2012年11月26日、米華字メディア・多維新聞によると、中国が独自に開発したとされる艦載機「殲15(J-15)」による空母への離着艦訓練が成功し、世界的に注目を集めているが、カナダの軍事誌・漢和ディフェンスレビュー(漢和防務評論)は25日、空母に関する技術でも日本は中国を大きく上回っていると伝えた。
海上自衛隊はヘリコプターを搭載する「ひゅうが型護衛艦」(DDH)を土台に満載排水量2万7000t、基準排水量1万9500tの軽空母である「19500t型護衛艦」(22DDH)を2012年1月から正式に建造しており、中国が空母「遼寧」の試験航行を完了させたことで、日本と中国は海上戦力において「空母時代」に入った。
自衛隊が艦載機とするF-35Bは第4次F-X計画で選定されたステルス性を持つ多用途戦闘機で、中国の殲15よりも優れたステルス性、レーダー探知能力を持つことから先制攻撃が可能だとされるが、短距離戦闘になれば運動性能に優れる殲15が有利な状況になる。搭載機数は中型空母の「遼寧」が大きく優り、搭載機数の少ない軽空母よりも艦載兵力で上回るが、今後日本が軽空母の基準排水量を3万7000tあるいは4万7000tと大型化させる可能性や大型レーダードームを持つE2-2000空中警戒機を艦載する可能性もあると指摘されている。
現段階では日本の22DDHの指揮システムや武器システムは正式に発表されていないものの、優れたC4Iシステム、FCS-3A多機能レーダーの搭載など、今後日本の建造する軽・中型空母が中国の空母に後れをとることはなく、日本の技術は空母建造の面で中国海軍を依然リードし続けていると記事は指摘している。
技術的なものは日本の方がはるかに上を行っているだろう。作る気になれば日本はすぐに5万トン程度の空母を作るだろう。金の問題も何とかなるだろう。一番の問題はただでさえ不足している乗組員だろうか。艦載機の運用も問題だが、外政軍ではない自衛隊には何も固有の艦載機をあてがわなくてもF35Bを装備した航空自衛隊の飛行隊を乗せても良いし、中継補給基地的な使い方もできるだろう。また、何も空母を持たなくても他に対抗手段もあるだろう。しかし、いずれにしても何時も言うように技術は磨き続けないといけない。技術は国の宝でそれが国を救うことにもなるのだから。
Posted at 2012/11/28 22:48:30 | |
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