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2021年07月03日 イイね!

残念に思うことはゼロ戦のエンジンを栄から金星に換装しなかったこと、‥(^。^)y-.。o○。

零戦が三菱重工製であることは知られているが、その心臓部であるエンジン「栄」が中島飛行機製、つまり現SUBARU社が開発したものだということをご存じだろうか?当時のままのその「栄」を搭載した、当時のままの零戦が今も1機だけ、米カリフォルニア上空を飛んでいる。今回は、筆者がCAで空撮取材したその「現存零戦」の概要をお伝えしたい。(文/鈴木喜生、写真/藤森 篤、SUBARU)


SUBARUの源流、航空機メーカー「中島飛行機」
かつて世界に名を馳せた日本帝国海軍の「零戦」。この名戦闘機を開発したのは三菱重工業だが、そのエンジンには中島飛行機製の「栄発動機」が採用されていた。中島飛行機株式会社とは、ご存じのとおり現在のSUBARU社だ。堀越二郎技師によって設計された零戦は、試作機の段階では三菱製のエンジン「瑞星」を搭載していたが、しかし同時期、中島飛行機がより高性能な栄発動機を完成させたため、この機体を発注した海軍の判断によって栄発動機が搭載されることになったのだ。

敗戦国である日本の兵器は、そのほとんどが戦勝国によって破棄されている。しかし、戦後80年近くが経つ現在も、オリジナルの栄発動機を搭載し、機体自体も限りなくオリジナルに近い零戦五二型が、アメリカにただ1機だけ現存しているのだ。しかもそれは飛行可能な状態が保たれている。筆者がその機体を空撮するため、カリフォルニア州チノにある「プレーンズ・オブ・フェーム航空博物館」(以下、POF)を訪れたのは2012年。ここには第二次大戦時に使用された機体が数十機、飛行可能な状態で保存されている。この五二型も同館のコレクションのひとつだ。

今も飛行可能な零戦五二型と、オリジナルの「栄発動機」
カウルが外されると、空冷星型複列14気筒の栄発動機が現われる。POFスタッフによると、キャブレターのほか、プラグと電装系パーツは新しいものに交換しているが、シリンダーやクランクケースなどの主要パーツは、当時のものをオーバーホール、あるいは多少の手を加えて使用しているという。経年を感じさせないそのコンディションの良さから、丹念に整備されていることがすぐさま理解できる。星型複列14気筒とはつまり、放射状に配された7つのシリンダーがひとつのユニットを構成し、それを前後にふたつ、2列に組んだ空冷式エンジンのことだ。総排気量は27.9リッター。それぞれのユニット内には7本足のコンロッドが延びている。マスター・コンロッドの軸間は280mm。ピストンひとつの重量は1.23kg、ボア130mmと巨大であり、クルマやバイクのものを見慣れた我々からすると、そのサイズは異様なまでに大きく感じられる。

2機の零戦が里帰り
オリジナル機にはない後付けのセルモーターで栄が始動すると、「バッバッバッバッ」という乾いた音が鳴り響き、排気管から白煙が噴出する。スペック的には離昇馬力1130hp/2750rpmとされているが、なんせ同機はクラシック機なため無理は禁物。スロットルの出力は離陸時80%、巡航時60%に抑えているという。

この取材で我々はさらに、ロシアの工房で新造されたという零戦二二型を2機、米国の他所から呼び寄せチャーターしていた。そして、POF所有の五二型とともに、計3機でのフライトを依頼し、空撮に臨んだのだ。大戦時、零戦は3機で「小隊」を構成して飛行したため、それを再現するための空撮取材だった。ちなみに、この時に撮影した二二型は、回収された零戦の残骸からリバース・エンジニアリング方式によって型を起こし、ロシアで新造されたもので、うち1機の機体標識番号は「AI-112」。つまり、2017年に幕張でデモフライトを行った機体である。また、POFが所有するオリジナルの五二型の機体標識番号は「61-120」であり、我々がこの空撮を行った翌年の2013年、埼玉県の所沢航空発祥記念館に里帰りしている。その際、エンジン始動とタキシングが行われたことを記憶されている方も多いだろう。

戦闘機から「超音速機」へ
中島飛行機とは、ここで紹介した栄発動機だけでなく、「九七式戦闘機」、「隼」、「鐘馗」、「疾風」など、数多くの名戦闘機を世に送り出した航空機メーカーである。戦後、中島飛行機は「富士産業」と改称され、GHQによって航空機の開発・製造が禁止された。そのため自転車やスクーター、やがてバスなどを生産したが、1950年には財閥解体によって、各地の工場ごと、十数社に分割されることになった。

しかし、1952年から53年にかけて、同グループの主要5社が再合併し、航空機の生産することを目的にした「富士重工業株式会社」が発足。そのきっかけとなったのは、自衛隊の前身組織である保安隊のために、アメリカの航空機メーカー、ビーチ・エアクラフト社の単発レシプロ練習機「T-34メンター」を、ライセンス生産する権利を得たことによる。つまり富士重工業は、自動車の生産を本格化させるよりも早く、航空機の生産を再開させたのだ。

そして、「SUBARU」となった現在も、航空宇宙事業は連綿と継続されていて、旅客機の生産にも参画。ボーイング787型機において、もっとも剛性が必要な主翼中央部に、世界ではじめて炭素複合素材を使用するなど、革新的な技術を投入するなどの実績を挙げている。また、米国ヘリコプター・メーカー「BELL」社の機体をライセンス生産。さらに、今月6月16日には、JAXA、三菱重工、川崎重工、IHIなどとともに、国産の「超音速機」の研究開発において連携することが発表されている。



ゼロ戦のエンジンは最初は三菱の瑞星という排気量28リッター14気筒エンジンを使って製作されたが、瑞星よりも小型でやや馬力のある中島の栄に換装するよう海軍から指示があってゼロ戦のエンジンは栄となった。ただ栄11型は1千馬力級の戦闘機用エンジンでその後、21型、31型と改良されるが、馬力はほとんど向上を見なかった。しかし軽量戦闘機として作られたゼロ戦はその後の戦訓で機体構造、武装や防弾の強化など重量が増加する改造がされたが、エンジン出力はほとんど変わらず米国の戦闘機に対して性能的に劣るようになり、最後は特攻機として使われるなど悲劇的な末路をたどった。しかしゼロ戦と同時期に開発された英国のスピットファイアやドイツのBf109などは2千馬力級エンジンを積んで最後まで第一線機として活躍している。ゼロ戦も三菱の設計陣では金星という栄よりも大型の32リッターエンジンを搭載して開発しようとする案もあったそうだが、96艦戦から機体が一足飛びに大型化して搭乗員に嫌われることを危惧して小型の瑞星を選んだという。戦争初期は栄でもよかったが、改造によって機体の重量が増えてくると1千馬力のエンジンでは飛行性能が落ちて米軍の新鋭機に対抗できなくなってくる。52型が出たとき、この52型はそれまでの軽戦闘機的な性格から速度や武装、急降下性能を重視した重戦闘機的な性格に変わっていたが、エンジンの出力は米軍の新鋭機が2千馬力級エンジンを装備しているのに1千馬力のままだった。52型が出たときにエンジンを金星に換装しておけばよかったが、航続距離が落ちることを嫌った海軍がこれを認めなかった。52型丙になってさらに武装や防弾が強化されると飛行性能はさらに低下、海軍はまだ性能向上が図れると水アルコール噴射の栄31型を装備したが、故障が多くて稼働率も低下した。1944年11月になって海軍は栄の生産量が増加しないことからやっと金星への換装を認め、1945年4月に54型試作機が飛行したが、飛行性能はかなり向上してゼロ戦各型の中では最も速度が速くもっとも上昇力が高いゼロ戦となったが、量産を前に終戦となって万事休した。金星は最終型では1500馬力まで強化され、トラブルの少ない癖のない非常に安定した航空機用エンジンで日本の2千馬力級航空機用エンジンである栄の発展型である中島の誉のような扱いにくさやトラブルはほとんどなかったそうだ。日本で実用化できた最大馬力の戦闘機用航空機用エンジンはこの1500馬力の金星だった。ゼロ戦にも52型を作ったときに金星に換装しておけば戦局をひっくり返すなんて言うのは夢のまた夢だが、米国の戦闘機に対してもう少し有利に戦えただろうし、ゼロ戦の戦闘機としての寿命も延びただろう。栄にしても誉にしても中島の航空機用エンジンは軽量小型に走りすぎて自滅したような感がある。まあ70年も80年も前に何を作っていようと今の技術とは関係がないだろうし、今のスバルは無人機とヘリのメーカーになっている。今はスバルの86に乗っている。GRだからトヨタの色が濃いのかもしれない。とてもいい車だが、まあよく昔何を作ったなんて話が出てくるけど今の技術には何の関係もない。ただゼロ戦のエンジンの話になると「どうしてもっと早く栄に見切りをつけて金星に換装しなかったのか」と何とも残念に思う、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2021/07/03 23:15:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記
2021年07月03日 イイね!

熱海市で土石流が発生、・・。

静岡県熱海市伊豆山で3日午前に発生した土石流。
「バキバキ」「ドドドーッ」。辺りの空気を震わせるすさまじいごう音とともに、茶色い土砂が山肌を削るように激しく流れ落ち、アパートをのみ込み、バスを押し流した。

「こんなことになるとは想像もしなかった」。現場を目撃した同地区の男性(55)は声を震わせた。知人から連絡を受けて駆け付けると、山の方から土砂が川のように流れ落ちているのを目撃。直撃を受けたアパートは丸ごとなくなっていたという。

慌てて撮影したという動画には、大量の茶色い土砂が複数の家屋や乗用車、電柱などをのみ込んだ様子が映っていた。辛うじて残った家も、1階が泥に埋まり、見えなくなっている。男性は「崩れた場所は裏山の傾斜が強い所。近くの知人は、朝方に『ゴオーッ』という変な音がしたと話していた」と振り返り、「高齢者が多く住む地域なので、逃げ遅れた人がたくさんいるんじゃないか」と不安そうに話した。

土石流は、発生地点から500メートル以上離れた海沿いの国道135号まで届いた。午前11時40分ごろ、車で通ったという同県沼津市のパート女性(41)は「危険を感じてUターンしたら、さっき通った道が土砂に覆われていた」と説明。「あぜんとした。少しでも遅かったら巻き込まれていたかもしれない」と驚いた様子で話した。

「ゴゴゴというすごい音とともに土砂崩れが起きた。知り合いの家も流された」と話すのは、135号沿いのガラス工房代表大東健太さん(35)。土砂や木が逢初川に沿って流れ出し、一部は海まで達したという。工房にいた10人は全員無事だったが、駐車場にあった従業員と客の車が流された。スタッフの川田瑞樹さん(29)は「バキバキ」というごう音を耳にした。近くを走っていた回送中のバスが土砂に巻き込まれて流されて行くのを目撃。運転手は救出されたが、「土砂は店の前まで流れて来た。ショベルカーで家を壊す時のような音がした」と動揺した様子で語った。 



熱海という街は山の斜面に沿って発達した街なのでその山の斜面に大量の雨が降ればこうした土石流が発生する可能性はあるだろう。日本はもう亜熱帯気候で雨季にはこれまでにはない量の降雨がある。こうした大量の水を含んだ傾斜地が耐え切れなくなって崩れることは当然あるだろう。こうした場所は日本には数え切れないほどある。農耕で生計を立ててきた日本は水の便がいい川に沿って集落が発達し、あるいは山裾などにも集落が多い。毎年、雨季になるとこうした水害が発生するが、危険個所も数え切れないほどあるだろう。何とかならないものかと思うが、山がちな日本では難しいだろう。異常気象を誘発する気候変動に対する対策は全世界にとって喫緊の対策ではある。地球が崩壊するなどという人がいるが、気候変動では地球は崩壊しない。崩壊するのは人間社会である。人間の活動が低下すれば地球環境はゆっくる元に戻っていくそうだ。人間の文明が崩壊しないように考えるべきだろう。被害を受けた方にお見舞い申し上げる、‥(^。^)y-.。o○。

Posted at 2021/07/03 19:24:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2021年07月03日 イイね!

次期戦闘機のエンジンを英国と共同開発へ、‥(^。^)y-.。o○。

航空自衛隊のF2戦闘機の後継となる次期戦闘機の開発について、政府はエンジン部分を英国と共同開発する方向で最終調整に入った。日本は重工大手のIHI、英国は航空機エンジン製造大手のロールスロイスの参加を見込む。費用削減だけでなく、将来の輸出も視野に入れており、防衛協力を進める狙いもある。

複数の日本政府関係者によると、6月に英国で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の際に開かれた菅義偉、ジョンソン両首相の会談でエンジンの共同開発についてのやりとりがあった。同月下旬には防衛省の担当者が訪英し、エンジン部分を含めた協力について英側と協議。両国で最終調整を行っている。

次期戦闘機の配備は、91機保有するF2が退役を始める2035年ごろまでの開始をめざす。18年末の中期防衛力整備計画では、次期戦闘機の開発方針を「国際協力を視野に、我が国主導」と明記。同省は昨年、開発を主導する中核企業として三菱重工業と契約し、開発に着手。同社を技術支援する企業に、米ロッキード・マーチン社を選んだ。

さらに昨年末には「国際協力の方向性」を公表。米国との協力を中心としつつ、エンジンや電子機器などは「開発経費や技術リスクの低減のため」、米英との「協力の可能性を追求していく」と記していた。日本政府関係者は「エンジンの共同開発によって量産化が見込める。コスト低減や将来の輸出に道が開ける」と話す。日英は共同訓練など防衛分野の協力を進めており、エンジン開発でさらに関係を深めたい考えだ。

課題は米国を含めた3カ国の連携。ロッキード・マーチン社の関係者は今年に入って複数回来日し、愛知県内で実務協議に入っている。同省内には「エンジンだけ切り出して英国と協力して、ちぐはぐにならないか」(関係者)との懸念もくすぶっている。

日本政府は安倍政権下の14年、武器の国際共同開発がしやすくなるよう武器輸出三原則に代わる「防衛装備移転三原則」を閣議決定。これを受け、同省は武器などを購入する際の基本方針である「防衛生産・技術基盤戦略」を決め、国産重視から国際共同開発にも積極的に乗り出す姿勢へと転換している。(朝日新聞社)


英国は戦闘機のエンジン開発には技術と経験があるし、英国自身も新型戦闘機の開発を計画しているのでその戦闘機のエンジンにも使えるのは英国にとっても利益だろう。ただ日本にはXF9という戦闘機用エンジンがある。これを土台に開発するのか、新規に開発するのか、その辺も難しいところだろう。日本の本音はエンジンの共同開発で英国を新型戦闘機開発計画に引っ張り込んで日本の機体を使わせて生産機数を増やしてコストを下げたいというのが本音だろうか。英国には英国の国内事情があるのでまあどうなるか。数兆円を要する巨大プロジェクトなので各国ともそれぞれいろいろ思惑があるのだろう。多数の敵と戦って敵を見る前にすべてを撃破できる世界最強の戦闘機になるといいのだが、‥(^。^)y-.。o○。

Posted at 2021/07/03 19:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記

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