MT車乗りが「やめてほしい」「もう少し気遣ってほしい」と感じるシーンとは?
日本で販売される新車のなかで、MT車が占める割合は今や約1%。日本は世界でも有数のAT車大国となっています。MT車が設定される車種も減っており、設定されているモデルでは、86/BRZやフェアレディZ(先代)、ロードスターといったスポーツカーがかろうじて半数以上を占めているものの、それ以外のモデルでは数パーセントにとどまっています。日本の道を走るクルマの大半がAT車となっている今、絶滅危惧種ともいえる少数派のMT車に乗って街を走ってみると、ドライバーとしてはちょっと怖い思いをしたり、ハラハラさせられるシーンが多いと感じるようになりました。今回はそんな、MT車乗りが「やめてほしい」「もう少しMT車の存在にも気遣ってほしい」と感じるシーンをご紹介したいと思います。
まず1つ目は、市街地を走っていて前方の信号が赤に変わったとたん、AT車はアクセルオフして惰性で進み始める人が多くなります。どんどん速度が落ちていって、最後はクリープを使ってノロノロと停止線までの数メートルを前進していくのですが、その後ろについているMT車からすると、このノロノロ走りはクラッチ操作のいちばんしんどいところでずっと耐えなければならず、足への負担がハンパないのです。一度止まったと思ったら、何度も再びノロノロと前に進むことも多く、その度にクラッチ操作をしなければならないので、「一回でビシっと止まってくれ!」と内心舌打ちをしています。
2つ目は、坂道の途中に信号があるところや、ショッピングモールの立体駐車場などで駐車券を取るために坂道で並んでしまうようなシーン。この時に、MT車のドライバーとしては、坂道発進というものすごいプレッシャーとの闘いとなるわけです。もし失敗したら、ズルズルと後退してしまう可能性もゼロではないため、なるべく後ろに距離をとっておいてほしいと思うもの。それなのに、きっと後続車の人はまさか前のクルマがMT車とは思わず、しっかりと真後ろについて止めることがほとんど。バックミラーを見ていると、再発進の時に一瞬、ズルっと後ろに下がってくるのを見て、「何やってんだ?」くらいの怖い顔で睨んでいる人もいます。台数が少ないとはいえ、もしかしたらMT車かもしれないと考えて、少し車間距離をあけ気味で止まってくれるとありがたいですよね。
3つ目は、信号待ちをしていてMT車が先頭で停止してしまった場合。これもMT車のドライバーとしては緊張するイヤなシーンです。とくに後続車がパワーのあるAT車だったりしたら信号が青に変わった瞬間に必死でシフトアップして加速しないと、後続車は当然のように途切れのない加速で続いてくるので、シフトアップで失速したら追突されてしまうかもしれないという恐怖が。少し前までは、環境省などが盛んにエコドライブの「ふんわりアクセル」をアピールしていたので、青信号ダッシュをするクルマも少しは減っていた印象でしたが、最近は何もしなくても低燃費なクルマが増えたからか、電動化車両が多くなってきたからか、また発進加速の鋭いクルマが増えていると感じます。
4つ目は、バックで車庫入れをしている時に、クルマが下がってくるのがわかっているはずなのにサッと後ろを横切っていく歩行者や自転車が多いこと。きっと、バックモニターで見えているはずだとか、センサーで検知してブレーキを踏む装置がついているから安心だ、などと思っている確信犯的な歩行者も多いと思うのですが、MT車にはそうした機能はあまりついておらず、AT車のように急には止まれないので、ものすごくヒヤリとするのです。いくら、安全確認義務がドライバーにあるからといって、悪質とも思える飛び出しや横切り行為は腹立たしい限り。もしぶつかれば、怪我をするのは生身の人間ですから、お互いに注意したいものですね。
5つ目は、右折の時。MT車は1速、2速とシフトアップする時がいちばん時間がかかるので、右折レーンの先頭になってしまうとすごく憂鬱になります。AT車なら、直進車両がちょっと途切れた隙に右折できてしまうような感覚ですが、MT車だとそうはいかないので、少し長めに隙間が空くまで待つことになるのです。そのため、せっかちな後続のAT車からププッとクラクションを鳴らして「なんで行かないんだよ!」とばかりに急かされたり、MT車が右折をし始めたらすかさず真後ろにピタッとついて右折をしてきて、シフトアップのタイミングで追突されそうになったり、かなり気を遣います。1台1台、少しの余裕を持って右折してほしいところです。
ということで、MT車のドライバーが、AT車大国の日本で運転していて感じる、困ることや恐怖、不安などをご紹介しました。少数派ですが、まだMT車も一緒に走っているのだということを、頭の片隅に入れて運転するとお互いが気持ち良く走れると思います。(まるも亜希子)
信号のろのろや渋滞のろのろで困るのはバイクだろうなあ。MTでもちょっとアクセルを煽ってギアを抜いてあとはブレーキ制御でのたくら走ることができるけどバイクの場合は不安定になることがなんとも辛い。大型のバイクで低速でバランスを取るのは限りなくきつい。だから渋滞などでのたくら走る四輪にはちょっとムカッとすることがある。
2つ目の坂道べったり停車はまあ「ちょっと離れろよ」とは思うけどうまくクラッチをミートさせればいいことだし、危ないと思ったらサイドを引いて、ああ、運転中にサイドを使うこともあったな、発信すれば特に問題はないだろう。ホバリングとか言ってその場に止まっていることもできるが、まあ確実な方法がいいだろう。
3つ目はまあフェラーリとかマクラーレンとかランボルギーニとかそんな車なら必死で走るけど普通ならそうでもない。信号グランプリでもあるまいし、そんなに信号ダッシュすることもないだろう。バイクの場合は後続車などあっという間に置き去りにする。
4つ目は歩行者、チャリンコねえ。歩行者は車の動きを確認しないのが多い。車は当然泊るものと信じて疑わずに道路を渡ってくる。後退しようとしている車の後ろを横切るなんて当然だと思っている。もっともぶつけると当然のこと車が悪くなってしまうので気をつけないといけない。チャリンコに至ってはもう自爆テロも同然、信号だろうが踏切だろうがすべて無視して突っ込んでくる。遮断機遮断中に踏切を通過した女性が停止した警察官に食ってかかっていたが、道路交通法違反被疑事件被疑者なんだから逮捕してしまえばいいと思う。お上に対し奉り重々不届きではある。チャリンコは法治国家の日本国で無法地帯のようなものではある。
5つ目は右折ねえ。別にそんなことはないと思うけど、・・。ダッシュするなら1速で行けばいいことだろう。先行車がもたもたしているのにうざいと思ったことはあるが、右折レーンで先頭になっていやだなと思ったことはない。それよりも一時停止で確実に止まって左右の確認をしていたら後ろからクラクションを鳴らされたことがあった。そういう手合いは一時停止なんかしやしないんだろう。停止線で停止するのは安全確認を担保するためなので必ず完全停止してその先徐行しながらしっかり確認して発進しよう。
そんなわけで「嫌だな」と思うことは坂道べったりくらいであまりないが、最近の歩行者、特にチャリンコには気を遣う。あまり優先意識を持つと痛い目を見るが、チャリンコなどもうどうにもならないくらいひどい、・・(>_<)。
Posted at 2022/12/24 22:09:28 | |
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