シエンタのフルモデルチェンジ車も生産調整
トヨタが、11月の国内工場の稼働計画を発表した。「半導体不足の影響」により、80万台程度(国内約25万台、海外約55万台)になるという。これを受けて、2022年度通期生産台数は、これまでの見通しである970万台を下回る見込みであることも発表された。今回発表された11月の生産計画では、人気ミニバン「シエンタ」の生産ラインが調整の対象に入っている。
■トヨタ自動車東日本 宮城大衡工場の生産車種
シエンタ、ヤリス・クロス
カローラ・アクシオ、同フィールダー、JPN TAXI
■トヨタ自動車東日本 宮城大衡工場の11月の稼働停止日程
1(火)、2(水)、3(木)、4(金)、5(土)
※上記日程のうち、土曜日は1直稼働
シエンタは8月23日にフルモデルチェンジ車が発表・発売されたばかりの注目車種。通月販売の初月となった9月には、登録車の新車販売台数ランキングで6位(7785台)に入り、前年同月比162.0%という好結果を残している。
なおトヨタは今回の発表に際し、次のようなメッセージを添えている。
「新型コロナウイルス感染拡大などに伴う部品供給不足による生産計画の度重なる見直しにより、お待ちいただいているお客様や、仕入先及び関係の皆さまにはご迷惑、ご不便をおかけし、改めて心からお詫び申し上げます」
「今後も半導体部品の影響など、先を見通すことが依然困難な状況ではありますが、部品供給を精査・注視し、関係各社と協議しながら、仕入先の皆さまとともにあらゆる対策の検討を進めていくことで、1日でも早く1台でも多くお客様にお届けできるよう、努力してまいります」(AUTOCAR JAPAN(執筆))
2022年後半から半導体不足は徐々に回復するとは言うが、まだまだ影響は大きいようだ。新型コロナのパンデミックでパソコン用のパワーマネージメントICやテレビなどの画像を制御するディスプレードライバーICなどの需要が増大して自動車の動作制御を行うマイクロコントローラーの生産が圧迫され、これに米中摩擦やロシアのウクライナ侵攻などが拍車をかけたそうだ。また生産設備への設備投資も思うように進まず半導体不足に影響しているとも言う。それでも米国のAMDやNVIDIA、英国のARMなどは今年の後半期には解消に向かうと言う。2024年には設備投資が増大して半導体の過剰生産が問題になるとか言う。しかしどうもまだまだ半導体不足は続いているようだ。そしてトヨタも生産のパワーシフトをクラウンクロスオーバー、シエンタ、プリウス、カローラシリーズなどの新型量販車に振っているようだ。そうするとGR系でも適当に数が出てさほど手がかからないGRSportsなどはそうでもないだろうが、数が出ずに手がかかるGRやGRMN系の車は割を食うことになる。半導体不足が解消に向かう2022年後半期でもこうして生産調整が入るから今年の6月時点で納車時期が2023年10月だったGRヤリスも間違いなく2024年になるだろう。GRMNヤリスもGRカローラモリゾウエディションやRZも後ろに送られるだろう。モリゾウエディションは限定200台で日本国内の割当は65台とか。トヨタはこうしたGR系の車を数売って儲けると言うのではなくて企業のイメージアップと話題性のために生産するのだろう。だから儲けるための量販車の生産を優先したいのだろう。そんなわけで僕のGRヤリスも手に入るのは2024年が明けてからになるだろう。まだまだ当分は86GRとお付き合いになりそうではある。それはそれで結構なことではあるが、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/10/22 22:09:23 | |
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自動車 | 日記