中国メディア・BWCHINESE中文網は27日、「中国の周辺環境はどんどん厳しくなっていく」と題したコラムを掲載した。作者はコラムニストの邱林氏。
記事は、中国と周辺国は貿易上の付き合いは密接だが、国と国との関係は緊張が増していると指摘。タイのクーデターを取り上げ、最も直接的な影響を受けるのは中国政府とタイ政府の「コメと高速鉄道の物々交換」協定だと懸念を示した。
また、専門家の予測として、「今後相当長い期間、中国と周辺の一部隣国に平和が訪れることはない」とし、東部沿海は日本、韓国、台湾など米国の第一列島包囲網、南を見るとフィリピン、ベトナムとの南シナ海問題が摩擦を拡大させていると指摘。その一方で、中国外交はロシア、インドなどの大国や中央アジアのカザフスタン、キルギス、タジキスタン、東南アジアのミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアなどとの仲を深めていけばよいとするアナリストの指摘もあるとした。
その上で、記事は「中国の周辺環境はどんどん厳しくなっている。米国の中国周辺国に対する関心や介入が以前より増していることから、周辺国側も米国の力を借りて中国に対する依存度を低下させている。これは、中国と周辺国の関係が徐々に双方のニーズの釣り合いが取れないアンバランスな関係に変化していることを意味しており、彼らは中国との関係において、多くの主導権を握るようになっている」と指摘した。
中国様のような外交をしていれば周辺国との関係は厳しくなって当然だろう。中国のやり方は海賊・山賊の類と変わらない。力で現状を変更して自国の権益を拡大していくのは19世紀の資本主義のやり方だろう。大国であれば周辺国と協調して相互繁栄のために主導するくらいの矜持が欲しいが、自分が良ければすべて良いの中国ではこんなものなのだろう。
Posted at 2014/05/28 01:39:20 | |
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