野田首相が内閣改造・民主党役員人事の検討に入ったのは、ねじれ国会の状態が続く来年の通常国会を乗り切る態勢を整えるのが狙いだ。
首相はこれまで「融和」を旗印に掲げてきたが、指導力を前面に押し出そうとしており、今回の人事でその姿勢を鮮明にさせるとみられる。
9月の政権発足時に、首相は自ら「ドジョウ」と称し、地道に実績を重ねる姿勢を示した。それが、党内融和を優先し、対野党では協調姿勢が目立つ結果となり、「指導力が足りない」との批判につながっていた。
首相は29日、民主党の合同総会で、消費増税に反対する議員を前に、一歩も引かず、変身ぶりを印象づけた。国会運営についても「君子豹変(ひょうへん)す」と言い、低姿勢で協力を呼びかけるだけでなく、野党に判断を迫っていくとした。
参院で問責決議が可決された一川防衛相と山岡消費者相が続投した場合、自民、公明両党は国会審議に応じない構えをみせている。
民主党の参院幹部は「続投させたまま国会に入り、野党に審議拒否させればよい。世論の批判は野党に向く。国会の混乱を理由に、交代させればよい」と主張する。首相も同様の判断に傾いているとの見方がある。
2閣僚は、いずれも首相と距離を置く小沢元代表のグループに所属。首相が2人の交代に踏み切れば、党内融和重視からの路線転換を示すことにもなる。
中国に、「来なくてもいい」などと言われる素人防衛大臣や マルチ商法国家公安委員長などいくらでも首を切っても構わないが、どこまで強気を押し通せるのか。日本は全員一致が建前だし、その上、民主党は政権欲しさの寄せ集めだから党内基盤が弱い野田総理がどこまで強気を押し通せるか。何よりも小沢派が主敵と言うことになるのだろうが、それが離党などとひびが入っていることに勇気づけられたか。
伝家の宝刀は解散だろうが、来年は選挙をせざるを得ないだろうし、そうなると瓦解して野党に転落か。しかし、次はどこがやるというんだろう。一度すべての政党をバラかして、せめて高校生程度の政治が出来るように組み直したらどうなんだろう。こんな政治では国民があまりにも悲惨に過ぎる。
Posted at 2011/12/31 22:04:14 | |
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