
バイクカバーの役割とは
本来のカバーの役割は、雨やよごれがバイクに付かないようにすると言えます。しかし、バイクカバーは、それだけではありません。バイクカバーの役割と効果とはどんなものでしょうか。車と違ってバイクには車外と車内という区切りがありません。バイクの外側のよごれや劣化はバイク自体の性能や価値を下げてしまうことに繋がると言えるでしょう。それを防ぐのにバイクカバーは役に立ってくれます。
まず、バイクカバーは雨や汚れからバイクを守るだけでなく、鳥の糞尿被害から守れます。鳥の糞は、鳥が食べたものによって酸性・中性・アルカリ性とpH(ペーハー)の値が変わります。付着した糞が酸性であると、塗装面にダメージを与えて、洗っても塗装に白っぽいあとを残します。こういった被害からバイクを守ってくれます。紫外線による塗装の退色が防げるというのもバイクカバーの役割です。炎天下に長い期間放置すると、バイクもいわゆる「日焼け」をすると言われています。特にカウル付きのスポーツバイクは、外装パーツの退色、フロントスクリーンの変色などが徐々に進みます。カウルがないネイキッドバイクでもシートレザーの劣化が起きてきます。バイクカバー使うと紫外線による劣化を避けることができます。
バイクの高級車や絶版車にはバイクシートは必須と言えるアイテムでしょう。その理由は、盗難やいたずらを回避できる可能性があるということです。特に外車、絶版車などは盗難の危険性がほかのバイクよりも高いため、それを隠す意味でもバイクカバーは防犯効果があると言われています。バイクカバーをかけるとバイクの状態維持に役立つため、バイクのちょっとした変化にも気がつきやすくなるメリットがあります。例えば、バイクカバーに付いた僅かなオイルにじみ、フロントフォークのダストシールのひび割れ、タイヤの劣化などです。カバーをかけておくだけで、バイクの状態が維持され、こういった変化に気づき、早い段階で対応ができます。雨やよごれ、鳥の糞、紫外線による劣化、これらが原因でバイクの劣化が加速するため、結果としてバイクの価値が下がり バイクを売却するときには査定額が下がる場合もあります。バイクの価値を下げない、トラブル防止になるバイクシートはとても費用対効果の良いアイテムではないでしょうか。
バイクカバーの選び方や注意点
バイクカバーを選ぶときはサイズがあるため、まずバイクのおよそサイズ、長さ、高さ、全幅を確認しておきましょう。バイクカバーには防水性を高めるため、耐水圧性や撥水生地を使った物があります。外にバイクを保管する場合は防水性が高いバイクカバーを選ぶと、水分の浸透でバイクが濡れるのを防いでくれます。加えて、ベンチレーションがついているバイクカバーはサビの防止になると言われます。雨上がりの湿度対策でバイクカバーを外す手間が減らせます。
逆に湿度を排出するベンチレーションのないバイクカバーは、雨が降ったあと、水蒸気になった水分がバイクカバーのなかに溜まり、バイクカバーをしていてもサビる場合があります。バイクカバーを選ぶ基準に防水性だけでなく、耐熱性があるものを選ぶとさらに便利です。走行後、マフラーやエキゾーストパイプがまだ熱い状態でもバイクカバーを被せることができます。耐熱性のないバイクカバーを使う場合は、走行後にバイクのエンジンやマフラーの熱が下がるまで待たなければ、カバーをかけることができません。
バイクカバーの生地には厚手と薄手のものがあり、一般的には厚手のものが良いとされています。理由は風でバイクカバーがめくれあがってしまうのが防げるからです。バイクカバーの裾をゴムで絞られているカバーは風対策には効果的です。生地も織り目がしっかりしていて、シャツなどに使われているオックス生地(オクスフォード)を使用しているバイクカバーは強く、しなやかな生地で厚手のバイクカバーによく使われています。この生地の厚さに関しては、数値表記がされており、150D(デニール)、210D、300Dという数値で表されます。300Dのほうが厚手のバイクカバーであり、風の影響を受けにくいものになります。
バイクカバーにベルトがついていますが、それでも生地が薄いバイクカバーは、簡単に風でめくれあがってしまうと言われています。その一方で、300Dのバイクカバー重たいので、簡単にバイクカバーをかけて、外したいと思うユーザーに不向きかもしれません。紫外線カットをするカバーかどうかもカタログ、パッケージで確認するようにしましょう。バイクカバーの裏生地にも種類があり、キズがつきにくい素材にしてある「起毛」生地の場合、タンクやカウル、スクリーンにバイクカバーが触れても、キズになりにくいとされています。
盗難防止のため、ホイールにバイクロックを通すための穴があるバイクカバーなら、カバーをかけたまま、施錠ができます。前輪、後輪の両方に穴があるバイクカバーもあるため、手持ちのロックの数に合わせて、選ぶと良いでしょう。バイクを屋根付きのガレージに置いておく場合も、バイクカバーをかけるようにしたほうが良いと言えるでしょう。理由はホコリやチリがバイクに付くのを防ぐためです。ロングツーリングに行く人は、ツーリング用に携帯性のよいバイクカバーをもう1つ持っていると、ツーリング先で雨に降られても、雨からバイクを防ぐことが出来ます。携帯するのに便利な付属のバッグ、夜間に光を当てると反射する反射テープなどが付いている製品があります。バイクカバーは、バイクの駐輪環境、使用目的、ご自身のスタイルに合わせて選びましょう。
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バイクカバーはバイクが雨ざらしになったり、よごれが付いたり、鳥のフンや劣化を防ぎ、防犯対策にもなるコスパの良いアイテムです。ご自身のバイクの使用条件、駐輪環境を考えてバイクカバーを選ぶと、バイクの状態維持に役立ち、より快適にバイクが楽しめるのではないでしょうか。(Peacock Blue K.K.)
バイクを初めて買ったのはもうずいぶん前でCM125Tと言う125のバイクだった。このバイクは物置に入れていたのでカバーなどは書けなかった。その後、ずっと後になって400Xを買ったときは量販店で超安いカバーを買った。400Xは半年で手放して一目惚れのCB1300スーパーボルドールを買ったときに燃えない、溶けないというバカ高いカバーを買った。バイクのカバーと言うのは基本防水になっているのかと思っていたが、上面の記事がめちゃ薄い。「こんなもので防水になっているのかな」と思ったが、カバーと言うのは雨避けと信じ込んでいたので防水なんだろうと思っていたが、さにあらず、雨水がザアザア流れている痕跡がバイクに残っていた。燃えないとかいうが、防水でもないようなカバーは役に立たないなと思いながら高いのでそのまま4年ほど使っていたが、紫外線にやられてボロボロになってしまった。仕方がないのでにりんかんに行ってほどほどなものを選んで買った。その時に店員さんに「バイクカバーの寿命ってどのくらい」と聞いたら「2年くらいですかね」とか言う。思いのほか耐久性がないものだと思った。バイクカバーと言うと黒がけっこう多い。なんで黒なのかと思ったら夜間にバイクの所在を隠すためと言う。何から隠すかと言うと泥棒やいたずらする人間から隠すのだと言う。バイクカバーの主な目的は盗難・悪戯防止なんだそうだ。で、その他に汚れ防止とか、紫外線防止とかいろいろあるが、防水なんてのは二の次のようだ。そう言えばバイクカバーの注意書きには「完全防水ではありません」と記載がある。まあいいところ耐水と言ったところなんだろう。そう言えば最近は車のカバーと言うのをあまり売っていないし、カバーをかけている車もあまり見ないが、「86GRは高価な特殊な車なのでいたずらされたり盗まれたりしないようにカバーをかけた方がいい。」と言うディーラーさんの言葉に従ってカバーをかけている。このカバーも「完全防水ではありません」と注意書きがあった。そしてやはり雨水がザブザブ漏れているようだ。そうするとカバーをかけることの最大の目的は車両を隠すこと、そして次に紫外線やら黄砂やら鳥の糞やらそう言ったものからボディを保護するというところだろうか。金属でできた機械の大敵は水と思っていたが、最近は機械の大敵はそれを盗んだり壊したりする人間なのかもしれない。そう言えば燃えないバイクカバーもバイクの熱で燃えないんじゃなくて人間がカバーに火を点けても燃えないというのが売りだったからなあ。それも困ったものではある、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2021/05/17 00:52:58 | |
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バイク | 日記