プーチン大統領の暴走が止まらない。米CNNテレビは2日、米政府当局者の話として、ロシアが5月上旬までにウクライナの東部ドンバス地方などを制圧し「勝利宣言」を目指していると報じた。「宣言」までに戦果を上げたいロシア軍がなりふり構わず、攻勢を強める恐れがある。
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ロシア軍は首都キーウなど北部主要都市の制圧に失敗。何らかの「勝利」を印象付けたいプーチン大統領が、制圧の可能性がある東部に重点を移し、目標を設定したとみられている。米当局が傍受で得た情報によると、期限は対独戦勝記念日の5月9日に定められたという。
東部を早期に制圧したいロシアだが、自国軍の犠牲者はできるだけ抑えたい。NATO軍の高官によると、侵攻後1カ月でロシア兵の死者は最大1万5000人。10年間で1万4000人以上の旧ソ連兵が亡くなったアフガニスタン侵攻に匹敵する。そこで、使い捨て要員として傭兵を増やしている。
派遣しているのはロシアの民間軍事会社「ワグネル」だ。プーチン大統領の料理人と呼ばれるプリゴジン氏が資金提供している。ロシア西部に訓練場があり、これまでにシリアやリビアなど28カ国で活動している。民間人殺害や拷問などの疑惑が持たれ、EUは昨年末、拷問や処刑に関与したとして、ワグネルと創始者のウトキン氏に制裁を科している。
シリア人傭兵は「月給13万円、死亡保障200万円」
英BBC放送によると、ワグネルは侵攻後「サーロ(ウクライナの豚料理)を食べたい人は連絡下さい」と傭兵を募集しているという。12年目の内戦下のシリアからの応募が中心だ。英国のシリア人権監視団によると、シリアの傭兵の月給は約1000ユーロ(約13万円)。他に重傷者に7000ユーロ(約90万円)、死亡者に1万5000ユーロ(約200万円)の補償があるとされる。ワグネルの傭兵はシリアやアフリカなどからウクライナ東部へ転戦し、当初の3倍の1000人以上が投入される見通しだ。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏が言う。
「ロシア兵には、兄弟国のウクライナへの攻撃には抵抗があるものですが、傭兵にはそのような感情はありません。また、正規軍の兵士ではないため、傭兵の行為についてロシア軍は責任を負わない立場を取るでしょう。どうしても傭兵は過激な戦闘行為に走ってしまう。実際、ワグネルの傭兵はこれまでも残虐な攻撃を繰り返してきました。今回もその可能性が高い」
さらに、深刻なのが地雷だ。ウクライナ国防省の高官は2日、キーウ州について「全域が解放された」と宣言したが、ゼレンスキー大統領は、2日のビデオ演説で「撤収するロシア軍が民家や残された遺体に地雷を仕掛けている」と主張。米メディアによると、実際に撤退後のエリアで地雷が見つかったという。転んでもタダでは起きないとはこのことだ。
「地雷によりウクライナ軍や人々は動きを封じられ、撤去には莫大な時間とコストがかかる。また、ウクライナ国民を不安に追いやり、厭戦気分を高めたい狙いもあると思われます。勝利宣言を目指し、ロシア軍が攻勢にかけている表れだと言えます」(世良光弘氏)これ以上の暴挙は許されない。
親ロシア派が確保する東部2州を完全制圧してそれを以って勝利宣言をすると言う成果を何としても出さないと自分の立場がなくなるプー公は手段を択ばない可能性がある。撤退時にブービートラップとして地雷を敷設することはよくある手段だそうだが、民間人を虐殺してその遺体に地雷を敷設するなど正規の軍隊がよくここまでできるものだ。かつては世界最強を誇った精鋭ロシア軍も落ちるところまで落ちたか。大義のない戦争に駆り出され、命を懸けなくてはいけないロシア兵も気の毒だが、だからと言って道義に反する行為をしていいものでもないだろう。早く戦争が終結して巻き込まれたすべての人たちに平和が訪れるといいと思うが、なかなかそうは行きそうもないのは己の保身と栄達の野望を捨てないプー公のために他ならない。このおっさん、甲状腺がんとか言うが、それであっさり逝ってくれないだろうか。人の死を望んではいけないのは自明の理だが、プー公だけは例外だろう。それでも悪魔の行いで21世紀最悪の指導者として歴史に名を残すことは確実だろう、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/04/04 14:43:15 | |
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