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2026年04月02日 イイね!

【試乗レポート】スバルの本気EV「トレイルシーカー」に触れて

【試乗レポート】スバルの本気EV「トレイルシーカー」に触れてついにスバルから、EV専用モデルとなる「トレイルシーカー」が登場しました。ソルテラを経て、いよいよ本格的なEV販売が始まるとのことで、期待を胸にディーラーへ足を運びました。





【伝統と革新の融合——アウトバックを彷彿とさせる佇まい】
まず目を引くのは、その堂々としたスタイリングです。アウトバックに通ずるSUVらしい力強さがあり、何よりフロントに配された六連星の最新デザインが実に格好良く、スバリストの心をくすすぐります。







【380psの衝撃。WRX STIを凌駕する異次元の加速性能】
コースに出てまず驚かされたのは、その加速性能です。
380psのデュアルモーターは伊達ではなく、0-100km/h加速は約4.5秒。試しに安全な場所でフル加速を試みましたが、愛車であるWRX STIよりも速いと感じるほどで、シートに背中が押し付けられる強烈なパワーを秘めています。

しかし、単に速いだけではありません。

緻密な制御: EVでありながら、微細なアクセル操作に対して非常に繊細に反応します。このあたりの「手の内感」は、実にスバルらしい仕上がりです。


【「大排気量V8」のような滑らかさと、低重心がもたらす上質な足まわり】
上質な乗り味: 加速の滑らかさは、まるで大排気量V8エンジンの高級車に乗っているかのよう。低速域ではふわりとソフトですが、高速域での安定感は抜群です。

低重心の恩恵: バッテリーを床下に積むEV特有の低重心により、コーナーでも不快なロールは皆無。20インチという大径タイヤ(ET-HSモデル)を履きこなすサスペンションの動きは、非常に上質です。


【EVでも揺るがない「0次安全」。広大な視界と自然なブレーキフィール】
EVになっても、スバルが大切にする「0次安全」は健在でした。
運転席に座ると、視界の広さと前方死角の少なさに驚きます。ボディサイズはそれなりに大きいのですが、この見切りの良さのおかげで、狭い道や車庫入れも驚くほど簡単でした。

また、特筆すべきはブレーキのフィーリングです。EV特有の回生ブレーキによる不自然さがなく、ガソリン車から乗り換えても違和感なく踏み込めます。悪路走破性を支える「X-MODE」も強力で、雪道や泥濘地での安心感は、まさにスバルAWDの血統を感じさせます。





【AWDの矜持。航続距離627kmがもたらす「旅」への安心感】
長距離ドライブを楽しまれる方にとって、EVで最も気になるのは航続距離でしょう。
今回の試乗車である最上級グレード「ET-HS」は、20インチのアルミホイールを装着した状態でも、WLTCモードで627kmの一充電走行距離を確保しています。

これだけの距離を走れれば、日常の移動はもちろん、遠方への旅行でも実用上の不安はほとんど感じないレベルに達していると言えます。

・効率的なAWDシステム:
一般的に四輪駆動(AWD)は電費に不利とされがちですが、トレイルシーカーは最初からAWDベースで開発されているため、駆動ロスを最小限に抑えています。結果として、強力なトラクションと長い航続距離を高い次元で両立させています。

・充電環境の進化:
ディーラーでの急速充電器設置に加え、近隣にはガソリンスタンドを上回る数の充電スポットが増えているとのこと。これなら集合住宅住まいの方でも、かつてほど充電環境を理由に諦める必要はなさそうです。






【フラッグシップとしての期待と、現実的な「選択肢」としてのEV】
・静粛性: 車内は極めて静かで、EVならではの快適な空間が広がっています。

・積載性: ラゲッジは633Lと大容量。アウトバック的な使い勝手を期待できます。

・航続距離: 20インチ装着のET-HSモデルで627kmを確保。ロングドライブも実用圏内でしょう。

唯一、少し残念だったのはインテリアです。パネル類にソルテラと共通のパーツが見受けられ、新しいフラッグシップとしての「新鮮味」という点では、もう一工夫欲しかったのが本音です。

そして、気になる価格ですが、セルフ見積もりをとってみました。





約700万円という価格は決して安くはありませんが、約120万円の補助金が出るとなれば、フォレスターあたりを検討している層とも競合する存在になるでしょう。


スバルが本格的に舵を切ったこの「トレイルシーカー」。
エンジン音はありませんが、そこには確かにスバルが培ってきた「走りの楽しさ」が息づいていました。


最後までご覧いただき有難うございます!☺️
Posted at 2026/04/10 14:25:00 | コメント(7) | トラックバック(0) | インプレ | 日記
2026年04月02日 イイね!

春霞の向こう側、いにしえの武将が愛した薄紅の花🌸

春霞の向こう側、いにしえの武将が愛した薄紅の花🌸今年も、奈良・宇陀の地に春の訪れを告げる「又兵衛桜」に会いに行ってきました。
戦国武将・後藤又兵衛の伝説が残るこの地で、石垣を背に堂々と枝を広げる樹齢300年の垂れ桜。その圧倒的な生命力と、周囲を彩る桃や水仙が織りなす「桃源郷」のような景色は、何度訪れても新しい発見があります。

今回は、新しいカメラバッグ「Vanguard VEO METRO S7L」と共に、フィルターとスローシャッターを交え、春の息吹を私なりの視点で切り取ってみました。

朝から多くの人で賑わう宇陀の里。あえてシャッタースピードを遅くし、行き交う人々を時の流れとして描くことで、三百年を生きる大樹の静かな佇まいを強調してみました。



2. 見上げれば淡いピンクの天蓋、足元には鮮やかな水仙。人々の喧騒も、この春の色彩の中に溶け込んでいくような錯覚を覚えます。








3. 石垣を覆い尽くさんとする枝垂れの迫力。背後に控える桃の花が、主役の桜の淡い色調をより一層引き立ててくれます。








4. 山の端から光が差し込み、桜のカーテンが立体的に浮かび上がる瞬間。暗い背景とのコントラストが、老木に宿る生命力を物語ります。








5. 石垣、桃、そして桜。この場所が「桃源郷」と呼ばれる理由が、この一枚の重なりに凝縮されています。








6. 黄色い前ボケの向こう側に、春の主役を据えて。幾重にも重なる石垣のラインが、視線を自然と又兵衛桜へと導いてくれます。








7. 川のせせらぎと共に楽しむ春。スローシャッターで水を滑らかに描き、里山全体が春の光に包まれる様子をワイドに切り取りました。








8. 春霞の中に浮かび上がるような、優しい描写を目指しました。隣り合う白桜との競演が、画面に清潔感を与えてくれます。








9. 光に溶けゆく桜。淡く、儚い。そんな春の記憶をそのまま形にしたような、幻想的なトーンに仕上げてみました。








10. 「今年も綺麗だね」と語り合っているかのように。満開の桜に包まれた横顔を、春の柔らかな光の中で捉えました。








11. 桜のカーテンに包まれて、何を思っているのでしょうか。柔らかな光とボケ味の中で、BEBEの穏やかな表情が際立ちました。








12. 陽光に透ける濃密なピンク。重なり合う花びらが作る色彩のグラデーションは、この時期だけの特別な贅沢です。








13. 石垣から空へと突き抜けるような圧倒的な存在感。見上げる視点からは、この老木が歩んできた時間の重みが伝わってくるようです。








14. まさに「滝桜」。地面へと届かんばかりに枝垂れる花の奔流が、宇陀の山々を背景に優雅な曲線を描きます。








15. 今まさに開こうとする蕾と、咲き誇る一輪。生命が繋がっていく瞬間を、柔らかなピンクの光の中に閉じ込めました。








16. 川沿いを彩る桜の回廊。枯れ色の草地と瑞々しい桜色の対比に、季節が確実に移ろっていることを実感します。








17. 春風に揺れる枝先。背景を優しくぼかすことで、一つひとつの花の細かな造形と、里山ののどかな空気感を共存させました。








18. 清らかな水音に桜を添えて。スローシャッターで描いた水の白糸が、桜の淡い色調に心地よいリズムを与えてくれます。








19. 水面が描き出すもう一つの春。鏡のような川面に映る淡いピンクを眺めていると、時間がゆっくりと流れていくのを感じます。





春の光と影、そして霞がかった空気の中に立ち尽くす、又兵衛桜。

石垣を背に堂々と枝を広げるその姿は、いにしえの武将の魂が宿っているかのように、厳かで、どこか儚げでした。

スローシャッターで切り取った人々の流れや、水面の揺らぎ。
足元を彩る水仙や桃の色彩。
そして、桜のカーテンに優しく包まれたBEBEの表情。

今回の視点で切り取った「又兵衛桜の春」は、私にとっても、移ろう季節の美しさを改めて感じる、かけがえのない時間となりました。

「春霞の向こう側」にある、三百年を生きる大樹の生命力と、この里山の豊かな風景。
写真を通じて、その穏やかで幻想的な空気感が、少しでも皆さんの心に届いたなら幸いです。

今年も、美しい春をありがとう。
また来年、この薄紅の花に会える日を楽しみに。


撮影機材
カメラ:EOS R6 Mark II
レンズ:RF14-35mm F4 L IS USM
    RF24-105mm F4 L IS USM
フィルター:Marumi EXUS MarkII C-PL
      Marumi EXUS ND16
      Marumi White Powder Mist
      Kenko Black Mist No.1
三脚:Manfrotto 055 Carbon 3段 / 雲台:SIRUI K-30x

最後までご覧いただき有難うございます!☺️
Posted at 2026/04/09 13:48:39 | コメント(13) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2026年04月01日 イイね!

脱・カメラバッグ沼。正解は「自分」の中にある♪

脱・カメラバッグ沼。正解は「自分」の中にある♪カメラバッグは既に10個以上。それでもなお「理想の一点」を求めて彷徨うのが、写真好きの性というものでしょうか。

これまでの私のラインナップは、カメラとレンズ1本だけの極小サイズか、9L、11L以上のショルダーバッグ、あるいはレンズ3本とボディ2台を詰め込む24Lの大容量リュックばかり。その中間にあたる「フルサイズミラーレスにLレンズ2本」という、街歩きスナップに最も適したコンパクトな選択肢が欠けていました。あと、背中側が開く20Lぐらいのカメラリュックも欲しかったんですよね。

巷で人気のバッグを調べ尽くしましたが、6Lでは足りず、10Lでは大袈裟。そこでミリ単位の寸法を割り出し、辿り着いたのが「7L」という数字でした。さらに、過酷な撮影現場で生命線となる「ペットボトルホルダー」の有無。

今回は、YouTubeレビューを網羅し、最終的には24Lのリュックにたくさんの機材を詰め込んでヨドバシカメラへ乗り込み、実機で「シンデレラフィット」を確認して迎えた、新たな相棒たちをご紹介します。




1. 街歩き用のスナップ撮影のお供は、こちらの「Vanguard VEO METRO S7L CM」にしました。2025年3月に発売された製品です。前面にもファスナー付きのポケットがあります。








2. 色はCM(アイボリー)とMG(バーガンディレッド)で悩んだのですが、実物を見てアイボリーに決めました。実物はアイボリーというよりサンドベージュっぽい色でした。








3. 背面はメッシュポケットと、タブレットが入るポケットがついています。








4. 気に入ったのは、このガバっと大きく開くメイン収納スペース。両サイドにポケットがあり、仕切りは単焦点レンズを2段重ねできるようになっています。








5. 24-105mm F4Lを装着したフルサイズミラーレスカメラと、70-200mm F2.8Lの望遠レンズが入ってしまいました! 普段の撮影なら、これで大体行けてしまいますね!








6. フラップの裏側にもポケットがあり、小物を入れることができます。最近の新しいバッグには、こうしたバッテリー収納に、充電済みの「緑」と使用済みの「赤」の印が入ったものが多いです。








7. バッグの底には三脚固定用のベルトがあり、上着などもぶら下げることができます。これを見るとトラベル三脚が欲しくなりますね~。








8. そしてポイントのペットボトルポケット。VEO METROでは、普段使わない時はポケットを収納できるようになっている優れモノです。








9. VEO METROはもともと撥水生地と止水ファスナーになっていますが、そこはさすがVanguard、レインカバーもついています。













10. もう一つのカメラバッグは、「Lowepro Flipside 400 AW III」です。カメラリュックの定番ですね。こちらはモデルとしては3代目。2021年4月に発売された製品です。









11. Loweproの黒い生地は、紫外線による経年劣化で赤っぽくなるのをよく見かけるので、今回はダークグレー生地を選んでみました。








12. 移動できる胸ベルトと、大型の腰ベルトがついています。腰ベルトをしてくるっと前に回せば、バッグを前に抱えてレンズ交換もできるとか。








13. 背中に当たる面が開いて中にアクセスするのが、このFlipsideの特徴。他のメーカーからも背面アクセスのリュックは出てきていますが、バッグの蓋にショルダーベルトがついているものなどが多く、セキュリティ面や強度で問題があるんですよね。やはり老舗の定番品にはかないません。








14. 試しにボディ2台、100-400mmの望遠、14-35mmの超広角、24-105mmの標準、45mmの単焦点を入れてみました。これでまだ、上の小物入れに余裕があります。また、背面フラップには15インチのノートPCが入ります。まぁ、あまり重たい機材は入れず、雨具とかフィルターとか細々したものを入れようかと思っています。








15. やはり大事なペットボトルポケットは、三脚入れと兼用です。出っ張っている上下には、耐摩耗性に優れたEVAバンパーが採用されているので、バッグを地面に置いても安心です。












こうして手元に並んだ、「Vanguard VEO METRO S7L」と「Lowepro Flipside 400 AW III」。

VEO METROの7Lは、実物機材を店舗でパッキングしてみた瞬間の「これだ」という確信に狂いはありませんでした。一方のFlipsideも、原点に立ち返り「背面アクセス」と「実用性」を優先したことで、撮影への集中力がさらに高まりそうです。

結局のところ、カメラバッグの価値を決めるのは「価格」でも「ブランド」でもありません。どれほど高価な品であっても、使いたいレンズが収まらなかったり、過酷な現場で喉が渇いた時にペットボトルが取り出せなかったりすれば、それは表現者にとってただの「不自由な荷物」になってしまいます。

私が今回、ミリ単位の寸法を割り出し、YouTubeのレビューを網羅し、そして実機を抱えて店舗へ向かったのは、バッグに「記号」ではなく「機能という信頼」を求めていたからです。

バッグ選びの沼は深いものですが、自分の撮影スタイルを「寸法」と「現場のリアリティ」で定義し直せば、自ずと答えは見えてくるもの。世間の評価やノイズに惑わされず、自分にとっての「唯一無二の正解」に辿り着いた時、ようやく本当の意味で沼から脱出できるのかもしれません。

新しい相棒を肩に、まずはこの春の光を切り取りに出かけたいと思います。
さて、最初のシャッターはどこで切りましょうか。

撮影機材
カメラ:EOS R6 Mark II
レンズ:RF24-105mm F4 L IS USM
ストロボ:スピードライト S270EXII

最後までご覧いただき有難うございます!☺️
Posted at 2026/04/07 13:32:38 | コメント(10) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2026年03月29日 イイね!

カフェうくっぴ最終日:8年間の感謝を込めて、BEBEと歩く最後のドッグラン♪

カフェうくっぴ最終日:8年間の感謝を込めて、BEBEと歩く最後のドッグラン♪3月29日はカフェうくっぴの最終日でした。この日をもって8年間の営業を終えることとなりました。

名残惜しい私たちはBEBEを連れてお伺いしました。






1. 訪れたのはランチの喧騒も落ち着いた頃であろう15時すぎ。当然のようにランチは売り切れでした。








2. 閉店を惜しむ常連のお客さんたちからお花が届いてました。(この後お花はこの2倍くらいまで増えることになります。)









3. 2代目看板犬のダー子とも今日でお別れです。お客さんが大好きだったダー子が閉店したら一番寂しがるんじゃないかってパパさんが話してました。








4. この「ありがとう」のしつらえはお店がしたのではなく、常連のお客さんがこそっとしたんだとか。何かみんなお店の端っこでしてるなぁとママさんが思って後で見たらこんな感じになってたそうで感動でした。








5. 幸いドッグランに誰もいなかったので、BEBEも最後のドッグランでのんびりお散歩。今回はRF35mm F1.8の並単レンズですが、いい写りをしてくれます。私のお気に入りの一本です。








6. このスロープも結局最後まで登れなかったね、BEBE。








7. 昔はここをよく走ったよね~。








8. いつもはワンコがいっぱいで、怖がりのBEBEは嫌がるんですけど、この日は誰もいない時間帯があってのんびりできました。








9. 普通に人間の目線で撮るとこんな感じ。ワンコを撮る際は、彼らと同じ目線になるようしゃがみ込まなければならないので、なかなか骨が折れます。








10. 運動の後はお店の中でのんびり~♪








11. ママさんがつくるミックスジュースも今日が飲みおさめです。








12. 今日のチーズケーキも、これが最後の一つだったそうです。ピント位置を変えて2枚撮ってみました。








13. ママさんお手製のケーキがもう食べられないと思うと寂しいです。ママさん、お料理上手だったなぁ。








14. 16時を過ぎると常連さんたちがどんどん来店してきて満員になりました。ドッグランもワンコだらけになりました。








15. 最後なので、パパさんが淹れるサイフォンコーヒーをもう一杯いただきました。コーヒーの味に詳しくない私でも、うくっぴさんのコーヒーの美味しさだけは格別だと分かります。これがもう飲めなくなると思うと、本当に寂しいですね。

コーヒーカップの縁にピントを合わせたつもりでしたが、何だかピンボケのように見えます。最後は涙で目が潤んでいたのだと、どうかご容赦ください。








16. うくっぴのパパさん、ママさんもしばらくのんびりしてまたダー子と一緒にあちこちお出かけされるんじゃないかと思います。近くですし、また同じワンコ友達としてお会いできるんじゃないかなって思います。今日までお疲れ様でした。お世話になり有難うございました。




撮影機材
カメラ:EOS R6 Mark II
レンズ:RF35mm F1.8 MACRO IS STM

最後までご覧いただき有難うございます!☺️
Posted at 2026/04/05 10:04:08 | コメント(8) | トラックバック(0) | ツーリング&ドライブ | 日記
2026年03月25日 イイね!

朝ドラの舞台へ!愛車R1で駆ける松江・ばけばけ紀行 その4

朝ドラの舞台へ!愛車R1で駆ける松江・ばけばけ紀行 その4朝ドラの舞台へ!愛車R1で駆ける松江・ばけばけ紀行 その3 の続きです。

島根県松江市の2日目は雨模様でした。山陰には「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるほどですので、ある程度の覚悟はしていました。

宿泊したビジネスホテルは最上階の6階の角部屋で、宍道湖と松江大橋が見渡せる素晴らしい眺望でした。お風呂が天然温泉だったのも嬉しかったですね。今回は島根県の旅行クーポンを利用し、約半額で泊まることができたのも幸運でした。

ホテルをチェックアウトし、朝食を食べに出発します。





1. 松江市内から車で15分ほど、宍道湖畔に佇むカフェ「Mrs.Martin(ミセス・マーチン)」に到着しました。ここは20代の頃、山陰出張の際によく訪れていた思い出のお店です。塗り替えはされているようですが、バブル期に流行った白い外観が今も綺麗に保たれていました。








2. ここの自慢は、大きな窓から望む宍道湖の絶景です。冬場は餌を求める水鳥たちがウィンドウいっぱいに飛び交い、それは見事な光景になります。

朝一番に入店した際は空いていましたが、続々と常連さんが訪れ、すぐに賑やかになりました。モーニングセットが700円というのも、今どき驚きの安さですね。








3. お店の方が「パンくずがあるから、撒いてみましょうか」と声をかけてくださいました。あいにく冬の水鳥たちは旅立った後のようで寄ってきてくれませんでしたが、真冬なら空中でキャッチするほど群がってくるそうです。

「最近はパン屋さんが耳をくれなくなったので、撒く機会も減りましたね」と、昔を懐かしんでおられました。








4. お店を後にし、小泉八雲と妻・セツも参拝したという出雲大社へ向かいました。辺りの山々には「古事記」に記された通り、雲が幾重にも湧き起こり、まさに「八雲立つ」出雲そのものの風景が広がっていました。








5. 大国主大神が国造りに悩んでいた際、海の彼方から現れた光り輝く玉。この光が自身の魂であると悟り、そのおかげをいただいて神性を養い、「ムスビの大神」になられたと伝えられています。








6. 久しぶりに訪れた出雲大社。しっとりと濡れた境内の空気もまた、趣があって良いものです。








7. ハーンが帰化の際に選んだ「八雲」という名は、出雲の枕詞「八雲立つ」から取られました。妻・セツの姓「小泉」と合わせ、この地への深い愛着が込められています。








8. 神楽殿に掛けられた注連縄は、長さ約13.6メートル、重さ5.2トン。間近で見るとその迫力に圧倒されます。








9. 1890年、八雲は外国人として初めて本殿への昇殿を許されました。当時の宮司・千家尊福らから厚い歓迎を受け、神聖な祭祀に深い感銘を受けたことが記されています。








10. あえてスローシャッターを切り、参拝客をぶらして写し込むことで、神域の独特な空気感を表現してみました。








11. 現在の名称が一般的になったのは明治以降のことで、それ以前は「杵築大社(きつきのおおやしろ)」と呼ばれていました。ドラマ「ばけばけ」でも、ヘブンとトキがこの神前で手を合わせるシーンが登場します。








12. 出雲大社の御祭神である大国主大神の鎮座する「御神座」は、参拝客のほうではなく、横を向いているそうです。国譲りの神話において、天照大神に迫られて無念の思いで国を譲った大国主大神の怨霊を閉じ込めるためという説を昔、歴史書などで読んだことがあります。








13. 多くの女神と結ばれ、子孫を増やした大国主大神。古事記に描かれるその姿が、縁結びのイメージを強めた一因とされています。








14. また神無月には、全国の八百万の神々が出雲に集まり、来年の収穫や人々の「しあわせ」のご縁(縁結び)について話し合う「神議り(かむはかり)」が行われるという伝承があります。この特別な会議の存在が、出雲大社が縁結びの聖地とされる大きな理由です。








15. 松江藩主・不昧公が愛した彩雲堂の「若草」と、門前の老舗ひらの屋さんの「縁結び箸」を購入しました。

このお箸が家族に大好評で、子供たちの分もすぐネットで追加注文。使い終わった箸を供養してくれるという心遣いも嬉しいですね。








16. 帰り道も雨でしたが、新しいPOTENZA(ウェット性能a)のおかげで、高速走行も非常に安定していました。立ち寄るSA・PAごとに、お土産がどんどん増えていきました(笑)。




最後に「ハイドラ」の記録を。ハイタッチの機会も少なくなったなと思っていた矢先、友人からサービス終了の知らせを受けました。ツーリングやイベントで重宝していただけに、非常に寂しい限りです。プライバシーの議論など背景はあるのでしょうが、旅の繋がりを支えてくれたツールが消えるのは残念ですね。







今回の旅は、ドラマの世界を追いかけると同時に、かつての自分自身の足跡を辿る「再会の旅」でもありました。

20代の頃に通ったカフェ、毎月のように訪れた松江の街並み。そして今、再び愛車R1と共にこの地に立ち、17,000歩も歩けるほどに回復した体でシャッターを切れたこと。そのすべてが、出雲の大神様が授けてくださった「ご縁」のように感じられてなりません。

雨に濡れた出雲大社の静寂を胸に、また明日からの一歩を大切に踏み出していこうと思います。

島根、やっぱり私にとっての「アナザー・スカイ」でした。
全4回にわたる長編にお付き合いいただき、本当に有り難うございました!😊



撮影機材
カメラ:EOS R6 MarkII
レンズ:RF14-35mm F4 L IS USM
    RF24-105mm F4 L IS USM
    EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
フイルター:Kenko Black Mist No.1
      Marumi EXUS MarkII C-PL x 2

最後までご覧いただき有難うございます!☺️
Posted at 2026/04/03 14:59:10 | コメント(7) | トラックバック(0) | ツーリング&ドライブ | 日記

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何シテル?   04/10 23:07
水平対向4気筒エンジンにちなんだHNで”FLAT4(フラットフォー)”と申します。 お出掛けと写真と愛車メンテの記録が中心です。 2006年にみんカラを...

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