
正しい位置はそれぞれ、しかしNGな握り方は共通
ハンドルの持ち方として、自動車教習所では「9時15分」や「10時10分」など時計の位置で例えられることがあります。では、「9時15分」や「10時10分」が推奨される理由とはどのようなものなのでしょうか。
あなたはどのようにハンドルを持ちますか?
元々、ハンドルの位置が10時10分や9時10分に推奨された背景には、昔のクルマにはパワーステアリングが付いていなかったことが挙げられます。パワーステアリングが付いて居なかったハンドルは、とくに停止時や低速時のハンドル操作にある程度の力が必要でした。そのため、余分な力を入れずにハンドルを左右に切りやすく、手にしっかり力が入りやすい位置として推奨されていたといいます。近年では、パワーステアリングは標準化された装備となっており、昔よりも力を入れてハンドルを操作する必要が減っていますが、ハンドルの持ち方は変わっているのでしょうか。
首都圏の自動車教習所の職員は次のように話しています。
「昔ほどハンドルの持ち方について、厳密に指導はしていません。どちらかというと、ハンドルの持ち方がというよりは、運転時の姿勢を含めた全体を指導することが多いです。最近のクルマは、ハンドルの上下、前後や、シート位置を前後・上下など細かな調整出来る機能が増えています。そのため、ペダル操作がしやすい位置・高さにして、肘が少し曲がる位置に調整した際に自然とハンドルを握る場所が9時10分から10時10分の範囲に収まるという流れとなっていて、ハンドルの持ち方は最終的に自然と決まる感じです」
またハンドルの持ち方という部分では、ハンドルを内側から逆手に持って操作する通称「内掛けハンドル」という持ち方を気にする傾向にあるようです。
前出とは別の50代の教習所職員は、次のように話します。
「職員の個人差も多少ありますが、私は内掛けハンドルについては厳しく指導しています。というのも、かつて内掛けハンドルをして事故を起こし、ドライバーが大怪我をした事例を知っているからです。事故自体は小さい衝突事故だったので、正しいハンドル位置なら軽傷だったのに、内掛けハンドルをしたことで骨折などのケガを負ってしまいました。それ以来、教習生にはこの話を必ずして、内掛けハンドルを厳しく注意しています」
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内掛けハンドルは誤操作を引き起こす可能性や衝突時にエアバッグが作動した場合に思わぬ怪我につながる危険がありえます。内掛けハンドルをはじめ、片手ハンドル、クロスハンドルといった、一般的に危険といわれる握り方を指導するという教習所がほとんどで、NG行為についてはハッキリしているようです。
モテるハンドル位置は、女性によって好みが分かれる
ハンドルの握り方といえば、男性諸君がドライブデートでカッコをつける大きなポイントだといえます。しかし、女性の本音はどうなのでしょうか。今回は、20代、30代、40代の世代別の女性に、男性のハンドルさばきについて聞いてみました。まず、20代の女性5名に話を聞いたところ、多かったのは、カッコいいハンドル位置ではなくカッコ悪いケースで、「10時10分はNG」という意見でした。その主な理由としては、「運転に不慣れな感じがしてカッコ悪い」「事故を起こさないか不安」「真面目かよ」といった内容です。反対に、カッコいいケースでは、「片手でスマートに運転しているとキュンとくる」「窓枠にヒジをかけて片手運転が100点」という意見が目立ち、一般的に危険だとされる片手運転にときめく女性もなかにはいるようです。
しかし、30代や40代になると、真逆な意見が出ています。東京都世田谷区在住の30代OLは、次のように話します。
「20代後半から30代になってくると、運転のときにやたらカッコつける男性が苦手という女性は多いです。反対に、両手でしっかりとハンドルを持って安全な運転をしてくれると、安心感があって好感がもてますし、将来のことを考えたときに信頼できます」
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安定や信頼を求める30代や40代のオトナな女性には、両手ハンドルの「安定感」がウケるようです。(Peacock Blue K.K)
日本では操舵装置のうちの転把をハンドルと言うが、英語でハンドルと言うとドアや扉についている取っ手のことで転把はステアリング、あるいはホイールとも言う。"You sit behind the wheel."と言うと「運転しろよ」と言う意味になる。まあ閑話休題、・・。昔は2トン、4トンなどの普通トラックにはなんと信じがたいことにパワーステアリングがついていなかったのでこうしたトラックを駐車場などで低速で操作する時には内掛けを使ってステアリングを大きく動かしていた。乗用車でパワステがついている車なんか特別な車だけだった。今は軽にもパワステがついているので内掛けなど使う必要はないだろう。高速で内掛けをすると手が他の装置に引っかかって危ない。そう言えば運転訓練を受けたときにパワステなしのスカイラインで1時間くらいぶっ続けでスラロームをやらされた時は腕が硬直して棒のようになってしまった。今乗っている86GRはステアリングの遊びがほとんどなく、また直進安定性は恐ろしいほどに抜群なので10時10分なんてかしこまってステアリングに無暗に力を入れて握っているとぶれてしまう。軽く手を添えている程度で車は微動だにもせずに定規で引いたように直進する。またMTなのでシフトに手を置いていることも多いが、タイトな山坂道を走るときなどは両手でステアリングを保持している。そんなときの両手の位置は9時10分くらいだろうか。10時05分くらいなこともある。運転姿勢はレカロのバケットシートのおかげできっちりと正しい姿勢を長時間確保できる。昔はタバコを吸っていたので片手でステアリングを操作していたこともあった。そんなことをしているとタバコの火が落っこちて慌てたこともあったが、今はタバコももうやめたのでそんなことはなくなった。考えてみれば危ないことをしていたものだ。コペンもそうだったが、最近の車は直進安定性がいいので高速を巡行する時は片手で軽くステアリングを抑えていればいいと思うが、街中や山坂道では両手でステアリングを保持して左右どちらにも必要に応じて適時迅速にステアリング操作ができるようにしておくべきだろう。片手では正確なステアリング操作ができないので危ない。「俺は運転がうまいんだ」なんて自己満足で格好つけて片手でステアリング操作をしていると泣きを見ることにもなりかねないので適時適切な方法でステアリング操作をしよう。運転がうまいのなんの言ってみても自己満足でアクセルを踏んだとたんにスーパーカーをクラッシュさせてしまう輩がけっこういるのだから気をつけよう。首都高速からジャンプしてしまったのもいたっけ、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2021/05/30 23:18:26 | |
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