立憲民主党の辻元清美参院議員が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側と接点があったことが27日、明らかになった。同党の岡田克也幹事長が定例記者会見で公表した。立民は自民党と旧統一教会の関係を徹底追及する構えだが、辻元氏は政府批判の急先鋒(せんぽう)として知られるだけに10月3日に召集される見通しの臨時国会に向けて影響が懸念される。
岡田氏によると、辻元氏は2012年に教団の関連団体「世界平和女性連合」の勉強会に知人に誘われて参加。秘書と一緒に出席し、会費2000円を支払った。点検した結果、会費の領収書に団体名の記載があり、接点が判明。辻元氏は「公民館での小さな会で、領収証の内容を十分認識しないまま受け取っていた。今後、一層慎重に対応する」と自身のブログに記した。
くしくも公表のタイミングは、旧統一教会と最も関係が深い存在とされる安倍晋三元首相の国葬に重なった。辻元事務所は本紙の取材に「発表時期等については党の決定によるもの」と回答。22日に事実確認ができたため、同日のうちに党に報告した。これを受けて27日、党は常任幹事会を経て岡田氏が会見で公表した。ただ時期が時期だけに、党内からは「国葬を隠れみのにしていると見られても仕方ない」との声も上がる。
旧統一教会を巡って辻元氏は8月20日、ツイッターに「自民党と統一教会の闇は深い」と投稿。9月9日に国葬の欠席を表明した際にも「安倍元総理は統一教会と深い関係があったのでは?」と開催に疑問を投げ掛けていた。党きっての人気議員に返ってきた“ブーメラン”。旧統一教会問題に対する追及姿勢に及ぼす影響について、岡田氏は「単純に接点があっただけで、自民党にものが言えなくなることはあり得ない」と強調したが、党関係者は「自民と同一視されかねない。丁寧に説明を尽くす必要がある」との懸念を示した。
岡田氏は「幅広く根を張っている旧統一教会なので、これからも出るかもしれない。正直に公表していく」とも語った。立民で接点が確認された国会議員は計16人。教団が与野党問わず政界にどれほど深く浸透しているかはまだ見通せない。
「人を呪わば穴二つ」、・・まあ他人を非難するときは己をよく顧みてからするものですなあ、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/09/28 18:56:08 | |
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