2022年08月23日
新型コロナで観光客が減ってしまって奈良のシカが餌をもらえずに困っていると言う話を聞いて奈良のシカに餌をやりに行くツアーを計画したが、なかなか実行できずに延び延びになっていたが、今回、思い立って実行してきた。前回はバイクだったので今回は86GRで行こうと勇んで出かけた。
奈良までけっこうあるかと思ったら430キロほどで大したことはない。自宅を9時30分頃ゆっくり出かけて東名から新東名、伊勢湾岸、東名阪自動車道、新名神、名神、京滋バイパス、名阪国道とか色々走って午後4時くらいには奈良に着いてしまった。
途中鈴鹿に寄ったんだけど86GRは本当に運転していて疲れない車ではある。高速になるとステアリングはどっしりと安定して微動だにしない。また車体はちょっと沈み込むような感じで路面をしっかり捉えて「え、こんな速度になっているの」というくらい安定している。400キロ、500キロなんて楽勝ではある。
ホテルに着いて荷物を置くと早速シカに餌やりに出かけた。売店のおじさんから大量のエサを購入すると「シカもエサが少なくて困っているんでたくさんやってください」などと言う。餌を持っているのを見せると大量に寄って来て小突き回されたり噛みつかれたりするので隠し持ってシカに近づく。
シカも野生で飼っているわけではないので一応警戒して寄ってこないのや逃げるのもいるが、寄ってきて「餌よこせ」とおじぎしたり、鼻先で小突いたりするやつがいるし、ひどいのになると噛みついてくる。そんなのには「てめえ、シカステーキにするぞ」とかましてやる。そして皆に平等になるようにえさのせんべいを割ってくれてやる。移動しようとすると後にぞろぞろついてくるが、なるべく大勢のシカにやるためにさっさと歩いて別の群れを探す。
まあでもあまりうまそうに食うので「うまいのかな」と思ってちょっと食ってみたが、味がしない粉せんべいのようでうまくもなんともなかった。ただ敵も野生動物なんでせんべいをやるだけでなでたり触ったりはしない。こっちの行動を敵対行動と認識していつ攻撃されるか分からない。身体能力はシカの方がはるかに高いので人間なんかとても敵わない。時々シカにどつかれたり蹴とばされたりするが、たぶん人間が「かわいい」とか言って余計なことをするからだろう。シカはそれを敵対行動と見なして反撃するのだろう。相手は野生動物、安全な野生動物などいない。野生動物は人間のお友達ではない。
そんなこんなで夕方から1時間半ほど餌をやって翌朝ちょっと早起きしてまた餌をやりに行った。それが目的だからねえ。でも奈良の人はシカを見ても全く無視で何もしないそうだ。野良猫と一緒とか。それはそうだろう。何千頭もいるのだからいちいちエサなどやっていエサ代で破産する。今回餌のせんべいを買うのにけっこう豪華な食事ができるくらい使ってしまった。まあ滅多に来ないからいいんだけど。
翌日は若草山に登ったが、周遊して下山するには途中未舗装の道路があってスポーツカーでは無理とのことなので腹でも擦ったら大変と撤退して京都に転進した。若草山にもシカがいたが、こっちは人に慣れていないので逃げもしないが寄っても来なかった。
そして今日は京都からすたこら走って帰ってきた。伊吹山に登ろうと思ったらドライブウエイが停電で通行止めとか。新東名もトラックの横転事故で通行止めで三ケ日まで久々東名を走ってきた。途中ちょっと眠くなったが、渋滞の影響でSA、PAが混んでいて休憩ができず結局藤枝まで走り切ってしまった。
しかし、86GR、恐るべき車ではある。速さはそこそこだが、決して遅いわけではない、・・コーナリング性能の高さと高速安定性は驚くべきものがある。山坂道はどんなコーナーでもするりと抜けていくし、高速でも安定していてなんというか速度感があまりない。バイクだったら後ろにぶっ飛ばされそうな速度でもあっさりと涼しげな風情で走り抜ける。3日で1030キロほど走って燃費は14キロほどだったが、さすがにワークスがその気になって改造した車は一味違う。楽しいドライブだった。また是非行こう、・・ヽ(^。^)ノ。
Posted at 2022/08/23 22:56:56 | |
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自動車 | 日記