能登半島地震の被災者向け支援物資を載せた在日米陸軍のヘリコプター「UH60」が17日、石川県輪島市の能登空港に到着し、カップ麺や紙おむつなどを入れた段ボール箱約100個を被災地に運び込んだ。米軍による物資輸送は防衛省が要請した。米軍の協力を得ることで、同省は自衛隊の輸送力を2次避難者の輸送支援に振り向けたい考えだ。17日は米軍のヘリ1機が同県小松市の空自小松基地と同空港の間を2往復した。荷降ろしは約40人の陸自隊員らが担当。物資は今後、2次避難者や県内の避難所に運ばれる。
能登空港では、被災地を視察中の木原防衛相が在日米陸軍航空大隊のニクラス・C・フランク中佐と握手を交わし、「困った時に助けてくれるのが真の友。トモダチ作戦の再現だ」と謝意を伝えた。米軍は2011年の東日本大震災の時は「トモダチ作戦」と称して三陸沖に原子力空母を派遣するなど大規模な支援活動を行った。18日には米軍ヘリ2機が空輸の任務にあたるという。
日米は80年ほど前に太平洋の覇権をかけて血で血を洗うような激戦を繰り広げた。不倶戴天の敵同士だったが、今ではお互いになくてはならない同盟国になった。日本は安全保障を米国に依存しているし、米国も西太平洋、東シナ海、インド洋の覇権確保には日本の存在が不可欠になっている。いわばお互いにその存立には欠かせない国同士となっている。地震災害での米国の支援も単に「お友達だから」と言うよりも相互の関係の深化、強化のためと言えるだろう。米国は自国の戦略の維持のために真に日本を必要としているようだ。日本もただ米国の支援を「まさかの友が真の友」などときれいごとを言うだけではなく米国との連携を軸にしっかりと戦略を立てて米国との関係強化、深化を心がけていくべきだろう、・・(^_^)v。
Posted at 2024/01/17 21:54:52 | |
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