日豪両政府は9日、外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)をテレビ会議形式で開催し、安全保障関連法に基づき、自衛隊が他国の艦艇や航空機を守る「武器等防護」の実施に向けた体制が整ったことを確認した。武器等防護の対象となるのは米国に続き2カ国目。海洋進出を強める中国を念頭に、「準同盟国」と位置付ける豪州との連携強化を図る。両国の2プラス2は2018年10月以来9回目。日本側からは茂木敏充外相と岸信夫防衛相、豪州側はペイン外相とダットン国防相が出席した。
武器等防護の実施には豪軍からの要請が必要で、最初の防護の際は政府の国家安全保障会議(NSC)で審議し、防衛相が実施の可否を判断する。岸氏は協議後の記者会見で「インド太平洋地域で自衛隊と豪州軍が相互運用性を高めて連携する基礎となるものであり、地域の抑止力につながる」と強調した。武器等防護を巡っては、両政府は20年10月の日豪防衛相会談で対象に豪軍を加える調整に入ることで合意し、防衛当局間で部隊間の意思疎通の方法などを協議してきた。
2プラス2ではまた、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、安全保障、防衛協力を新たな次元に引き上げることで一致。協議後に発表した共同声明では、日豪間の成果文書として初めて「台湾海峡の平和と安定の重要性」と「両岸関係の平和的な解決」を明記した。中国海警局の武器使用規定を明文化した海警法や、中国の人権状況に懸念を示した。
20年11月の日豪首脳会談で大枠合意した、自衛隊と豪軍が共同訓練で相互訪問する際の法的地位を定める「円滑化協定」については、可能な限り早い時期の署名に向け、協議を加速させることを確認した。ダットン国防相は「両首脳によって年内に署名できる見通しがついてきた。2国間の関係が深化するだろう」と期待感を示した。【畠山嵩】
もうずいぶん昔の話だが、海上自衛隊の幹部に、「中国海軍と戦ったら勝てるか」と聞いたら、「中国ですか。1週間で片をつけます」と胸を張って言っていた。「韓国は、・・」と聞くと「韓国ですか。考えたことはなかったけど、‥そうですね、‥半日かな」と笑っていた。今は韓国は半日かもしれないが、中国はそうはいかないだろう。少し前に、「尖閣諸島を取られたら取り返せますか」と聞くと「1回2回なら取り返しますが、物量で波状攻撃をかけられるとねえ」と言葉を濁していた。中国は日本の3倍の経済規模を持つ大国で軍事費は日本の5倍以上もあるだろう。軍隊の規模は大きいが、国も大きく敵も多いので軍をあちこちに分散配備しておかないといけないので、日本に向けられる戦力は限界があるだろうし、軍の規模がそのまま日中の軍事力の差になるわけでもないが、やはり中国の軍事力は日本にとって大きな脅威だろう。その中国に対抗するには利益を共有する国がお互いにスクラム組んで対抗するしかない。アジア太平洋地域では日米豪印がその中核だろう。その豪州軍を防護することになったことは日豪双方にとっていいことだろう。ぜひしっかりスクラムを組んで中国を抑えて欲しい。最近の中国は目に余る。新型コロナウィルスも作って撒くし、とんでもない国ではある。しっかり封じ込めないととんでもないことになる、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2021/06/09 22:04:26 | |
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