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ntkd29のブログ一覧

2017年02月28日 イイね!

あり得ないことが、(132)




「どう、突然あんなことを言われると混乱したでしょう。」


女土方が覗き込むように僕を見た。


「ビアンのオカマってそれは普通の男ってことじゃないの。」


「そうかもね、そんなことはどうでもいいのよ。私ね、あなたのことは大好きよ。あなたとさよならしたいなんて思ったことはないわ。でもね、あなたと一緒にいると私自身、今あなたが感じたことと似たような混乱を感じてしまうのよ。

 
あなたはね、姿かたちは女だけど考え方ややることは男みたいなところがあるでしょう。あなたはごく普通の典型的な女だったのにある時期から男には目もくれないで女性ばかりを好むようになったみたいだけど私達のようなビアンとはちょっと違うような気がするのよ。それもどちらかと言えば男性のそれのよう。そしてね、私が一番不安なことはあなたが周囲の人達をあれこれいろいろと見ているように感じることなの。

 
私ももうそんなに若くはないわ。これから先あなたと一緒に暮らせるなら私にはとても幸せだし安心だと思うわ。でもあなたを見ていると何だか時々不安になってくるの。いきなり私の前から去って行かれて一人で取り残されるのはいやなのよ。だからあなたに他の選択肢があるのなら私は私で自分の道を行きたいの。分かるでしょう。」

 
なるほど、よく分かる。そういう考え方は男にはない女特有の考え方かも知れない。少なくとも僕自身はそんな考え方はしない。でも女土方が僕を見ていてそんな不安に駆られるのならそれはまだまだお互いの間に信頼関係が育っていないと言うことになるし、その原因は相当程度僕が負うべきなのかも知れない。


「じゃあ、私が自分の行動を考え直すと言えばそれでいいのね。また一緒に生きてくれるのね。」


「待ってよ、私にも時間が欲しい。少し考える時間が欲しい。」


「考える時間なんて必要ないわ。一緒に暮らしてその中できちんと話し合ってお互いにすり合わせながら修正していけばそれで良いわ。そのくらい言いたいことが言えない関係なんてどうせ長続きはしないわ。だから何でも話して。私も何でも話すから。ねえ、ママ、そうでしょう。」


ママは僕を振り返って笑顔で肯いた。


「ねえ、ママ、念のため一つ確認しておきたいんだけどママはゲイじゃないでしょうね。別に他意はないの。ただ念のために。」

 
ママと女土方は顔を見合わせて笑った。どうもこの二人は予め話が出来ていたようだった。


「ママはゲイじゃないわ、大丈夫よ、心配しなくても。」


女土方が笑った。


「あなたも違うわよね。いくら手術が進歩しても手術ではあんなにきれいに体のパーツは作れないわよね。そうでしょう。」

 
思い切りからかわれたお返しにちょっと秘め事でからかってやると今度は女土方が顔を赤くした。どうだ、思い知ったか。


「ねえ、結局なんだったの、二人の間の問題って。これでお終いなの。こんなに簡単なことであんなに悩んで大騒ぎしていたの。一体どういうことなの。」

 
今度はクレヨンがおかしなことを言い始めた。どうでもいいからこんな奴はさっきの衝撃で顎が外れて喋れなくなれば良いのに。


「まだ終わってはいないわ。みんなこれからのことばかりよ。まだまだ問題はたくさんあるの。私にも芳恵にも。」


「でもね、この人、いい年をして私に抱きついて『咲子、咲子』って寝言を言ってるの。何があったか知らないけどかわいそうだし、私も負担だから許してあげたら。おばかだけど悪い人じゃないみたいだから。」

 
クレヨンはカウンター越しなので何を言っても安全と思ったようだが、僕はカウンターに乗せたクレヨンの腕を掴むとそのままカウンターの上に全身を引きずり上げてやった。そして首根っこを押さえつけると「何だって、よく聞こえなかったからここでもう一度大きな声で言ってごらん。」と耳元で言ってやった。


「ごめんなさい、もう言いません。」

 
こいつはずるい奴だから自分が不利になるとすぐに弱い振りをして泣きべそかいて謝ったりするが、心の底から謝っているわけでもないし、これも僕とクレヨンのゲームのようなものなので僕はすぐには離さなかった。クレヨンは何をしているわけでもないのに「痛い、痛い」と泣き喚いていた。


「もう余計なことを言わないのよ。分かった。今度言ったら二度とその減らず口が利けないように首をへし折ってやるからね。」

 
僕はそう言って離してやったが、離すと同時にカウンターから駆け下りて女土方の後ろに隠れると「こんな暴力獰猛女はやっぱり二度と立ち直れないようにしてやった方がいいわ。」と憎まれ口を利いた。もう一度痛い目を見せてやろうかと思ったが、今日はそれが目的ではないので止めておいた。


Posted at 2017/02/28 17:44:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | 日記
2017年02月28日 イイね!

大型二輪に乗ろう(車検のついでにタイヤも換えてしまった)




昨日は世田谷のホンダドリームまでCB1300スーパーボルドールを車検に出しに行ってきた。バイクで高速などを走るのはずい分久しぶりなんだけどやはりパワーがあるなあ。発進なども何の気遣いも要らない。ちょっとアクセルを開けてやればグイッと前に出る。高速での加速も思いのまま、アクセルを開ければワープでもしてしまうんじゃないかと言う加速をする。


この辺はコペンとはちょっと違う。もっとも馬力荷重で5倍、トルク荷重で4倍もあるんだから比較にならないが、坂道などの発進では気を遣うコペンに比較してどこでもあっという間に走り出して加速する。いやあ、気持ちのいいことこの上ない。


でも昨日は寒い上に花粉に風邪が加わって大変だった。パワーではCB1300が圧勝だけど快適性ではコペン圧勝だなあ。まあ、全く次元の違う乗り物なのでそもそも比較すること自体が意味のないことだが、・・。


ところでバイクのタイヤ交換をどうしようかと悩んでいた。昨日、ディーラーで見てもらった時は「溝はあと2,3千キロは行ける」と言う。ところが前輪は左右が均等に減っておらず右側がカットでもしたように大きく削れている。目で見て分かるほどだから相当にひどい。


理由を聞くと「道路がかまぼこ型に中央が盛り上がっているから」と言う。うーん、そうか。下手くそだからかと思った。ついでに前輪、後輪どっちが減るのか聞いたところ、「アクセルを開ける人は後輪が減る。そうでない人は前輪が早く減る」と言う。で、「このくらいならなんとか車検は通るんじゃないか」ということでタイヤの交換は頼んでこなかった。


でも9月の点検までは持ちそうもないし、何と言っても一番走る時期だからなあ、結局今年の5月か6月頃には換えるのならいっそのことここで換えてしまえと追加で交換を頼んでしまった。新車装着タイヤが11,500キロ、2015年6月に交換したT30EVOが13,000キロ、実際はあと3,000キロくらい走れるかもしれないが、バイクのタイヤって減りが早いなあ。でも安全の基本だから早めに交換しておこう。車検もいろいろ金がかかる。
Posted at 2017/02/28 16:37:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2017年02月28日 イイね!

民進党ブーメラン直撃(その2)




安倍晋三首相が27日の衆院予算委員会で、国有地を評価額より安い価格で取得した学校法人「森友学園」(大阪市)と首相との関わりを追求する民進党議員に対して、同党の菅直人元首相が敗訴した「メルマガ訴訟」を持ち出して反論する場面があった。首相は「一国の首相を元首相が訴える。正気の沙汰かと思いました」と切り返し、質問した民進党の福島伸享議員は、身内による異例の行為にバツの悪そうな表情を浮かべていた。

 
福島氏は、森友学園が「安倍晋三記念小学校」と銘打って寄付を募ったことについて、首相の関与をただした。首相は、名称使用は許可しておらず、同学園に抗議をしたと重ねて説明したが、福島氏は「単なる抗議で済まない。関わっていないとすれば、明確な法的措置を執るべきではないか」と同学園への訴訟の検討を促した。

 
これに対し、首相は「首相として訴訟をすることに非常に慎重でなければならない」との考えを強調した。その理由については、東京電力福島第一原発事故の政府対応を自身のメールマガジンで批判して、菅直人元首相から名誉毀損(きそん)で損害賠償を求められた訴訟を挙げて「弁護士の打ち合わせなどに膨大な時間がかかった」「(首相職は)国民のために全力を尽くさないといけない。私事に関わることに時間を使うべきではない」などと説明した。

 
福島氏は、5分強にわたった首相の説明に「もういいから、次の質問に行かせてください。十分なお答えをいただきましたから」と認めざるを得なかった。

 
首相は、今月21日付で最高裁が菅氏の上告を棄却し、勝訴が確定したことにも触れ、「地裁でも高裁でも最高裁でも私が完全に勝利を収めた」と付け加えるのも忘れなかった。




何でもかんでも訴えればいいというものでもない。費用(労力)対効果を考えないといけない。国会で追及するにも問題をよく見極めて何をどう追及していくか、その結果どのような効果があるのかを考えないといけない。通り一遍で何でもかんでも同じ方法で追及しようと知恵のないことを考えるからこういうことになる。
Posted at 2017/02/28 15:07:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2017年02月28日 イイね!

民進党ブーメラン直撃(その1)




民進党の大西健介氏は27日の衆院予算委員会で、学校法人「森友学園」の問題を取り上げ、安倍晋三首相や閣僚をただした。しかし、勢い余って、きれいなブーメランが大西氏に炸裂。旧民主党時代からの民進党の“得意技”に、いささかの衰えもみられないようだ。

 
大西氏は、文部科学省が同学園運営の塚本幼稚園(大阪市淀川区)の教諭に優秀教職員表彰をしたとして松野博一文科相に経緯を尋ねた。

 
大西氏「表彰の対象になったのは何回か」

 
松野氏「2回表彰している。表彰者の決定は1回目は平成20年12月、2度目は24年12月7日だ」

 
この答弁を受け、大西氏は「政権ぐるみで偏った教育方針を推進している幼稚園を後押ししたり、便宜を図ったりしているのではないか!」と攻め立てた。

 
しかし、安倍晋三首相は「少なくとも一つは民主党政権時代じゃないですか?」と反論。確かに、1度目は自民党の麻生太郎政権時代だが、2度目は旧民主党の野田佳彦政権時代…。これ以上ない、お手本のようなブーメランが決まった瞬間だった。




鬼の首を取ったように細かいことも確認もしないで猪突猛進で追及するからこういうことになる。もう少し冷静客観的に事実を確認すべきだろうなあ。しかし、この問題、何を根拠にごみの処理費用を算出して土地の見積価格から差し引いたのかその点だけはしっかりと明らかにすべきだろうな。どうも相手の言うことをうのみにしてよく確認もしないで価格を決定したんじゃないかと思うが、・・。
Posted at 2017/02/28 15:05:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2017年02月27日 イイね!

大型二輪に乗ろう(CB1300スーパーボルドールを車検に出してきた。)




今日は久々に自宅周辺を離れて世田谷のホンダドリームにCB1300スーパーボルドールを車検に出してきた。自宅周辺を離れたと言っても片道80キロほどだが、久々の遠出だった。


思えば4年前にひょんなことから普通二輪の限定を解除して400Xによたよた乗り始めた。その後しばらくしてCB1300スーパーボルドールに一目ぼれして一念発起、大型二輪免許を取って晴れてCB1300ライダーになった。


そして3年、24,800キロを走った。1年8,000キロ、よく走ったものだ。400Xもなかなかいいバイクだったが、その本当の良さを理解する前に手放してしまった。CB1300は排気量で400Xの3倍以上、馬力で2倍強、トルクは3倍と段違いのバイクで正直「買う」とは言ったものの乗りこなせるかどうかさすがに不安だった。


納車当日、世田谷から自宅までおっかなびっくりバイクを転がして来たが、CB1300スーパーボルドールの乗りやすさ、安定した走りは驚くべきもので400Xよりもはるかに乗り易いバイクだった。そして名古屋に行ったのを皮切りに北陸、近畿などを走り回った。泊りがけのツーリングももう10回以上、その間、立ちごけしたりいろいろあったが、CB1300スーパーボルドールはいつも乗り易い安定した走りで楽しませてくれた。


遅い、重い、面白くないなどと揶揄する意見もあるが、どうして恐るべき速さを誇るとんでもないモンスターマシンだ。今日は店で「次の点検パックどうしますか」と聞かれたので「次はバイクから降りるかもしれない」と言ったら「そんなこと言わないでぜひ乗り続けてください。大きいバイクできついならNC750などミドルクラスもありますから、・・。」と言われたが、僕にはバイクと言ったらCB1300スーパーボルドールしかない。


このバイクがきついと思ったときはバイクを降りる時なのかもしれない。あの重さに負けないように体を鍛えよう。惚れたものの弱みかなあ。でもCB1300スーパーボルドール、バイクの中のバイク、”King of Bikes” だねえ。

Posted at 2017/02/27 19:13:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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