国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発を行っている三菱航空機が、来年度から従業員を9割以上削減することがわかった。従来の2000人規模から200人以下に減らす。余剰となる人員は、親会社である三菱重工業のグループ内に配置転換する。
北米3か所の開発拠点は、米ワシントン州モーゼスレイク以外の2か所を閉鎖する。モーゼスレイクの飛行試験場も飛行試験は行わず、試験機4機の保守に必要な最小限の人員にとどめる。就航に必要になる国土交通省の「型式証明」の取得に必要な作業は継続するが、量産化は早くても24年度以降になりそうだ。国内外の航空会社から約300機を受注しているが、納入の見通しが立っていないため、「お客様と対応を相談している」(三菱航空機)という。
三菱重工は10月末、MSJの開発について「いったん立ち止まる」と、量産化の凍結を発表した。過去3年間で3700億円を投じた開発費は、今後3年間で200億円まで大幅に圧縮する。
新型コロナ肺炎は最強最悪の敵だったなあ。MSJの試験飛行はできなくなるし、それよりも民間旅客航空会社が軒並み大赤字になってしまって仮に作ったとしても買うことができない状態になってしまった。まあこれでは仕方がないので一旦立ち止まって凍結と言うことになった。しかし三菱重工はボンバルディアの旅客機部門を買収して体制を作っているので簡単には引くこともできないだろう。当面は逼塞して型式証明業務だけを行い、感染症の終息に伴って航空旅客事業が回復した時点で量産化と言うことになるだろう。民間航空機事業はすそ野の広い事業で明日の日本にはどうしても必要な産業だ。MSJはホンダのホンダジェットと比較されておバカなマスコミに揶揄されるが、ビジネスジェットとコマーシャルジェットでは事業の規模が全く異なる。本来同列に比較されるものではない。何とか苦境を乗り切って事業を成功させてほしい。明日の日本の産業の柱がかかっている。頑張れ、三菱重工、この会社は明日の日本には絶対に必要な会社だ、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2020/12/16 21:41:33 | |
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