
ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援で、米独仏が機動性の高い歩兵戦闘車や装甲車の供与に踏み切った。米欧は核兵器使用をちらつかせるロシアを過渡に刺激しないよう供与兵器の種類を慎重に選んできたが、戦闘の長期化に合わせ性能の高い兵器の支援も徐々に進め、ウクライナ軍の抗戦を後押しする。
米国防総省は6日、歩兵戦闘車ブラッドレー50両と対戦車ミサイル500発などを供与する約30億ドル(約4千億円)の追加軍事支援を発表した。1回の支援額としては過去最大だ。ドイツ政府も同日、歩兵戦闘車マルダー約40両を供与すると表明。フランスは先立つ4日、装輪装甲車AMX10RCの供与を発表した。人員を輸送できる歩兵戦闘車や装輪装甲車は機動性に優れる。ブラッドレーは対戦車ミサイルも発射可能で、露軍戦車への対抗で効果が期待される。クーパー米国防副次官補は6日の記者会見で、さまざまな気象条件や地形で「ウクライナ軍の能力を向上させる」と説明した。
ウクライナは春などに大規模な反攻を計画しているとされ、歩兵戦闘車などは同国軍が領土奪還を目指して反撃を続ける東部や南部での投入も見込まれる。ドイツは米国に続いて高性能の地対空ミサイルシステム「パトリオット」も供与する。米独ともパトリオット供与に慎重だったが、露軍が重要インフラへのミサイル攻撃を強めたことで供与を決断した。一方、米欧は軍事的エスカレートを懸念し、ウクライナが求めてきた米製M1エイブラムス戦車などの供与には慎重な姿勢を維持している。
ウクライナのゼレンスキー大統領は6日の声明で「パートナーとの防衛協力を新段階に引き上げることができた」と支援拡充を歓迎した。岸田文雄首相との電話会談にも言及し、「先進7カ国(G7)議長国の日本と一緒に共通の安全保障のために行動できる」と、岸田氏のリーダーシップ発揮に期待を示した。
世界と言うか自由主義陣営の動向はこの通り、今ロシアなどにすり寄ったら日本はロシア、イラン、北朝鮮グループに入ってしまって世界から孤立する。武力による現状変更と支配は絶対に容認できないというのが自由主義陣営の考え方でこれを認めたら世界は戦争のるつぼになってしまう。米英独仏など自由主義陣営が支援しているのは表面的にはウクライナだが、根底には「力による現状変更は認めない」がある。これを認めてしまったら中国は間違いなく台湾侵攻に踏み切るだろうし、そうなれば日本は紛争当事国になる。ロシアが憎いわけではない。ロシアが力による現状変更の試みをやめれば西側がそれ以上のことはしないだろう。日本もウクライナに防空ミサイルでも供与してやればいい。中SAMだの短SAMだのと良いミサイルシステムを持っているのだからロシアの年に対するミサイル攻撃防御のために供与してやればいい。迎撃するのはロシアのミサイルで人的損害は生じない。兵器の輸出を考えているならいい機会だろう、・・(^_-)-☆。
Posted at 2023/01/07 21:12:14 | |
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