中国メディア・環球時報は28日、中国海軍の軍事力が日清戦争時とは大きく異なり、すべての面で日本を上回っているとする香港メディア・南華早報の27日付報道を伝えた。
中国が日清戦争で劣勢になったのは、海軍組織が混乱していたからだ。北洋艦隊のパワーは明治政府の海軍より強かったが、各作戦単位の協調性が不足していたために惨敗を喫したとの見方がある。
現在、日本の海軍は性能面で優位に立っているものの、解放軍がこれに追いつこうとしているという。人員配備においては中国海軍が23万5000人と、日本の海上自衛隊の5倍あまりの規模を誇る。
米国海軍戦争学院の吉原恒淑副教授は、中国海軍が駆逐艦、護衛艦、高速攻撃艦、潜水艦といった現代軍備を備えており、日本は精密技術や経験においてリードを保っているものの「中国の製造ペースにはもはや追いつけない」と分析。「事実上、中国は全面的に日本を超えつつある」と論じた。同学院中国海洋研究所の専門家は中国がすでに優位に立っているとさえ語る。
マカオの軍事専門家は、特にハード面において両国の差が縮まっているとする、ソフト面では依然として大きな開きがあると指摘。「解放軍が追いつくにはさらに多くの時間が必要だ」と説明した。
確かに金に任せて数を作ることでは日本はもう中国にはとても敵わないだろう。日本は質と運用でこれに対抗するしかない。兵器それ自体は国際標準化が進んでいるのでその差は縮まっているだろう。後は運用面での優位と言うことになるが、この辺りは数値化し難いので難しいだろう。中国がこの先何千万トンも艦船を建造できるわけでもなし、「いい気になってくるなら来てみろ。痛い目に遭わせるぞ」という軍備があればそれでいい。しかし、中国は痛い目に遭っても来るかもしれない。その時は痛い目に遭わせてやれば良い。一国で出来なければ利害を共有する国が力を合わせればいい。それが集団的自衛権だろう。
Posted at 2014/07/28 22:56:19 | |
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