持続化給付金の詐欺事件で逮捕された谷口光弘容疑者が、インドネシアで5台の車を所有しビジネス拠点を移動していたことがわかりました。その過程で谷口容疑者が訪れたエビの養殖場の管理者が、日本大使館へ情報提供したことが逮捕につながったとみられます。
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インドネシアの首都・ジャカルタにも、潜伏していた谷口光弘容疑者の“生活の痕跡”が残されていました。
平山晃一記者(NNNジャカルタ)
「渋滞がひどいですね」
「高い建物がいくつも見えてきましたね。この中に、谷口容疑者が生活していたタワーマンションがあるということです」
巨大なショッピングモールに併設された、このタワーマンションの27階に谷口容疑者が住んでいたことが10日、わかったのです。谷口容疑者は、日本で10億円近くの持続化給付金をだましとったとみられる詐欺グループの主犯格とされ、逃亡先で逮捕されました。
谷口容疑者はジャカルタのタワーマンションで生活をしながらも、約240キロ離れたスマトラ島のカリレジョ村に潜伏していました。また、別の西スマトラ州では、“ナマズビジネス”を展開していました。今年4月以降は、インドネシア国内の3か所を拠点に生活していたとみられています。特に、西スマトラ州では、ナマズ以外のビジネスも拡大しようとしていました。
谷口容疑者が逮捕される1週間前に会ったという、ナマズビジネスの現地のスタッフを取材しました。
――最初にどこで会いましたか?
ナマズビジネスの現地スタッフ
「エビの養殖場です」
谷口容疑者がエビの養殖ビジネスのために建てたという事務所を訪ねました。
治山桃子記者(NNN西スマトラ州)
「窓の外にはエビの養殖場が見えます」
約1年前から西スマトラ州でエビ事業を始めていたという谷口容疑者が、3拠点の長距離移動に使っていたのが車です。谷口容疑者は、少なくとも5台の車を所有していたことが新たにわかりました。1台は、拘束されたランプン州にある青い車でした。そして、10日、西スマトラ州の車の修理場を訪ねると、青のトラックと黒の乗用車、さらに、黒の小型トラックが置かれていました。稚魚のエサを運ぶために使っていたという青のトラックはランプン州のナンバープレート、そして、黒い車はジャカルタのナンバープレートがついていました。
車内には、紙幣がたくさん残されていて、5月19日に高速道路の料金所で2万ルピア(=日本円約200円)を支払ったとみられるレシートも置かれていました。谷口容疑者は何台もの車を持ち、いくつものビジネスを展開していました。ただ、逮捕直前にこのエビの養殖場を訪れていたことが、逮捕につながった可能性もあります。
今月4日、エビの養殖場の管理者は谷口容疑者とみられる写真を撮影していました。その後、養殖場の管理者は谷口容疑者をめぐるニュースを知り、「似た男がいる」と、この写真とともに日本大使館に情報を提供、さらに、谷口容疑者がランプン州に向けて出発したことも伝えたということです。これらの情報から、大使館は現地当局と連携し、ランプン州での逮捕に至ったとみられます。警視庁は、警察庁を通じて谷口容疑者の日本への移送について、現地当局と調整しています。
国外逃亡は必ず捕まる。具体的なことは言えないが、国際海空港には様々な網が張り巡らされているし、海外に出ても旅券を無効化されて動けなくなるし、各国警察の連携は緊密なのでほとんど時間の問題で捕まってしまう。逃亡の条件は、
1.十分な資金があること
2.支援してくれる組織があること
3.逃亡生活に耐えられるだけの強靭な精神力を持ち合わせていること
だが、こうした条件が整っていてもなかなか難しい。ビン・ラディンも最後には追い詰められて殺されている。あれだけ大きな組織を持っていてもダメなのだから個人では少しくらい金があってもどうしようもない。1年半も逃げていられたのは警察が本気で追跡していなかったからだろう。ただインドネシア警察と情報の交換はしていたと思われる。逃げている本人は何事もなく事業にも専念できるので「これならこっちで事業でもしながら結婚でもするか」なんて気楽に思っていたんだろうけどそうしている間にも網が徐々に狭まってきていて最後には御用になってしまう。国外逃亡で現地警察に拘束されると大体処遇などの問題で酷い目に遭うようだ。欧米などはまた別だろうが、あまりそう言うところに逃げるのはいない。まあ悪いことはしないこと、これが一番だが、手が回ったら余計なことはしないで神妙にお縄を受けることが一番だろう。そうすればお上にも慈悲はあるのだから、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/06/11 22:23:43 | |
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