(CNN)米国がウクライナに対する計25億ドル(約3200億円)相当の大規模軍事支援を最終決定する見通しであることが分かった。ストライカー戦闘車両が初めて盛り込まれるという。次回の支援について説明を受けた情報筋2人がCNNに明らかにした。 情報筋の一人によると、支援内容はまだ最終決定していないものの、週内に発表される可能性がある。
新たな支援は昨年2月の開戦以降で最大のものの一つとなり、ブラッドレー歩兵戦闘車の追加供与も盛り込まれる見通しだという。ストライカーと合わせ、米国がウクライナに供与する装甲車は大幅に拡充される。 このほか、耐地雷・伏撃防護車両(MRAP)もリストに含まれているという。米国は既に500両近いMRAPをウクライナに送る約束をしている。
ストライカーは歩兵の輸送能力を持つ装甲車。国防総省が今月初めて供与を発表したブラッドレーに比べ軽量で、速度も速い。英国が供与を約束した戦車やフランスやドイツからの他の装甲車も合わせ、ウクライナに機械化能力をもたらすことになる。 カール国防次官(政策担当)は18日、記者団に対し「我々が検討しようとしているのは、機甲、機械化部隊の妥当な組み合わせだ」と述べた。 ただ、ウクライナが繰り返し要請してきたM1エイブラムズ戦車や長距離ミサイル「陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)」は今回の発表には盛り込まれない見通し。
米国は火砲や高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)の弾薬を追加供与するとみられている。 米国の対ウクライナ安全保障支援では今月上旬に発表された30億ドル超のものが過去最大で、ブラッドレーの初供与もこの中に盛り込まれた。それ以前には昨年12月下旬に発表された18億5000ドル規模の支援が最大だった。
米国はまだM1主力戦車のウクライナへの供与には消極的なようだ。ストライカー装輪装甲車は米陸軍も使用している装甲車だが、空輸を考慮しているので軽装甲ではあるが、必要最小限の装甲は施されている。MRAPはアフガニスタンで大量に使用していた装甲車両で撤退後大量に余剰が出て警察などに払い下げられているが、軍用のために運用コストが高いのが問題と言う。それにしても莫大な支援を続ける米国だが、今一つ腰が引けている。その分英国が強硬ではあるが、いくら何でも14両のチャレンジャーⅡでは戦況を大きく変えるには至らないだろう。いい加減にロシアも戦力が底をついてバカな侵攻をやめればいいのだが、バカプースケが健在な限りダメだろう。何とかならんか、あのプースケ、・・(>_<)。
Posted at 2023/01/21 22:23:18 | |
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