ロシア軍参謀本部は「作戦の第1段階の任務は総じて達成された」とし、ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の「解放に集中することが可能になった」との考えを表明。「戦争目標縮小の兆候」との指摘も出ている。米国のバイデン大統領は、ウクライナに隣接するポーランドを訪問し、駐留米兵を激励した。日本時間26日などの動きをまとめた。【デジタル報道センター】
◇避難先の劇場空爆「死者300人以上」 マリウポリ市議会が発表
ウクライナ南東部マリウポリの市議会は25日、ロシア軍の空爆を受けた劇場について、複数の目撃情報に基づき、死者が約300人に上るとの見方をネット交流サービス(SNS)上で発表した。劇場は16日に空爆を受けた。
◇フランス、マリウポリの市民避難支援を計画 トルコやギリシャと
フランスのマクロン大統領は25日、マリウポリから市民を避難させる人道支援活動を、トルコやギリシャと計画していることを明らかにした。
◇露軍、ウクライナ東部「解放」に集中と表明 戦争目標縮小か
ロシア軍参謀本部のルツコイ作戦総司令部長は25日の記者会見で、「作戦の第1段階の任務は総じて達成された」と述べ、親露派武装勢力が一部を実効支配する東部ドネツク、ルガンスク両州の「解放に集中することが可能になった」との考えを示した。露軍はウクライナ軍の抵抗に遭って首都キエフなどの攻略に手間取っており、「戦争目標を縮小させる兆候」(米紙ニューヨーク・タイムズ)との指摘も出ている。
◇露軍の死者1351人・負傷3825人 国防省が発表
インタファクス通信によると、ロシア国防省は25日、ウクライナ侵攻に伴うロシア軍の死者が1351人、負傷者が3825人に上ったと発表した。一方、北大西洋条約機構(NATO)はロシア軍の死者を7000~1万5000人と推定している。
◇バイデン氏、ポーランド訪問 駐留米兵を激励
バイデン大統領は25日、ウクライナ国境から約60キロのポーランド南東部ジェシュフを訪れ、駐留する米兵らを激励した。米兵を前にした演説で、世界は民主主義と専制主義の戦いのまっただ中にあるとし「ウクライナの人々を助けるだけでなく、民主主義が優位に立つことができるかが問われている。みんなの活動が非常に重要だ」と訴えた。
◇NATO、生物・化学兵器対策支援
ウクライナ情勢を巡る24日のNATO緊急首脳会議はウクライナに対し、生物・化学兵器や核兵器への対策で支援することで合意。ロシアの脅威に長期的に対抗するため、東欧4カ国への部隊新設など欧州東部の防衛力強化を進める方針を決めた。
◇露軍、北方領土で3000人超が演習
ロシア軍は25日、クリル諸島(北方領土と千島列島)で3000人以上が参加する軍事演習を開始したと発表した。ロシア外務省が21日に北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉を中断すると発表した後、現地での軍事演習は初めて。
◇日本3メガバンク、ロシア最大手銀行とドル取引停止
米国の金融制裁に伴い、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクグループが、ロシア最大手銀行のズベルバンクとのドル決済や送金などの業務を停止することが26日、分かった。ドル取引に絡む米国の規制に抵触するためで、日本企業とロシア間のエネルギーなどの貿易決済に影響が出る可能性がある。
西側とロシア側でロシア軍の損耗状況が大きく隔たっているが、ロシアの侵攻目的が東部の2共和国支配地域の完全確保に変更されたと言うことは相当な損害を出して苦戦していると言うことだろう。またロシア軍の将官7名が戦死していると言うのもロシア側に与える衝撃は大きいだろうし、軍の指揮系統や兵士の士気にも影響するだろう。また装備も相当数を失っているようでその補給もうまく行っていないようだ。このまま軍事作戦を縮小して東部2共和国の支配地域の確保で終了してくれればいいのだが、その後のロシアはどうなるだろうか。また西側の経済制裁もじわじわとロシアの首を絞めつけているのだろう。1日も早く休戦が成立してともかくもウクライナに平和が訪れるといいのだが、戦後復興も大きな問題にはなるだろう。プー公の野望のためにウクライナ、ロシアともに大きな犠牲を払ったが、もうこの辺で終わりにしてほしいものではある。もちろんプー公を追放しての話だが、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/03/26 18:57:18 | |
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