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2022年02月14日 イイね!

佐山芳恵再び、・・(^。^)y-.。o○。(102)

佐山芳恵再び、・・(^。^)y-.。o○。(102)「佐山さん、余計なお荷物を背負い込んだなんて考えているんじゃないでしょうね。」

知的美人にいきなり図星を衝かれてどぎまぎして狼狽してしまった。

「本当にご迷惑をおかけします」

総務課長にも頭を下げられて僕はさらに狼狽して「いえ、そんなとんでもないです。でも何しろこれだのあれだのもうかなり重荷を背負わされていますので十分にお世話ができるかどうか、ごめんなさい」などとしどろもどろの言い訳をしてしまった。それでみんなが笑ったので緊張していた場が少し和んだ。

そしてそこからは和気あいあいの雰囲気で飲み会が進んだ。コロナ過で本来は飲み会など御法度なんだけど事情が事情だし、家族のようなメンバーなのでまあ勘弁してもらおう。総務課長もこわばっていた顔つきがだいぶん和んだようで一安心だった。小一時間の時間を過ごしてお開きとしてそれぞれ部屋に戻って行った。総務課長をあんな留置場みたいな部屋に入れておく必要はもうないのかもしれないけど人間どこでどうなるか分からないので仕方がないだろう。

「あの二人、穏やかに生きられるといいわね、二人で寄り添って。」

知的美人がそんなことを言った。寄り添って生きるのは難しいのかもしれないが、総務課長が奥さんの方を向いて生きて行けば総務課長にとって少しは穏やかに生きられるのかもしれないと自分に言い聞かせた。

「そうね、そうできるといいわね。」

僕がそう答えると知的美人も頷いた。彼女も二人が言うように穏やかに生きることが難しいことは分かっているんだろう。でもなんとかそうして欲しいと心から願っているに違いない。

「ねえ、抱いて」

知的美人は僕にすり寄って来た。普段なら押し戻すのだが、今日は何だか知的美人の気持ちがわかるような気がして黙って受け入れてやった。不機嫌なのは大ドラ猫だけだった。

翌日、午前中に社長がやって来た。そして総務課長を呼ぶとこれまでの状況を話した。要するに総務課長の奥さんは年が若すぎて受け入れる施設がなかなか見つからないらしい。金銭的には特定疾病に該当するので認定を受ければ介護保険が使えるのだが、それでもかなりの初期費用とその後の経費も必要らしい。それを聞いた総務課長は「マンションを売却して経費をねん出します」と言い切った。「大事な思い出のマンションだが、妻のためなら」と言う。

「そうか、それじゃあ何より要介護の認定を受けないといけない。早速手続きをさせよう。マンションの売却は頭取に頼めば良しなにやってくれるだろう。ただ入居する介護施設などの選定もあるのでそう慌てることもないだろう。急に金が必要なら頭取に頼んでマンションを担保に貸してもらえばいい。いずれにしても金のことは心配ないので介護の認定と施設選びだな。あ、それからしばらくはここに住んでもいいと頭取の承諾をもらっている。部屋もたくさんあるから。それにここには人手もあるしな、なあ、佐山さん」

社長はそう言うと僕を見た。

『人手とは僕のことかい』

僕は社長をにらみながら心の中でそう言い返した。社長は僕に向かって片目を瞑って見せた。『そんなことで納得してたまるか』とは思ったが、結局しばらくの間は誰かが総務課長夫婦の面倒を見てやらないといけない。やるしかないだろうということで社長には同じように片目を瞑って返した。

社長は両手の人差し指を合わせてもう一度片目を瞑って見せた。そして上着の内ポケットから封筒を取り出してそっと僕と知的美人に渡した。その封筒を開けると辞令が入っていた。そこには「兼ねて福利厚生生活相談主任を命ずる」と記載されていた。知的美人の辞令には「兼ねて福利厚生生活相談副主任を命ずる」とあった。

「やりやがったな、社長、・・。」

そう思って顔を上げるともうそこには社長はいなかった。
Posted at 2022/02/14 14:13:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説3 | 日記
2022年02月14日 イイね!

墜落したF15の2人目の搭乗員の遺体を発見、・・。

航空自衛隊は小松基地に所属するF15戦闘機が墜落した事故で、乗っていた自衛官の2人目の遺体を発見したと発表した。

先月31日、石川県の小松基地に所属するF15戦闘機が離陸直後に海に墜落した。航空自衛隊はきのう自衛官1人の遺体を発見したと発表していたが、先ほどもう1人の遺体を確認したということだ。

戦闘機には田中公司1等空佐と植田竜生1等空尉の2人が搭乗していた。(ANNニュース)


空自切っての精鋭搭乗員2名が緊急連絡も緊急脱出もできずに墜落するような事故とはどんな事故だったんだろうか。おそらく何らかの原因で一瞬で機体の全機能が失われて墜落したのだろう。搭乗員の冥福を祈る、・・。
Posted at 2022/02/14 13:37:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記

プロフィール

ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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