
例年とは異なる心持ちで迎えた2026年。 新春の清らかな空気に触れたくなり、愛犬BEBEと共に
春日神社へ足を運びました。
境内に掲げられた大きな絵馬には、「飛躍」の二文字。 立ち止まって眺めていると、焦らず、一歩ずつ地を踏みしめて進んでいこうという静かな勇気が湧いてくるようでした。
派手なことはできずとも、日々の何気ない景色の中に宿る光を、丁寧に見つめていく一年でありたいと思います。 本日は、そんな初詣の風景をいくつかご紹介させていただきます。
1.
「新春の輝きを纏って」
画面いっぱいに広がる鮮やかなピンクのサザンカを、あえて手前の一輪にのみピントを合わせ、背景を大胆にぼかすことで、花の生命力を強調しています。青空とのコントラストを活かし、寒さの中にも確かな春の予感を感じさせる、トップバッターにふさわしい一枚。
2.
「小春日和の囁き」
密集して咲く小花を、右下がりの対角線構図で配置。背景をグレイッシュに落とすことで、中心の黄色い花芯が浮き立つように計算しました。
3.
「冬の灯火」
南天の赤い実。あえて主役の実を右側に寄せ、左側に荒々しい樹皮を配置した「静と動」の対比を表現してみました。背景の緑のボケが、赤をより鮮明に引き立ててくれました。
4.
「凛として、冬のエリカ」
縦に伸びる花のラインを縦構図で強調。ピントが合っている部分から、上方へ向かって溶けていくようなボケ味が、見る方の視線を上へと導きます。まるで空に憧れているかのような、情緒的な表現にしてみました。
5.
「足元の春を探して」
低い位置に咲く白い花を、俯瞰気味に捉えた一枚。葉の影が落ちることで「その場の光の状況」が克明に写し出されました。自然なままの美しさを尊ぶカットです。
6.
「静寂の参道」
三が日を過ぎた境内は人影も疎らで、静寂に包まれていました。画面右奥の拝殿へと続く砂利道の奥行きを強調。手前の松の枝を暗く落として額縁のように使い、光の当たる拝殿へと視線を導く、クラシックで端正な構図を狙いました。
7.
「見上げる冬空」
石鳥居の重厚な質感と、透き通るような青空の対比。あえて下から見上げるアングルで、石灯籠や木々の高さを際立たせ、神域の持つ「垂直方向の広がり」を意識しました。
8.
「龍の守る水」
竹の緑、龍の青銅色、そして底に沈む色とりどりの石。多色な被写体を、龍の瞳にピントを絞ることで引き締めました。冷ややかな水の流れが、心身を清めてくれるようでした。
9.
「彩りの連なり」
手前の青い提灯を主役に据え、奥に向かって色が滲んでいくボケの階調を表現。神社の伝統的な風景の中に、現代的な色彩感覚を取り込もうと試みました。
10.
「初詣の相棒」
拝殿の荘厳なボケを背景に、BEBEの穏やかな表情をクローズアップ。この子と一緒に新しい一年を迎えられた喜びを、柔らかな光の中で切り取りました。
11.
「門出を祝う色彩」
門松に添えられた南天の赤と葉牡丹の白。垂直に伸びる竹のラインを左側に配置し、背景の拝殿を大胆にぼかすことで、正月の縁起物が持つ鮮やかな色彩と質感を浮き彫りにしました。
12.
「境界の向こう側」
石鳥居の重厚な横一文字を前ボケとして使い、その隙間から奥に鎮座する朱色の社殿を覗き見る構図です。神域の深まりを感じさせる、レイヤーを意識した一枚です。
13.
「神牛の眼差し」
撫で牛の角と瞳に鋭くピントを合わせ、鈍く光るブロンズの質感を強調しました。背景にある絵馬掛けの赤をぼかすことで、被写体の存在感をよりドラマチックに引き立てています。
14.
「陽だまりのまどろみ」
抱っこされたBEBEの穏やかな表情をクローズアップ。背後に広がる朱塗りの鳥居を、光の粒のようなボケとして処理することで、新春の暖かな空気感とともに愛犬を優しく包み込みました。
15.
「薬師如来様への祈り」
境内の一角に祀られた薬師如来様へ、持病との向き合いに、静かな光が差すことを願って。あえて手前の灯籠を大きくぼかし、御堂の奥へと視線を導くことで、心の内にある祈りが薬師如来様へと届くような、奥行きのある構図を意識しました。
16.
「朱のリズム」
連続する鳥居の笠木を、斜めのラインで切り取りました。規則正しい構造美と、冬の澄んだ青空への抜け感を強調したグラフィカルな視点の一枚です。
17.
「BEBEと共に、飛躍を誓う」
力強い干支の絵馬と「飛躍」の文字を背景に、大切な家族であるBEBEを抱き上げ、新しい一年の幕開けを記録しました。
18.
「御恵(みめぐみ)の言葉」
「大吉」という結果以上に、そこに記された「苦悩の日々も去り」という一節を、自分自身へのエールとして鮮明に記録しました。指先の質感を出すことで、その言葉をしっかりと受け止めた実感を表現しています。
今回の初詣では、昨年末新しく手にした
RF45mm F1.2 STM の実力を試すべく、あえて日中の屋外で
ND64 という非常に暗いフィルターを装着して撮影に臨みました。
「
F1.2」 という絞り値の圧倒的な明るさを再確認すると同時に、日中の強い光の下でそのボケ味を最大限に引き出すためには、NDフィルターがいかに不可欠であるか、改めて身をもって学ぶ良い機会となりました。機材の特性を理解し、表現のために光をコントロールする面白さは、やはり写真の醍醐味ですね。
新年のはじめ、神域の澄んだ空気の中で手を合わせ、静かに祈りを捧げました。不思議と心が穏やかに、そして透き通っていくのを感じるひとときでした。
最後に受け取った温かな言葉を道標に、BEBEと共に、一歩ずつ地を踏みしめて進んでいける一年にしたいと思います。
皆さまにとっても、幸多き一年となりますように。
撮影機材:
カメラ:キヤノン EOS R6 MarkⅡ
レンズ:キヤノン RF45mm F1.2 STM
フイルター:マルミ EXUS ND64 NDフイルター
最後までご覧いただき有難うございます!☺️
Posted at 2026/01/08 18:07:30 | |
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史跡めぐり | 日記