。
 
哨戒機にしろ、護衛艦にしろ彼らの活動を支えるのは日本が初めて海外に持ったジブチでの拠点だ。夏場は50度を超え、顔を上げたくとも上げられぬ程の熱が拠点を襲う。だからといって、ゲートの歩哨を止めるわけにはいかない。拠点を守っているのは、陸上自衛隊中央即応連隊(宇都宮市)などから派遣された部隊だ。
 
ジブチは砂漠にある国。基本的に娯楽らしきものは皆無。派遣自衛官に与えられている月に一度の特別休暇(戦力回復日と呼ばれている)は、ジブチで最も高級とされるドイツ系のホテル「ケンピンスキー」での1日宿泊だ。自衛隊という職務の性格上、どこでもいつでも日本国内とLINEやSNSで連絡を取り合うこともままならぬ環境はやはり、自然環境含めて過酷である。

人口100万人ほどの小国、ジブチ。中でも人口の約6割が密集するジブチ市には、日本をはじめ、米国、旧宗主国フランス、スペイン、イタリア、ドイツの各国の軍隊が駐留している。近年はそこに中国軍も進出してきた。狭い国土に密集する各駐留軍。この中でも自衛隊は、バーレーン(米第5艦隊の司令部の所在地でもある)に本部がある「CTF151」(多国籍部隊)に司令官を送り出しもしている。同組織と米第5艦隊とは密接な関係を築きあげている。ジブチ自衛隊拠点の司令を務めるのが関谷拓郎1等陸佐。過去7年間にわたり中央即応集団並びに第一空挺部隊で過ごした関谷は、まさに筋金入りの自衛官だ。
 
航空であれ、海上であれ、海賊対処行動を支援するのが拠点の役割であり、関谷を喜ばせているのは、国内の災害派遣と同じような気持ちでジブチに派遣されてきている隊員の多さだ。中には、子育てを終えてから、自ら志願し参加している女性隊員もいる。自衛隊の10年に及ぶ派遣活動が海賊の発生を抑え、海域の安全を担保している。日本の安全保障にも深く関わるアデン湾。地政学的なチョークポイントでもあるジブチ。自衛隊駐留の意味はますます重要なものになっている。(文中敬称略)

児玉 博 (ジャーナリスト)



国家や組織としてはこうして国外に部隊を派遣して活動することで有形無形の利益や財産となっているんだろうが、実際に過酷な環境で命を懸けて勤務しているとっては大変な勤務だろう。しかし、海賊が跋扈する海域を非武装で航行する営利目的の商業船舶にとって自衛艦旗を翻して航行する護衛艦を見るのは地獄に仏以上の安心感があるだろう。また日本国籍以外の船舶にとっても頼もしい存在だろう。派遣隊員の皆さんにあっては任務を全うして無事に帰国していただきたい。健闘を祈る、・・(^。^)y-.。o○。


Posted at 2019/03/16 15:33:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年03月16日 イイね!

大型二輪に乗ろう(バイクに乗るには体が動かないといけない、・・(^。^)y-.。o○)




年を取ると関節の可動範囲が狭まって体が思うように動かなくなってくるという。歩いていても股関節の可動範囲が狭くなっているので歩幅が小さくなって歩く速度が遅くなるという。そう言われてみれば最近若い女性に追い抜かれることが多くなった。最近の若い人は足が長くなっているからストライドが広いんだろうと思うが、結構ピッチも早い。股関節の可動域が5センチ小さくなると100歩で5メートルの差が出る。


うーん、これは大問題だ。関節が固いというが、何らかの病的な現象で関節が固着するとかでない限り関節が固くなることはないという。要するに間接を動かしている筋肉の柔軟性がなくなるから関節が動かなくなるんだそうだ。例えば前屈をするのに何もしないでやるのと事前にふくらはぎなどのストレッチをしてからやるのでは可倒範囲が数センチ違う。要は筋肉が柔らかくなれば関節はそれなりに動くということだ。


教習所で仮免の試験の際に運動機能検査と言って何種類かの体を動かす動作をさせるが、前屈で手が全く床につかないとかかかとを床につけたまましゃがませると後ろにひっくり返るとか片足で立てないとか恐るべき運動能力の欠落者が結構いる。最近のガッキーは走ると骨折する、跳び箱に手を突くと骨折する、雑巾がけで骨折するなんてのもいればうまくしゃがめない、片足で立てないなんて手合いが増えているそうだ。


これは外で遊ばないので体を統合的に動かす訓練ができないからだそうだ。スポーツと言うのは体のある特定の部分を使うものが多くスポーツをしたからと言って全身を使ってバランスを取ったり刺激を与えたりすることにはならないんだそうだ。だから子供のころは野山を駆け巡って木から落っこちたり川にはまったり廃材の釘に足を引っかけてふくらはぎが裂けたり割れたガラス瓶を素足で踏み抜いて足の裏が裂けたりした満身創痍の野生児も寄る年波にはちょっと、・・と言う日々ではある。


しかし、人間の体と言うのはいくつになっても鍛えればそれなりに強化されるんだそうだ。CB1300スーパーボルドールと言う巨大なバイクを動かすには体力が必要なのでベンチプレス、腹筋、スクワットなどをしたり、外ではできるだけ歩いて駅なども階段を使うなど体を鍛えてはいるが、最近、股関節のストレッチも始めた。なぜ股関節かと言うとバイクを跨げなくなると困るから、・・。


バイクを跨ぐには概ね股関節が120度以上開かないと荷物を固定した場合などに安定してバイクに乗れないだろう。そうしてちょっとストレッチをすると股関節がストライドを広く取ろうとしても引っかからずにスムーズに動く。以前はビリーズブートキャンプにはまっていてコンバットキックなどをやっていたので股関節も結構動いたが、最近はさすがにやらない。でもあれは減量には非常に効果があるし体も鍛えられる。


まああまり無理してぎっくりいっても困るんだろうけど年相応に体を鍛えておかないと寂しい思いをすることになるかもしれない。もちろん、頭も鍛えないとねえ。脳も筋肉と一緒で刺激を与え続けると発達して強くなるそうだから。そうするとバイクと言うのは周囲の状況、路面の状況、自分のバイクの状況など様々な情報を取り入れて分析して瞬時に決断して体を使って動かす乗り物なんで頭も体も使うとてもスマートな乗り物かもしれない。・・(^。^)y-.。o○。



Posted at 2019/03/16 12:23:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年03月16日 イイね!

自分の読み違えを糊塗して体制の引き締めを図る北のバカ大将、・・(^。^)y-.。o○。




北朝鮮が15日、対米交渉の中断を警告する強硬姿勢に出た背景には、最高指導者自らが非核化の一部措置と引き換えに主な国連制裁の解除を勝ち取るという方針を掲げた以上、取り下げるわけにはいかないという事情があるとみられる。

北朝鮮は11日以降、対外宣伝メディアを駆使し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領との再会談で提示した寧辺(ニョンビョン)の核施設廃棄と交換に主要制裁の解除を求めた案がいかに正当かを連日、喧伝(けんでん)している。

その中で「完全な非核化へ進もうとするのは、われわれの確固たる立場だ」としながら、北朝鮮側の要求は「米政府の立場も十分に反映し、これより良い案はあり得ない」と主張した。

注目されるのは、全国の宣伝部門幹部を集めた大会に金氏が6日に送った書簡だ。対外環境が改善されても「自力更生」が重要だと訴え、「経済発展と人民生活向上より差し迫った任務はない」と強調。「情勢はわれわれに有利に発展」し、「制裁策動も破綻を免れなくなっている」と指摘した。会談が物別れになった後も制裁解除の獲得を前提にした指針を最高指導者名で公開し、後には引けなくなっている証左だ。

東倉里(トンチャンリ)のミサイル施設再建の動きも対米交渉の膠着(こうちゃく)化に拍車を掛けている。韓国軍当局は、再建は会談前から始まっており、会談成功後の“廃棄ショー”を見越して海外査察団に元来の形を誇示するための準備だと分析していた。だが、北朝鮮側は15日、ミサイル発射中止の再考を示唆。物別れを受けて再建を対米圧力の材料に転用した形だ。

北朝鮮がミサイル実験をすれば「非常に失望する」とトランプ氏が繰り返し口にするなど、この動きが米政府の北朝鮮に対する懐疑心を一層深めさせている。


北のバカ大将は米国の出方を読み違えた。ある程度の非核化ショーを見せれば米国は乗って来るだろうと読んだが、結果が欲しいトランプ大統領はともかく、取り巻きに阻止されて首脳会談は物別れに終わった。しかし、国内に「読み違えました」とは言えないだろうから当然「平和を希求する我が国の善意を米国が踏みにじった」として強気の対応を示す以外に道はない。ただ、それがどこまで本気でどの程度最高賞に向けて裏で動くかだろう。ルートが閉ざされて話が進まないとちょっとやばいことになるかも、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2019/03/16 12:22:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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