東京都議選(4日投開票)で再選を果たした地域政党「都民ファーストの会」の木下富美子氏(54、板橋区選挙区)が、選挙期間中に無免許運転(免許停止中)で人身事故を起こしていたことが発覚し、同会を除名された。ネット上は、木下氏への怒りの声であふれているが、積極広報しなかった警視庁に対しても、有権者の重要な判断材料を奪ったとして、不満が高まっている。
《何故、選挙前に報道していただけなかったのですか?》《これぞ上級国民》《ゆる過ぎ 一般国民なら逮捕では》《警察もコイケに忖度(そんたく)しますわな》《やっぱ最近の日本てちょっとおかしい》
夕刊フジの公式サイトzakzakや、編集局公式ツイッターなどには、警視庁が事故そのものを公表しなかった対応を疑問視する意見が寄せられている。事故が投票直前(2日)だっただけに疑念が生じるからだ。確かに、ネットで「無免許」「人身事故」で検索すると、各県警による発表記事が出てくる。
夕刊フジは6日、警視庁広報課に電話で聞いた。
まず、なぜ広報しないのか?
同課の担当者は「県警によって温度差もあるだろうが、警視庁は無免許運転があっても、基本的に発表していない。理由は公表していない。今回は逮捕もしていない。逆に今回だけ発表すると、『なぜ今回だけ?』となる。未発表であっても、警視庁記者クラブ加盟社には、問い合わせがあれば、しかるべき所で対応している」と語った。
では、どんな場合に広報しているのか?
同課は「広報の基準はケース・バイ・ケース。事案の軽重で判断する。『当事者が都議だから発表しろ』とはならない。(当事者の)立場により、決めているわけではない」「今回はあくまで通常通りの対応をした。今後、広報するかは今のところ予定していない」と答えた。
今回の警視庁の対応をどう見るか。
日本テレビ系番組「行列のできる法律相談所」で知られる菊地幸夫弁護士は「有権者としては『事故を知っていたら投票しなかった』という人も多いだろう。一方で、木下氏にも言い分もあったかもしれず、警視庁は慎重に対応したようだ。ただ、今回の事故は(無免許で人身事故と)悪質だ。個人的には『情報を出してもやむなし』とも思う」と指摘する。
政治評論家の伊藤達美氏は「警視庁は事故を公表すべきだった。一般人と現職都議の候補者を同一に論じるのはおかしい。有権者がどんな候補者かを知る機会を妨げた。小池百合子都知事に配慮したと疑われても仕方がない。警視庁が『1つを公表すれば、他も全部公表せざるを得なくなる』と言うのは言い訳に過ぎず、論理のすり替えだ」と語っている。
何で免停になってどうしてその期間中に車を運転したのか知らんけど免停になるということはそれなりの重大な違反をしていたんだろうし、免停期間は本人も熟知しているだろう。それを敢えて運転して人身事故を起こしたというのは相当に悪質だろう。免停になるような違反だけでも議員としては大問題だろうし、その違反だけでも広報ものではある。警視庁がこの事故を広報しなかったのは選挙期間中のために都民ファーストから選挙妨害と抗議を受けることを嫌ったんだろう。それ以外には考えられない、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2021/07/07 18:18:08 | |
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