ロシア国防省は18日、露軍が17日夜から18日にかけ、ウクライナの各地で計315か所をミサイルなどで攻撃したと発表した。西部リビウ州知事によると、リビウでは鉄道関連施設などに4発が撃ち込まれ、7人が死亡した。南東部マリウポリでも陥落を目指す露軍の攻勢が続いている。
露国防省は17日夕、ミサイル・砲撃部隊の標的数を113と発表していた。翌18日の発表で、約3倍となる315に急増した。セルゲイ・リャプコフ露外務次官は13日、タス通信を通じ、米国や北大西洋条約機構(NATO)加盟国によるウクライナ全土への武器輸送を「軍事的な標的とみなす」と警告していた。露軍は東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)の全域制圧に向けた総攻撃の準備を進める中、東部で抵抗するウクライナ軍への武器供与を阻むため、各地で砲撃を強めている。
リビウ州知事によると、リビウへのミサイル攻撃4発のうち3発は軍の施設を狙ったもので、1発は駅付近の民間施設に着弾した。死者7人に加え、子どもを含む11人が負傷したという。東部ハルキウ(ハリコフ)州当局も18日、露軍の砲撃などで24時間のうちに州内で9人が死亡、25人が負傷したと発表。ルハンスク州の知事によると、人口約2万人の町が制圧された。
マリウポリでは、ウクライナ軍と武装組織「アゾフ大隊」が、投降しなければ全滅させるとしたロシア側の最後通告を拒否し、市南部のアゾフスタリ製鉄所を拠点に抵抗を続けている。市議会は18日、SNSで、製鉄所では、子どもを含む民間人1000人以上が退避生活を送っていることを明らかにした。露軍が総攻撃に出れば、民間人の犠牲拡大が懸念される。
露軍の支援を受ける親露派武装集団は18日、市内への出入りを禁じ、取り残されている約10万人の住民については、通行証発行を通じて市内での移動を規制し始めた。市長顧問によると、住民が親露派かどうかを選別する意図があるという。露側は、従来とは別の市長が「就任した」と一方的に宣言している。製鉄所を巡る攻防が続く一方、完全掌握を待たずに市内を統治下に置く方針とみられる。
ウクライナのドミトロ・クレバ外相は17日、米CBSニュースに「マリウポリがレッドライン(越えてはならない一線)になるかもしれない」と述べ、露軍の出方次第で停戦協議を打ち切る可能性を示唆した。イリナ・ベレシュチュク副首相は18日、マリウポリを含む激戦地からの住民退避を図るための「人道回廊」の実施を、2日連続で断念したと明らかにした。
ロシアも黒海艦隊旗艦を撃沈されて逆上してミサイルを撃ちまくっているが、近寄るとやられるので長距離兵器での攻撃のようだが、制度が悪いのか故意なのか、民間施設に命中しては民間人の被害を増やしているのは以ての外である。ロシア、と言うより、プー公は5月9日までに何とかして「勝った」と言えるような結果が欲しいのだろうが、「勝った」どころか弱小と侮っていたウクライナに痛い目にばかり遭わされている。こんな悲惨な戦いは一刻も早く止めるべきだろうが、頭の中は「ロシア中興の英雄」と言う自分の姿が焼き付いているプー公には無理だろう。国連なども国家の寄り集まりだからそれぞれ自国の利益を図ってなかなか思うようにはならない。国家群とはかけ離れた武装組織でもあればいいのだが、そんなものがあるはずもない。神様でもいれば天罰を与えてくれるのだが、それも望むべくもない。人が死ぬのを願ったりしてはいけないのだが、プー公だけは別だ。プー公、心筋梗塞か脳溢血であの世に行かんかなあ。そうしたら「天罰」と言えるのだが、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/04/19 12:51:06 | |
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