2022年09月25日
GR86が9月21日でオーダーストップとか。どうも頻繁に行われる自動車に対する騒音や排ガス規制、その他オートライト搭載など諸々の規制に対する車両改修のためのようだ。欧州では2年と言う限定で販売され、英国では90分で2年分が売り切れたとか言うが、日本でもGR86はそこそこ売れているようだ。月販1千台から1,500台と言うところだろうか。この手の車でこれだけ売れれば御の字だろうからいくら何でもこれで生産中止と言うことはないだろう。
まあ車体は全モデルの持越しで前後のデザインの意匠を変えて一回り大きいエンジンとトランスミッションを搭載し、その分の重量代償でエンジンフードやドア、ルーフをアルミに置き換えて重量増に耐えるように車体を補強した程度であまり金がかかっていないので元は取れているかもしれないが、せっかく売れているのを生産終了してしまうのももったいないので改修前モデルの生産数が限界に達してしまったということだろう。
しかし最近は車の生産も半導体不足や新型コロナで工場閉鎖など様々な問題で生産が思うに任せないところに加えてお上からあれやこれやと改修指示が入って生産の混乱に拍車をかけているようだ。買う側にしてもせいぜい待っても三月から半年が限界だろう。1年、1年半などとんでもないが、さらには4年なんてそんな先には買う側の状態もどうなっているか分からないだろう。
しかもヨーロッパではガソリン、ディーゼルエンジン車に対する風当たりが強くて大変だろう。BEVも走っているときは二酸化炭素は出さないが、充電する電気を作るには二酸化炭素を排出する。ヨーロッパがBEVに舵を切ったのは欧州自動車メーカーがクリーンエンジンの開発に失敗したからだろう。また米国でもBEVに舵を切っているが、長距離を移動する米国でBEVがどの程度の需要があるか見極めが難しいという。
しかし脱炭素は時代の趨勢で今後は自動車だけでなくすべての産業で脱炭素へと舵を切ることになるだろう。それはそれでいいのだが、せめて車の生産が順調に行われるようになってほしいと思う。これまでもあれを搭載しろだのここを修正しろだの様々お上からのお達しがったんだろうけどオーダーから納車まで何年なんてことはなかった。
コペンを買うときにS660は納車まで半年とか言っていたが、そんなに待ってはいられないと、後方視界が悪いとか荷物を積めないとかほかの理由もあったのだが、コペンに決めた。それでも納車まで3か月とかで「長いなあ」と思ったが、86GRは半年、これもまあそのうちに来るだろうとやり過ごした。そして今度のGRヤリスは1年半以上、これも惚れた弱みで待つしかないのだが、それでも少しでも早く生産が正常に戻ってくれるといいと思う。でもGR86はどうなるんだろう。まだもうしばらくは作るんだろう、あと4年くらいは、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/09/25 22:30:10 | |
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自動車 | 日記