
ウクライナ軍によると26日、南部のへルソン地方でロシア軍が態勢を強化しているとみられ、激しい戦闘が起きる可能性があるという。前線の部隊の関係者は、ロシア側で動員された新兵が前線に送り込まれているようだと話す。一方、ロシア政府はプーチン大統領の指揮の下、核戦力部隊による演習を実施した。演習は定期的なものだが、このところロシアはウクライナ側による放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」の使用に言及していることから、国際社会の注目が集まった。ウクライナの国土を二分するドニプロ川の河口にあるヘルソン州、ここでの戦いがウクライナ南部におけるロシア軍の支配を弱めることができるか、重要なカギを握る可能性がある。ロシア軍は防御を固めていると、現場の兵士は語る。
前線部隊の兵士
「ロシア軍は態勢を変えつつある。多くの新兵を投入して側面を強化し、たくさんの塹壕を築いているとの情報を入手した。彼ら(ロシア軍)はわれわれの空軍や砲兵部隊、兵士を恐れている」
ウクライナ兵によると、このところ減少していたロシア軍の砲撃が前線の一部で再び強まっているという。また傍受された無線によると、動員されたばかりの新兵が前線に送り込まれているようだ。緊張が高まる中、今週NATO(北大西洋条約機構)とロシアの双方が、毎年行っている核戦力部隊の訓練を実施。
だがロシア側の演習に例年以上の注目が集まった。ロシアはこのところウクライナが放射性物質をまき散らす、いわゆる「汚い爆弾」の使用を準備していると主張している。これに対し西側は、主張には根拠がなくロシアがさらなる攻撃の口実にするのではとの警戒を強めている。ロシアの国営テレビは核攻撃への報復を想定した演習行う潜水艦や戦略爆撃機、ミサイル部隊の様子を放送した。
ウクライナ側は、同国に対する支援をやめさせるために西側を威嚇する目的でロシアが核の脅威を振りかざしていると主張。9月に前線でロシア軍の敗北・後退が始まって以来、プーチン大統領は予備役の部分的動員や、支配地域のロシアへの併合、さらには核兵器の使用を示唆するなど、紛争をエスカレートさせてきた。今月には新たな攻撃作戦も開始。ミサイルやイラン製のドローンでエネルギー関連施設が攻撃を受けたほか、ウクライナの広範囲で住宅や公園などが被害を受けた。
戦争はそれに巻き込まれたものすべてを不幸にする。ロシア兵も招集されて戦地になど行きたくはないだろう。ウクライナ兵やウクライナの住民はこんなことがなければ平和に暮らしていたことだろう。この戦争で一体どれだけの人が死傷し、どれだけの資産が破壊されたことだろう。全く無駄で悲惨なことではある。その責任はすべてプースケ一人にある。NATOの脅威などと言うが、NATOにはそんな余裕はないだろうし、意図もないだろう。NATOにしても自分たちのことで手一杯だろう。かつてのロシア圏諸国がNATO化していくのはロシアの力が弱まったことに加えてその政策に危険を感じたからだろう。それはロシアの内政、そして外交の失敗だろう。自らの失策を武力でカバーしようと言うこと自体間違っている。もういい加減に諦めればいいのだが、戦争は始めるよりもやめる決断をする方がはるかにエネルギーが必要だからまだ続くだろう。たった一人のために悲惨なことではある、・・(>_<)。
Posted at 2022/10/27 14:21:40 | |
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