
今回の撮影実習テーマは前回お話した「とめる、ぶらす」。
動体撮影を目的に兵庫県の尼崎センタープール、尼崎競艇場に行ってきました。
尼崎センタープール前駅という駅があるくらい電車のアクセスがいいのですが、自宅からだと車のほうが早いのでレガシィで行って近所の1日800円の駐車場にとめました。
動体撮影というとサーキットや空港、競馬場などもありますが、競艇場は近いということと、1回のレースは1日に12レース、短い時間の間隔で1レース3周の周回数で行われるということで、撮影の練習には適しているようです。
当日先生から教えていただいたカメラのセッティングを記しておきます。
カメラのセッティング 流し撮り
・撮影モードは「シャッタースピード優先(TV)」
動きを止めるなら1/1000秒~1/500秒
流すなら1/60秒→1/30秒→1/15秒
・ISOは「オート」
・AFモードは動体予測(AIサーボ)
・連続撮影
・測距選択は「自動」
・ホワイトバランスは「AUTO]
・ファインダー内の撮影枚数に注意!
一度に連写できる枚数が表示される。
・アクセスランプに注目!
点滅中はカメラの操作は不可。電源のONOFF、カードの取り出しなどは厳禁。
・望遠レンズを使用。
1.被写体を止める位置を、自分の中ではっきりイメージする。
2.設定したシャッター速度を意識する。
※遅いほど、難易度が上がる。
3.シャッターを切る前に半押しのまま被写体を追いかける。
4.転回の際に軸がブレないことと、カメラの水平を意識する。
5.被写体が来たらスピードを合わせ、優しくシャッターを切る。
6.被写体が行きすぎた後、ファインダー内で見送る。
好天時にシャッタースピードを遅くする場合はPLフイルターやNDフイルターを使用するとより遅い数値に設定ができるようになります。
今回は先生のアドバイスもあって、撮影枚数を稼ぐためにRAWではなくJPEGで撮影してみました。
上記の設定にしてピクチャースタイルは「忠実設定」、レンズはEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。
載せてる写真はすべて撮って出しです。
1 最初は無難に速いシャッター速度からはじめます。

露出時間 1/1000 秒
2

露出時間 1/1000 秒
3 ちょっとシャッター速度を変えてみます。

露出時間 1/60 秒
4. いわゆるピットみたいなところが横一線に並んでいます。

露出時間 1/30 秒
5. 1枚目の写真とくらべてブラしている感じがわかりますか?

露出時間 1/30 秒
6.

露出時間 1/30 秒
7. コーナーでいうツッコミ。ボートはドリフトさせて減速させてるんですね。

露出時間 1/1000 秒
8 やっぱり逆ハンを切っているのでしょうか?(^^)

露出時間 1/1000 秒
9. 少し下のほうが空間が空いてしまった。トリミングするべきか。
露出時間 1/1000 秒
10
露出時間 1/1000 秒
11 ブラしてみたなかではカッコよくスピード感が出たかなぁと思います。
露出時間 1/30 秒 焦点距離 400 mm
12 1/30秒の流し撮りはけっこう被写体が小さくて難しい・・・。
露出時間 1/30 秒 焦点距離 400 mm
13
露出時間 1/1000 秒
14 水面のスタートラインで走りながら横一線に並んだ瞬間!

露出時間 1/1000 秒
15
露出時間 1/60 秒
16 唯一の1/15秒で成功した写真かも・・・。結構なスピード感がありますね!

露出時間 1/15 秒
カメラがEOS6Dということもあって動体撮影は苦手な分野になりますが、頑張って撮りました。6Dは連写が毎秒4.5コマですが第1レースから第8レースまでで1,000枚を超えてました。当日は気温が38度とめっちゃ暑かったのでヘロヘロになり、レースが終わるごとに冷房のきいた屋内に逃げ込んでいました。
こういう撮影が多くなるとAPS-Cの7Dmark2や80Dの動体予測性能がうらやましくなります。今回も1/30秒や1/15秒の設定で数多くシャッターを切っていたのですが、最終的に写真を選んでみると失敗ばかりで、結果1/1000秒の物が多いですね。高速シャッターの写真も水しぶきが激しく飛んでカッコいいと思うのですが、スローシャッターでブレブレでもピントに芯のある写真がもっと撮れるようになりたいなぁと思います。
最後までご覧いただき有難うございました。
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カメラ | 日記
Posted at
2016/08/27 15:21:24