
この度の熊本地震により亡くなられた方々に対し、謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
地上55階、高さ252メートル。大阪ベイエリアを一望する
「さきしまコスモタワー(大阪府咲洲庁舎展望台)」にて、撮影実習を行ってきました。
澄み切った昼の青空から、海面を黄金色に染め上げる劇的な夕暮れ、そして宝石をちりばめたような夜景へ——。時間の経過とともに刻一刻と表情を変える大阪港の情景は、どこを切り取っても絵になる素晴らしいロケーションでした。
今回は、実習で撮影した20枚の写真とともに、その場の空気感や撮影時に意識したポイントを振り返ってみたいと思います。
先生からのアドバイスはこちらです。
・万博跡地はもうほとんど更地になっています。
・三脚は低いままで使ったほうがいいです。
・ガラスに角度がついているので、レンズを近づけてください。
・光と影や入道雲も取り入れてください。
・PLフィルターも活用してください。
・絞りはF11、F16、マイナス補正をしてください。
・パソコン上でコントラストを少し上げると雲がくっきりします。
・ホワイトバランスは太陽光から曇り、日陰と変化させてください。
・暗くなってきたら室内光の写り込みに気をつけてください。
・三脚使用なのでISO感度は400で十分、夜は動く船などは6400まで上げます。
・スローシャッターで光跡を撮る場合はISO感度は50まで下げてください。
・免震構造のビルなのであまり長秒撮影するとブレるので気をつけてください。
01. 実習開始。コスモタワー展望台から、北側の大阪港を一望。手前のシャープなビル、コンテナターミナル、そして奥に霞む明石海峡大橋まで、ベイエリアの広大さを広角で捉えました。
02. 密集する都市のビル群の向こうにそびえる、あべのハルカス。望遠レンズの圧縮効果を使い、都会の密度と、その背後に控える生駒山系の山並みを一つのフレームに収めました。
03. 複雑に絡み合う阪神高速のジャンクション。都市の動脈のような道路網の曲線美と、その奥に整然と並ぶ大阪中心部のビル群。都会のエネルギーを感じます。
04. 東側に目を向けると、遠くにPLの塔を望む空に巨大な積乱雲が。夕暮れを控えた、少しドラマチックで、どこかノスタルジックな空の表情を、都会の風景とともに切り取りました。
05. 天保山の大観覧車を背景に、大阪港を行き交うコンテナ船とタグボート。水面の質感と、船が描くウェイク(波跡)がポイントです。
06. メルヘンチックなデザインが特徴の「舞洲工場」とタワー。まるでテーマパークのような産業施設の意外な一面を、夕前の空気感の中で捉えました。
07. 傾き始めた太陽が、海面をキラキラと照らす。強烈な逆光が生み出す光の道と、そこを横切る貨物船のシルエットに焦点を当てました。
08. 夕暮れが深まり、海が黄金色に染まる。黄金のキャンバスに描かれた、貨物船と波跡のシンプルなシルエット。静寂と力強さが共存する瞬間。
09. 遥か彼方に霞む、明石海峡大橋。海霧に煙る瀬戸内海の風景を望遠で捉え、その距離感と広大さを表現しました。
10. 足元を通過する大阪メトロの車両基地。色とりどりの車両が並ぶ様子は、まるでジオラマのよう。俯瞰撮影ならではの視点です。
11. 夕日を浴びる、解体中の夢洲・万博会場。残された特徴的な木造大屋根リングの構造体が、黄金色の光の中に浮かび上がりました。
12. マジックアワーの始まり。黄金色の海面を疾走する船。船が描くV字型の波跡が、光る水面に力強いラインを刻みます。
13. 露出を切り詰め、光の輝きと影の深さを強調。黄金の海に浮かぶ船と、遠く霞む都市のシルエット。光と影のドラマチックな共演。
14. 黄金色の光に包まれる、夕暮れの港。赤い”鉄のキリン”の群れと、奥に見えるビルのコントラスト。工業地帯の造形美が際立ちました。
15. ついに夕日が沈む。西の空に残る燃えるようなオレンジ色と、黒い山並みのコントラスト。雲が夕日を隠す瞬間を捉えた、印象的なラストシーン。
16. 夜の帳が下りる。緑色にライトアップされた天保山の大観覧車が、ベイエリアに華を添えます。長時間露光で船の光跡も捉えました。
17. 宝石をちりばめたような、大阪の夜景。コスモタワーならではの俯瞰構図で、港湾部の暖色系の明かりと、奥に広がる都心部の夜景を捉えました。
18. 展望台から夜景を眺める人々。窓の外に広がる宝石のような街並みと、室内のほの暗い空間。シルエットがその場のロマンチックな雰囲気を引き立てます。
19. 深まる夜。港に入港するコンテナ船。船の明かりが、水面に長く、美しくリフレクションを描きます。
20. 実習の締めくくり。天保山の大観覧車と、青くライトアップされた天保山大橋。大阪ベイエリアを代表するランドマークの競演を、夜の静寂の中に捉えました。
さきしまコスモタワーからの眺望は、訪れる時間帯や季節によって全く異なる表情を見せてくれます。今回は夕景から夜景への移り変わりをじっくり楽しむことができました。
写真を通して、あの場所に立ったときの風の音や、黄金色に輝く海の雰囲気を少しでも感じていただけたなら嬉しいです。
皆様も機会がありましたら、ぜひ天空からの絶景を体感しに足を運んでみてください。
撮影機材
Camera:EOS R6 Mark II
Lens:RF14-35mm F4L IS USM
:RF24-105mm F4L IS USM
:EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
Filter:Marumi EXUS MarkII C-PL
最後までご覧いただき有難うございます!☺️