
きのう夜、32年ぶりの円安水準を記録した円相場。きょうも歴史的な円安水準が続いていて政府・日銀に対策を求める声が強まっています。
記者
「現在の円相場は1ドル=147円58銭となっていて、歴史的な円安がきょうも止まりません」
止まらない円安の理由。それは、▼インフレ抑制のため、利上げを続けるアメリカと、▼マイナス金利政策を続ける日本との金利差の拡大です。政府・日銀には円安是正を求める声が日に日に強まっていますが、黒田総裁はけさも何も動かないと持論を繰り返しました。
日本銀行 黒田東彦 総裁
「最も適切な金融政策・金利を考えると、いま(金利を)引き上げる必要はないし、適切でない」
全く動こうとしない日銀。一方の鈴木財務大臣は…
鈴木財務大臣
「過度な変動に対しましては、適切な対応を取りたい」
「過度な変動」には、為替介入などの対応をとる姿勢を改めて示しましたが、市場は反応せず、円安にブレーキはかかっていません。先月、為替介入に踏み切ったのは1ドル=145円80銭台をつけた直後。ここ2日で2円近く円安が進みましたが、「過度な変動」ともいえるスピードで進む円安を止めないのか。政府への苦言が相次いでいます。
ワークマン 土屋哲雄 専務取締役
「円安って、国に対して危機的な状況でございますから、円安が国にとって良いはずがない。輸入依存の国ですから、円安に対しては、ちゃんとした方針を持って強力な対策を打たないといけない」
ファーストリテイリング 柳井正 会長兼社長
「円安でメリットを感じている人がいるんですか。僕は製造業の人でも、ほとんどいないっていうふうに思う」
きのう発表された9月の国内企業物価指数は、1年前より9.7%も上昇。「円安」が大きな理由です。黒田総裁は“物価上昇はエネルギー高騰が主な要因”としていますが、円安を止めないことが消費者の生活を苦しめている実態が鮮明になりつつあります。
ファーストリテイリング 柳井正 会長兼社長
「構造的に転換しないと駄目でしょう。もう小手先のお金を配ることだけ、こんなことでいいんですかね」
止まりそうにない円安と物価高。効果的な対策を打ち出せない政府・日銀への不満が高まっています。(TBSテレビ)
日銀の能無し総裁もロシアのプースケと同じ立場に置かれているようだ。我を張り過ぎて今更円安に対策を打つことは自分のプライドが許さない。そうかと言って何もしなければ円安は止まらない。口でああだこうだ言っても投資家は利益を出すのが仕事だからドル買い円売りをやめない。何度か断続的に大規模な為替介入を繰り返せば少しは変わるかもしれないが、それも対症療法に過ぎない。マイナス金利なんて言ってもこれも非常時の措置で長くやることではない。しかも10年もやっているのに効果が出ていないのはこの政策が失敗ということだろう。物価が上がらないのは給料が上がらないから。給料が上がって行けば消費が増えて物価は上がるだろう。今の日本が金利を大きく上げる必要はないだろうが、金利と為替のバランスをとることは必要だろう。中小企業の資金対策は政策としてやればいいことで国家の金融政策としていつまでもやっているべきことではない。5万だの10万だの金を配ることが流行っているが、5万、10万もらっても大したことはない。何とはなしに消えてしまう。やはり少しでも給料を上げてやることが消費の増大につながるんだろうし、給料が上がれば多少の物価の上昇も容認されるだろう。日本のGDPが増大しないのは給料が上がらないからで上がればその分が消費に回るだろう。今の政府は対症療法的な政策ばかりだが、本腰を入れてバランスの取れた政策を検討すべきだろう。それからバランスの取れた思考ができない能無し日銀総裁と委員はすべて首を挿げ替えるべきだろう。商品は適正価格で、労働も適正報酬で、それなしに泥沼のような停滞経済は回復しないだろう、・・(>_<)。
Posted at 2022/10/16 18:24:01 | |
トラックバック(0) |
経済 | 日記