前原外相は27日、横浜市で講演し、仙谷官房長官と馬淵国土交通相に対する問責決議が参院で可決されたことを受けて、「どこかの党は『審議拒否だ』と言うが、国会に出てこなかったら、あの人たちは税金泥棒だ」と述べ、仙谷、馬淵両氏が辞職しない場合、国会審議に応じない姿勢を示している自民党など野党を厳しく批判した。
前原氏はさらに、「『(野党は)国会の審議にも出てこないで日本の停滞をさらに助長させるのか』と我々は言い続けて、正しいことは正しいこととしてやり続ける」と述べ、野党が審議拒否をした場合でも、仙谷、馬淵両氏を交代させる必要はないとの考えを強調した。
立場が変われば言うことも随分と変わるものだ。野党のころには審議拒否など日常茶飯事、議会承認人事なども拒否の連続、日本の政治はずい分と滞ったように思うが、自分たちが権力の座に着くところりと寝返ってしまう。ずい分とご都合主義なものだ。まあ政治家などは相当に面の皮が厚くないと務まらないかもしれない。
菅直人首相は27日、民主党の鳩山由紀夫前首相と東京都内の中華料理店で約1時間半会談した。内閣支持率が急落しているが、首相は「1%になっても辞めない」と述べ、政権維持に向け意欲を強調した。会食は首相の呼びかけで、政権運営が厳しさを増す中、協力を求めたとみられる。
鳩山氏は、仙谷由人官房長官、馬淵澄夫国土交通相の問責決議が可決されたことを受け、挙党態勢を構築するよう促した。「非小沢」路線を修正する内閣改造などが念頭にあるとみられる。首相はまた、22年サッカーワールドカップの日本招致に向け、12月に国際サッカー連盟(FIFA)理事会が開かれるスイス・チューリッヒで招致活動をしてほしいと要請。「政府専用機を用意する」と水を向けたが、鳩山氏は「あまり期待しないでほしい」と消極的な姿勢を示した。
支持率が1%になっても権力の座を降りないとはなかなかの根性だ。どおりで他には取り得もないのに権力の座には執着すると思った。その執着心を政治・政策の実行に向けて欲しいところだが、政権の守り神である大魔神仙谷大仙人がこけそうな状態で、すでに転げた鳩に頼っているようでは、それも空しい願いかも知れない。
すでにポスト菅をめぐる動きが出ているようだが、総理になってはこけ、また次がこけ、そうしてこけてばかりいないで、せめて一つずつくらいは何か良いことをしてからこけて欲しいものだ。自己満足とこけるために総理になるわけでもないだろう。
Posted at 2010/11/27 21:07:02 | |
トラックバック(0) | 日記