近年、世界中で開発が加速している電気自動車(以下、EV)。みなさんは、もしEVを購入するとしたらどのメーカーを選びますか。全国の20~69歳の男女2800人にEVの購入意向について調査をしたところ、約4割の人が「購入するとしたらトヨタを選ぶ」と回答しました。また、自動車メーカー以外の企業によるEVのイメージについては、「車の価格や維持費が高そう」「自動車メーカーではない車は不安」などに回答が集まったそうです。株式会社ジェイ・ディー・パワー ジャパン(東京都港区)が、「EVに関する消費者意向アンケート」と題して2022年7月にインターネット上で実施した調査です。
まず、「EVを購入するとしたらどのメーカーのEVを選ぶと思いますか」と聞いたところ、1位「トヨタ」(41%)、2位「日産」(18%)、3位「ホンダ」(14%)と続き、7位に海外メーカーの「テスラ」がランクインしていました。
これを同社が集計した2021年の国内販売台数と比較すると、1位はこちらも「トヨタ」(34%)でした。購入希望メーカーで2位だった「日産」(10%)は5位にランクダウンしていたほか、国内販売台数シェアが最も高い海外メーカーの「メルセデス・ベンツ」(1%)でもEVでは9位となっていたそうです。また、世代別にみると、EVでトヨタを選ぶという回答は若年層に多く、日産を選ぶという回答はシニア層に多いという傾向も見られました。
次に、「自動車メーカー以外の企業(Apple、ソニーなど)が電気自動車の開発に参入しようとしていることを見聞きしたことがありますか」と聞いたところ、58%の人が「見聞きしたことがある(見聞きしたことがある26%、見聞きしたような気がする32%)」と回答。これを世代別にみると、若年層の「見聞きしたことがある」(31%)は、他の世代と比べて5pt以上高く、若年層が他の世代よりも高い感度を示していることがうかがえました。また、国産・輸入車のユーザー別では、輸入車ユーザーの「見聞きしたことがある」(33%)と「見聞きしたような気がする」(37%)を合わせた認知率は70%に達し、国産車ユーザーの59%を上回り、よりEVへの感度が高いことがうかがえたといいます。
続いて、「自動車メーカー以外の企業によるEVのイメージ」を聞いたところ、「車の価格や維持費が高そう」(32%)、「自動車メーカーではない車は不安」(25%)、「不具合や故障が多そう」(24%)といった回答が上位を占めた一方で、「斬新なデザインやコンセプトになりそう」(22%)、「モデルの選択肢や価格帯が広がりそう」(21%)、「スマホ感覚であらゆる操作が直感的にできそう」(18%)など、先進的なデザインや機能への期待も挙げられていたそうです。これを世代別でみると、ミドル層以外の層では「車の価格や維持費が高そう」(若年層34%、プレシニア層34%、シニア層30%)が最多に。一方、ミドル層では「不具合や故障が多そう」(34%)が最多となったほか、「車の価格や維持費が高そう」(26%)、「自動車メーカーでない車は不安」(23%)などネガティブなイメージが上位を占める結果となりました。
他方、若年層では「自動車メーカーではない車は不安」(22%)が上位3位には入っておらず、その割合も他の世代と比べるとやや低い傾向が見られたといい、逆に「斬新なデザインやコンセプトになりそう」(23%)といったポジティブなイメージは他の世代より高く、自動車メーカー以外の企業によるEVへの抵抗感が最も少ないことがうかがえたそうです。また、国産・輸入車のユーザー別では、国産車ユーザーが輸入車ユーザーを上回るイメージは「自動車メーカーではない車は不安」(国産車ユーザー26%、輸入車ユーザー17%)、「セキュリティーが心配」(国産車ユーザー16%、輸入車ユーザー10%)、「車の価格や維持費が高そう」(国産車ユーザー32%、輸入車ユーザー27%)という結果となりました。
一方、輸入車ユーザーが国産車ユーザーを上回っているイメージは「AIによりサービス・機能がパーソナライズされそう」(国産車ユーザー16%、輸入車ユーザー22%)、「スマホ感覚であらゆる操作が直感的にできそう」(国産車ユーザー18%、輸入車ユーザー22%)、「モデルの選択肢や価格帯が広がりそう」(国産車ユーザー21%、輸入車ユーザー23%)となり、自動車メーカー以外の企業がEVに参入することについて、現状では、国産車ユーザーはよりネガティブなイメージを、輸入車ユーザーはよりポジティブなイメージを想起している様子がうかがえたといいます。
◇ ◇
調査を実施した同社は「今年はEVの軽自動車が登場して大ヒットを記録するなど、ますますEV市場は活気を帯びてきています。多くの人にとって、次の車選びにEVがいよいよ主な選択肢となってくる時代がやってくるでしょう。環境に配慮しつつ一人一人のカーライフに合わせた一台が見つかるよう、EVのラインナップや価格帯の拡充、増々の技術革新が期待されます」と述べています。(まいどなニュース)
国内の自動車産業でトヨタの技術力は群を抜いている。他社でも優れた部分はあるのだろうが、総合的な技術力という点では右に出るものはない。高齢者世代が日産と言うのは昔は、「技術の日産、販売のトヨタ」と言われた時代があったからだろう。今の日産は新車販売台数でホンダにも負けているんじゃないだろうか。技術よりもお家騒動の日産と言うところだろうか。トヨタはBEVもテコ入れしているようだが、今は市場の反応を探っているというところだろうか。日産は親方がルノーなのでBEVは先行している。トヨタは水素燃料やバイオ燃料などを使い何とか内燃機関の生き残りを模索しているようだ。BEVにはアップルやソニーが進出を狙っているようだ。ソニーはホンダと組んで開発を行うようだが、BEVはバッテリーとモーターがあればできるので比較的簡単にできるという。制御はおなじみのデジタルでできるだろう。日本の自動車産業はトヨタ、ダイハツ、スズキ、スバル、マツダ、日野、いすゞグループと日産、三菱自動車グループ、そしてホンダに分かれる。ホンダは米国のGEと提携したりソニーと手を結んだりして独自路線を行っている。今後は二酸化炭素を出さない車が主流になるだろうが、BEVにしても水素にしてもインフラが整わないとなかなか難しいだろう。まあ手段方法は単一と言うよりも複数あった方がいいが、それにしても車の開発とともにインフラの開発も並行して行わないと使いにくいものになってしまうだろう。個人的には水素、燃料電池にしても水素燃料にしても、が使いやすそうだと思うが、水素ステーションが全国に120か所ほどしかないのは困ったものではある。高輪ゲートウエイ駅そばや品川火力発電所脇、そして東名御殿場インターそばにあるのは知っているが、町に2、3か所は欲しいところではある。1か所1億円かかるとか言うが、お上もカーボンフリーと言うならこんなところにも支援をしてやればいいと思う。掛け声や何かと言うと誰にも彼にもバラマキでは経済は復活はしないと思うのだが、・・(^_-)-☆。
Posted at 2023/01/04 23:19:06 | |
トラックバック(0) |
自動車 | 日記