
先週、家族に大きな心配事があり、一度は撮影を諦めかけていました。幸いにも事態が落ち着きを見せ、昨夜ようやくカメラを手にすることができました。
振り返れば、12月の撮影実習から数えて今回で3度目の訪問となる大阪ビジネスパーク(OBP)。 向かったのは、ビルの谷間を走る道を見下ろす陸橋の上です。まだ明るい16時半に現地へ入り、愛機EOS R6 Mark IIをマンフロット055に据えました。超広角レンズのファインダー越しに、刻々と色を変える西空を眺めながら、光のドラマが始まるのを静かに待ちます。ピント、ホワイトバランス、いずれもマニュアルです。
【夜景01】
黄昏の第一音
日没前、空にわずかに残る光とビルのシルエット。長秒露光の旅をここからスタートさせます。

FVモード ƒ/22 2 秒 14 mm ISO 50 16:42
【夜景02】
沈みゆく残照
オレンジ色のグラデーションが最も深まる瞬間。空とビルの明かりのバランスを繊細に探りました。

FVモード ƒ/20 2 秒 14 mm ISO 50 16:50
【夜景03】
14mmのパースペクティブ
超広角の歪みを活かし、ビルの谷間が迫りくるような迫力を強調。都会の密度を一枚に凝縮しました。

FVモード ƒ/22 6 秒 14 mm ISO 50 17:02
【夜景04】
光跡の産声
まだ街灯が灯る前、残照の中で車のライトが線になり始める頃。静かな街に「時間」が流れ込み始めます。

FVモード ƒ/22 8 秒 14 mm ISO 50 17:10
【夜景05】
ブルーモーメントの兆し
日が沈み空が深い青へと変わるマジックアワー。ND16を使い、露出を伸ばして光の質感を滑らかに整えました。

FVモード ƒ/16 6 秒 14 mm ISO 100 17:20
【夜景06】
光を纏うミスト
ブラックミストを投入。街灯が灯り始めた中、その光を優しく滲ませ、夜景に幻想的な潤いを与えます。

FVモード ƒ/16 20 秒 14 mm ISO 100 17:25
【夜景07】
重なる光の層
重層的に重なるビルの窓明かりと、路面を走る光跡。光の密度を一段ずつ高めていくプロセスです。

FVモード ƒ/16 25 秒 14 mm ISO 100 17:28
【夜景08】
夜の鼓動を待つ
交通量の少なさをカバーするため、露光時間をさらに延長。静かな道路に、確かな光の意志を描き込みます。

FVモード ƒ/16 30 秒 14 mm ISO 100 17:30
【夜景09】
往来する光跡
西行きの車両がすくないことに気づき、右側の東行き車線をメインに変更してみました。露光時間をさらに延長。映画のようなロマンティックな1枚。

BULBモード ƒ/16 47 秒 16 mm ISO 100 17:36
【夜景10】
鋭い光条のアクセント
フイルターを外し 絞り込んだことで現れる街灯の光条。柔らかな光跡の中で、鋭い輝きが画面を引き締めます。

BULBモード ƒ/16 51 秒 16 mm ISO 100 17:40
【夜景11】
至高の光跡、光の結晶
今回のベストショット。左右から中央へ収束する光跡のバランスが完璧な瞬間。赤と白の対比が夜を象徴します。車列が来るか来ないかは運まかせです。

BULBモード ƒ/16 76 秒 16 mm ISO 100 17:48
【夜景12】
巨塔の聳え
縦構図への切り替え。天を突くビルの垂直線と、地を這う光跡の水平線。
闇夜となったので思い切った長秒撮影をしました。

BULBモード ƒ/16 86 秒 25 mm ISO 100 18:05
【夜景13】静寂と躍動の終幕
3度目の挑戦を締めくくる最後の一枚。120秒の魔法が、冷え切った夜の空気に確かな熱量を残してくれました。

BULBモード ƒ/16 121 秒 26 mm ISO 100 18:11
撮影を終えて機材を片付けていると、指先はすっかり冷え切っていましたが、心にはどこか晴れやかな充実感が広がっていました。
特に、この日最後に辿り着いた120秒のバルブ撮影(夜景13)。 交通量の少なさを時間で補い、光を積み重ねることで、肉眼では決して見ることのできない「光の河」を路面に描き出すことができました。
3度目の訪問でようやく見えてきた、OBPの本当の表情。 一度は諦めかけたこの夜の光が、私にとって大切な再起の記録となりました。
撮影機材
カメラ:キヤノンEOS R6 Mark II
レンズ:キヤノンRF14-35mm F4 L IS USM
三脚:Manfrotto 055 PRO CABON MT055CXPRO3
雲台:SIRUI K-30X
レリーズ:キヤノンリモートスイッチ RS-60E3
フイルター:Marumi EXUS ND16
Kenko Black Mist No.1
最後までご覧いただき有難うございます!☺️
Posted at 2026/01/20 19:02:59 | |
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